《天津・狗不理(Gou Bu Li)》

『天津』は北京・上海・重慶と並ぶ中央政府の直轄市です。
19世紀に列強諸国の租界地となったことから今でも多くの西洋風の建造物が見られます。
それらもじっくりと見たいと考えていたのですが、中国のめざましい近代化・発展で多くの高
層ビル群に埋もれてしまっています。いいアングルで写真が撮れず諦めました。

さて、天津名物で最大の物は『狗不理(Goubuli)』という肉饅頭です。
町中至る所に多くの『狗不理』という看板を見掛けました。同行の友人が昼食は狗不理に
しようというのでそれに賛成しました。ホテルからタクシーに乗って向かったのですが直ぐに
現れた狗不理の店を通り過ぎます。次も、その次も通過です。どこへ行くんだと訝る私に友
人は本家本元へ行くと言いました。

これでおしまいです。天津には観光名所は多くありません。それでも『古文化街』という古鎮を模した一角があり、しきりに宣伝しています。勿論、行きましたが建物も完全に修復されていて、単に近代的なショッピングストリートに過ぎないというのが私の感想です。結論は行く価値なし、です。

また、『狗不理』の包子・饅頭ですが、まあまあという程度の味でした。これぐらいなら上海にも、広東省にももっともっと味のよい包子がいっぱいあります。まあ名物だから食べておかないと話にはなりませんが・・・

2007年3月9日

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では、「狗不理(犬も相手にしない)」との意が、なぜ付けられたかいうことが次のテーマです。私は中国語が出来ませんので店のロビーのプレートも理解できません。そこで調べてみると・・・・。清の光諸年間、天津の候家店に包子専門店があり、主人の名は高貴友、幼名を「狗子」と言いました。この主人がつくる包子が大変な人気を博し、ひとりで販売するにはとても手が回らなくなったため、とうとう主人は、お客が自ら茶碗のなかにお金を入れ、金額に相当する包子をそのなかに入れる方法で販売することにし、その間、主人は一言も言葉を発さなかったそうです。人々はそのことをからかい半分で「狗子売包子一概不理」(狗子は包子を売るときには一切客の相手をしない)と言ったため、「狗不理包子」という名が付けられたとのことです。
 

天津名物として知られる肉まん「狗不理」の日本での商標権をめぐる問題が、このほど実質的な解決にこぎつけました。天津の狗不理集団は21日明らかにしたところによりますと、日本で12年前に「狗不理」の商標を登録していたダイエーは、すでに同商標を自ら放棄しており、狗不理側は日本で同商標の新規登録手続きを完了しています。

 同案件で狗不理側の代理を務めた天金商標事務所の米阿前所長によりますと、日本の法律規定では、ダイエーが登録した同商標の有効期間は2005年7月31日まででしたが、ダイエー側は延長手続きを行わず、自主的に同商標を放棄した形となりました。一方、狗不理側が行った登録申請は、すでに経済産業省特許庁の審査を通過し、証明書の発行待ちの段階ということです。

 狗不理集団の前身である「天津狗不理包子飲食集団公司」は1980年代、ダイエーとの協力により、日本に「狗不理」の支店を開設しました。しかし日本での商標登録が行われていなかったことから、後にダイエーが1993年、同商標を無断のまま自社名義で同商標を登録しました。この行為が人々の反発を呼んだことから、ダイエーは同商標を無条件で狗不理側に譲渡することを提案していました。一方、商標の譲渡を受けることはダイエーを本来の商標所有者と認めることになるとして、狗不理側が同提案を拒否しました。ダイエーによる自主的な商標の登録抹消と、狗不理による商標の新規登録という形での決着を求めました。しかし、ダイエーはこれを拒否していました。  (「人民網日本語版」より)

いかにも『元祖』、『総本店』という雰囲気です。
早速入店すると立派なロビーがあり、店の由来を記した大きなプレート
が掲げられていました。

テーブルに案内されました。

多くの種類の包子がありますが、我々は二人だったので2種類しかオーダーしませんでした。

これは最もポピュラーな豚肉包子。つまり、肉饅です。

これは海鮮包子。赤い印で違いが判るように配慮されています。

友人がオーダーしてくれたのは、付け合わせとして野菜の類と豚の腱。(ゼラチン質が
多く含まれています)
加えて定番のビール。何と店のプライベートブランドビールさえあるのです。

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今回の旅から帰ってきて調べていると面白い記事を見つけました。
そのまま引用します。

写真を撮ったりしていたら女店員が小さなカードを持ってきてくれました。