《梧州へ行く(Part 1)》

2010年3月19日

これは、《陸路中越国境へ行く》の続きです。

戻る

さて、結果的に3月18日に南寧から中越国境の《友誼関》へ日帰りすることなってしまいましたが、問題は
その後どうするか、です。そのまま鉄道で出発点だった《広東省東莞》へ戻るのは芸がなさすぎます。思案
していると、昨日の早朝に南寧の駅で見た『南寧駅列車時刻表』を眺めていて思い当たったことを思い出し
ました。《梧州行き》という列車があり、あれっ!と思ったのです。

《梧州》バスターミナルの時刻表です。
《梧州》のバスターミナルを07:30に発車して《東莞総バスターミナル》に着いたのが13:30、
6時間のバス旅でした。そして、直ぐに市バスに乗り継ぎ、ほぼ1時間半かかって《橋頭》への
帰着は午後3時過ぎでした。

《梧州》で中断したこの旅、5月の初めに《梧州》へ戻って再開します。
トップ アイコン
かなり昔、2003年の7月に車をころがして、友人と桂林へ行きました。
その時に梧州を通過し、ホテルで昼食をとった記憶があります。その時
の記憶では《梧州》は山の中で鉄道とは全く無縁だった筈です。
(この時の桂林行きに関してはこれをご参照下さい)
手持ちの地図を見てみました。《梧州》は広東省から広西チワン族自治区へわずかに入った最初
の町です。鉄道はありません。となると新規に線路が引かれたのかということになります。
こういう時に、《ネットブック》というのは便利なものです。
また、中国では大都市のトップクラスのホテルを除いてはネットが無料です。

『梧州』と『賀州』地域の交通概念地図をWeb上で見つけました。
これには鉄道が明確に
記入されていました。
更に『賀州』政府のHPに洛湛鉄路广西段開始通車という記事を見つけました。

不鮮明で申し訳ありま
せん。

白黒線が既設
鉄道、
赤の破線が計
画 or 建設中
の鉄道

要するに、2009年7月1日に開通との記述です。
南寧駅の時刻表です。(再掲です)
この内、 が『梧州』へ行く列車です。(『賀州』は『梧州』の先です)
そして、これが乗る予定のK9326の詳細
『梧州』まで442kmで65元(約900円)
もう完全に『梧州』へ行くモードになっていました。
当日、3月19日の朝に『南寧』駅に行き、この切符を入手して一旦ホテルへ戻りました。
そして、発車時刻の1時間前程度にホテルをチェックアウトして駅へ向かいました。
しばらく待合室(候車区といいます)で待って改札が始まればホームへ入ります。
ホームには既に列車が入線していました。ヨーロッパの鉄道に似たディーゼル機関車に牽引される
列車ですが、客車部分とデザインが一体化していることから一連の電車のように見えます。
座席は指定になっていますから、慌てる
必要は全くありません。

この列車は中距離の列車だからなのか
大きな荷物を抱えた乗客は少なく、身軽な
乗客が多かったように思えました。

いつもながら、車内に入ると気持ちが
うきうきとします。
そしていよいよ発車です。昨年の7月に開業した
新線はどんなだろうかと期待に胸が膨れます。
この列車の運行詳細情報です。
玉林までは、南寧へ来る時に通った
既存の広東省の広州と広西の南寧
を結ぶ幹線です。

『玉林』から先が新線ということになり
ます。
列車は『玉林』を過ぎて旧線に別れを告げて
いよいよ昨年7月に開業した新線へ入ってい
きました。


多分、日本の場合と同じなのでしょう、騒音
公害を防ぐ為に《防音壁》が設置されていま
す。



途中の通過駅を見ても真新しさが目に付き
ます。その代わり、趣が全くありません。どの
駅も機能的ではあるのでしょうが、画一的
に見え、旅行者には面白くありません。
いかにも画一的な、機能だけを求めた造り
です。これは仕方のないものなのでしょう。




