《広州から桂林・三江を経て貴州省の黎平へ 2010年9月19日~20日

先月の8月に貴州省へ行ったばかりですが、日程の都合で行きそびれたところがありました。
そこで時間をやり繰りして《補遺旅行》を計画しました。
《補遺旅行》といっても、今回で侗族(トン族)・侗寨(トン族の集落)巡りを取り敢えず完結させるつもりです。

飛行機は利用しない基本原則でしたが、時間を節約する為に桂林へ飛行機で入ることにしました。
買った航空券は、CAN 13:20--(CZ3292)--KWL 14:20Fare 330 + Airport Construction Tax 50 + Fuel Surcharge 20 = RMB400でした。

チケットは現地に住んでいる友人
に事前に手配して貰っていました。

中国の航空券の状況は10年程の
間に劇的に変わりました。現時点
では日本と同じで全てが電子化さ
れており、全く紙のチケットはあり
ません。

更に、ピーク時、オフピーク時の違い
がありますが、一般的に航空会社の
Webサイトで安いチケッを容易に検
索できて予約することが可能です。
割引率は場合によっては80%にも
なっていることもあります。

可能な方法もあるのですが、一般的
に我々日本在住の日本人にとっては
決済方法に難があります。
私はいつもネットで検索後に友人に
依頼して買って貰います。

今回の予約証ですが、70元の諸
チャージ込みで400元のものを私
の指示通りに買ってくれていまし
た。400元は正規の運賃のほぼ
3分の1です。

尚、蛇足ですが、
CAN=広州
KWL=桂林
です。
空港コードや航空会社のコードに
は制定時の歴史的背景があるの
です。一例ではANA全日空のコード
は<NH>です。

広州空港(CAN)でチェックインして搭乗ゲートへ行っても乗る飛行機が未だ
到着していないのかありません。事前に調べた三江へ入るバスは16:00発
(16:30との情報もあり)なので遅れたらいやだなと思っているとやっと12:50
頃に到着しました。
これなら多少の遅れはあっても三江へのバスにギリギリ間に合いそうです。
飛行機が出発したのが13:30で桂林(KWL)到着が8分遅れの14:28でした。
直ぐにタクシーで桂林バスターミナル(桂林汽車站)へ行けば十分間にあいます
が、それは意に反します。到着口に停まっていた市内へ入る空港バスに乗り込
みました。市内までは20元です。
但し、このバスは桂林汽車站には立ち寄らず、行き先は中国民航大厦です。
途中で桂林火車站北口に停まるという情報も得ていたのでそこから汽車站へ歩
いてもいいなと考えてこの空港バスの発車を待ちました。
バスは15:03に発車しました。車掌が20元を徴収にきたので『俺は汽車站』へ
行くんだというと判ったとのこと。
バスは15:30頃に或るホテルの前で停車、私も促されて下車しました。
場所は《Swan Hotel》でかなり先に鉄道の線路を望む所でした。
ここで私も含めて空港からの乗客の2/3は降りました。
大体の場所の見当は付いていました。徒歩だと鉄道站まで15分程度、バス站
まで20分程度かかる地点です。結論は2輪のバイタクにしました。通りを走って
行くものと思っていましたが裏通りを抜けてジグザクに走り10分足らずで『桂林
汽車総站』の裏口に到着しました。(10元)

早速切符売り場で『三江』というと次のバスは18:00だと言うではないですか。一瞬唖
然としましたが仕方がありません。三江へは約4時間だから到着は夜10時頃になりそう
でホテル探しが面倒だなと思いながら2時間をどうするかです。
後ほど、バス発車時刻表をチェックすると三江行きは15:00でその後は18:00となって
いました。いずれにせよ15:00には間に合いませんでしたから仕方がありません。

そこで、バス站で2時間もボケットしているのも退屈だし・・・と思っていると、昼食を摂って
いないことに気が付きました。また、三江到着が遅いので食事をする所も開いてないだろ
うからバス待ちを兼ねて食事をすることにしました。

バス站から100mも離れていない通りに面している以前
利用したことがある中華のファーストフード店『天朗朗』へ
入りました。
そこで6元の『水餃子』とビール(5元)を注文し、チケットカ
ウンターで11元支払って席に着きました。
中途半端な時間ですから客は私ひとりでした。

