《シンセンにある最大の客家住居》

2007年2月10日

私がことのほか古い建造物に興味があり客家の土楼に感激したことを知っている友人が、『なんとシンセンに最大の客家住居があるんだ、明日にでも見に行こう』と言って雑誌の切り抜きを見せました。
中国南方航空の機内誌に載っていたそうです。

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シンセンの龍崗へ行けば分かるだろうと安易に考えて車を走らせたのは間違いでした。中小の工場が密集している龍崗です。住民の多くは地方からの出稼ぎ労働者、尋ねても怪訝な顔をされるだけ。迷いに迷って或る学校の門の守衛に訊いて辿り着けたのは幸いでした。
内部に入ってみました。
まるで迷路です。
最盛期には何家族がこの中で生活をしていたのでしょうか・・・

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確かに規模の大きな建造物なのですが、建築が19世紀の前半であり比較的新しいことにに加えて煉瓦が基本の部材になっています。
福建省の山間部の土楼を既に踏破している私にとっては、面白いものではありませんでした。

結論ですが、わざわざ訪れる必要はないでしょう・・・

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シンセンは香港の直ぐ北に位置する《経済特区》で名高いところ。
既に開発がし尽くされて巨大な世界の工場に変貌し、新しい工場の用地すらないと理解していたシンセンに最大の客家住居が現存しているなんて俄には信じられません。
でも記事を読んでみると確かにシンセンです。それも仕事で行ったことがある龍崗(Long Gang)という地区にあるというのです。
とにかく行ってみることにしました。

なんとか探し当てました。
これは正面の右手から見たところです。
『鶴湖新居』というのがこの住居の名前のようです。
門の右手には、シンセン市龍崗客家民俗博物館
というプレートが・・・
門票(入場料)は10元ですから高くはありません。
これが門票です。
裏面の全景図でその大きさが窺い知れます。

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内部の一角に、多くの人物のパネルが掲げられていました。
訊ねてみると、客家出身の著名人とのこと。
私がわかった以下の三人でした。
シンガポール建国のリ・カンユー
タイガーバームの生みの親
である胡氏
三民主義の孫文
これらの方々は客家出身だとのこと。
とはいうもののご興味をお持ちになられた人もあるかもしれませんので、ここのパンフレットを掲げておきます。
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