途中で停車です。でも乗客の乗り降りは少なく
ホームは閑散としていました。
(この列車は禁煙で、スモーカーの私は車外へ
出てちょっと一服です)
それでも、住居がまばらになり田舎びた風景が現れると和みます。
山間部は今まで鉄道が通じていなかったのでまだまだ自然が残り、人々の生活臭が
匂ってくるようで飽きることがありませんでした。
さて、いよいよ『梧州』に到着です。定刻の15:42分でした。
(デジカメで撮った電光の時刻がそれを示しています)
駅構内は静かなものでした。一体1日に何本の列車があるのだろうと、掲示を眺めてみました。
結論は、5本で、それが上り下りありますから1日に10本ということになります。
そのうち、南寧=梧州、南寧=賀州があって、他に上下各々3本ずつの長距離列車の途中停車
的なものがあります。途中停車的といったのは、発着時間が不便な時間帯だからです。
尚、乗ってきた列車は16:12に折り返しで南寧へ戻っていきます。
駅構内から外へ出ました。2009年の7月1日に開通ですからまだまだ祝賀の余韻が残っていました。
新規に最近開業した鉄道駅だから旧市街ということはないだろう、多分郊外に立地している
可能性が高い、そうなると今夜の泊まりをどこにするか、そして明日の行動をどうするか・・・
結論として町なかへ出よう、ということにしました。

翌日の行き先に関しては鉄道は不便だから必然的にバスになる・・・
そうだ、バスターミナルを目指そう!
客引きのタクシーやバイタクを無視して前方へ進むと大型バスが停まっていて乗客が
乗り込んでいます。車体側面の途中停車箇所を見ると、○○汽車駅というのが目に
つき、『これだ』と思い、2元払ってバスに乗り込みました。
一寸走っただけでバスターミナルに着きました。降りることには降りたのですが、ここも郊外的
雰囲気です。大概、バスターミナルは旧市街地の中心か近い場所にあるものです。ちょっと勝手
が違います。
左の銘によると、2003年に出来た
新しいターミナルのようです。
多分、鉄道の新駅の建設が決まり、
それを契機として再開発の大きな
プロジェクトの一環として旧来の町な
かのバスターミナルをここへ集約移
転させてのだろうと思います。

周囲はまだ開発中で人影もまばら
でした。
ここは郊外や長距離の発着点になっているようで、電子ボードを眺めると省内も近隣の省
へも多彩な目的地に多くのバス便が出ているのが判りました。
さて、どうするか・・・です。
北へ向かいたいが・・・と思案です。

私自身の次回の参考にしたく、このボードの内容は6枚の大
画面写真にしてこの項の最後に《資料》として付けました。

このバスターミナルからは旧市街の中心部への市内バスが発着しています。
No.12、No.24、No.31で市内への中心部へ行けます。
運賃は、空調バスが2元、非空調バスが1.2元とのこと。いま気付いたのですが、鉄道駅から
のバスは空調でした。
一寸情報を仕入れる必要があったので、
誘われるままバイタク(10元)で旧市内の
中心部へ出て、このバスで(1.2元)で
バスターミナルまで戻ってきました。
もう既に決めていました。北へ向かい『賀州』へ、そして『桂林』方面、乃至は『貴州省』・『湖南省』
へと向かいたいのだけれども、もともと『梧州』へ来る予定でなかっただけに準備不足(=情報不足)
だ、ここでは無理せずに一旦今回の旅の基点であった《広東省東莞市》へ戻って出直そうと。そして
今居る《梧州》を次の旅の出発点にしようと。
《東莞》へはこのバスターミナルから明朝07:30にバスがある、それに乗ろう。
だから泊まりはバスターミナル近辺がいい筈。そういうことで飛び込んだのがバスターミナルから
直線距離で150m程度のホテルでした。

部屋代と訊けば、60元(850円程度)、一旦部屋を見せて貰ってからOKを出しました。
如何ですか? 60元なら文句はありません。

部屋を確保してから、夕食です。バス停とホテルの中間ぐらいにあった食堂へ入りました。特に
中華はひとりでは困ります。結局、当り外れの少ない、《焼飯》を頼みました。
焼飯=6元+大瓶ビール=4元 計10元ポッキリでした。
《3月19日の出費
  1.朝食:小籠包        3元(南寧駅前で)
  2.鉄道乗車券:       65元(南寧=梧州、硬座)
  3.交通費:          13.2元(バス2元+バイタク10元+バス1.2元)
  4.夕食:           10元(焼飯6元+大瓶ビール4元)
  5.別途ビール+つまみ:  6元(つまみ3元+大瓶ビール3元)
  6.宿泊:           60元
  総合計=          157.2元
さて、翌3月20日はこの旅の最後の行程です。
バスで『梧州』から『広東省東莞市総バスステーション』、その後、市バスで『橋頭鎮』へ。
これが最終の行程です。
07:30発の《東莞》行きバスの切符。
そして、バスと車内風景です。バスの車内にカードがあり、それによると、一台のバスが
《梧州》・《東莞》を往復し、固定の配車になっている模様です。
トップ アイコン

戻る

《3月20日の出費》
  1.バス乗車券       102元(運賃100元+保険2元)
  2.東莞市内バス       15元
  合計              117元

クリックして下さい