時間潰しの目的もありますのでゆっくりと餃子をつまみに
ビールを飲みましたが30分も掛かりません。
従って同じものを再度注文してバスの時刻を待ちました。
それでも1時間を過すのがやっとでした。

今回の旅程と所要経費を別のページに纏めて掲載しました。(左の文字をクリックして下さい)

また、そのページには中国の全体地図を数枚掲載してあります。

今回訪れた範囲の地図です。
桂林が在るのは《広西チワン族自治区(省)》、北に《湖南省》、北西は省の文字だけで切れていますが《貴州省》です。

バスは18:00の定刻に桂林
を発車しました。その時点で
満席でしたが、それでも市内
をゆっくりとしたスピードで走
りながら更に乗客を探します。
道端で手を上げる客を乗せま
すが満席ですから小さなプラ
スチック製の補助椅子が出さ
れました。

暫くして本格的に走り出しました。
先ず空港方面に走り、一旦有料
の空港道に入って直ぐに右折し
てローカルの道路を進みます。
たまたま隣り合わせたオネエサ
ンに訊くと三江まで3時間半との
こと。

夜になっているのでその後は乗客の乗降もなく順調にバスは走って行き、三江到着は21:16でした。
三江には既に今年になって2回来て泊まっています。先ずめぼしを付けていたホテルに行くと満室との
ことで断られました。次に、前々回と前回に泊まったホテルに行く既に顔馴染みになっているオバサン
が居て安堵しましたが、部屋はあるがネットが使える『寛帯房』は満室とのこと。

それを切り札としておいて他を2、3軒回りましたがネットが使えないというので困っていると最後のホテ
ルで、道路の向かいのホテルならネットが使える筈だ、というので行くと大丈夫でした。

部屋代は70元。しかし、ホテルが慣れていない模様で最近厳格になったと思われる当局の指示よるパ
スポートでの登録(宿泊登記といいます)に時間が掛かり、結局部屋に入れたのは到着から1時間も経っ
た22:15でした。

翌朝は06:45のバスでの移動を考えていたので、一旦外に出てビールを仕入れてからざっとメールだけ
チェックを済ませて寝ました。
(色々と手間取ったのでホテル名などを記録するのを忘れてしまいました)

2010年9月20日

翌、9月20日は6:45のバスで『黎平』へ移動です。


前回(ほぼ1ヶ月前の8月17日)に経験しているので、早目に
汽車西站へ行きました。
06:00少し前に着きました。バスは既に入っていましたが、
驚いたことにはもう既に半分以上の座席が埋まっていました。
やっと後方に席を見つけました。(後から思えばこれが間違
いだったのかも知れません)

ともかく荷物を置いて座席を確保しました。6時に切符売り場
が開いたので切符を買いに一旦バスから降りて窓口へ行くと、
切符はバスの車内でと言われました。前回は切符があったの
に今回はなしです。

06:30の段階でほぼ満席になりました。9割以上埋まってい
ます。前回は06:30過ぎに早発したので、前回もこういう状
況になって早発したのだな、と思いました。

三江の中心部の地図です。  ⇒⇒

三江の中心は《古宜鎮》で、
バスターミナルは東と西の
2ヶ所あります。

東は、《河東汽車站》といい
中・長距離の路線の発着で
す。西は《河西汽車站》とい
いますが左の地図では単に
《汽車站》と書かれています。
主にローカルバスが発着し
ます。

西が旧市街で東は新市街地
で、多分、西站が古いバス站
で後ほど河東站が開設され
たものと想像しています。

バスの窓から隣のバスを見ていると、オート三輪が来て荷台のアヒルをバスの屋根の上に積み込み始めました。
その作業が結構面白く、じっと眺めていました。
三江から黎平へ行くバスです。この撮影は05:59ですが、もう既に乗客が乗っています。空いているように見える座席
も荷物が置いてあり早々に確保されていました。
なんとか後方ですが座れてよかった。もし満席で次のバスとなると11:30まで待たねばなりません。三江から黎平は日
に2本しかないのですから・・・(今なら途中まで行くバスや他方面へのバスで乗り換えてということも思い浮かびますが)
これが済むと別のオート三輪が来て、今度は箱入りの果物です。
ここではバスは単に人を運ぶだけではなく、荷物も運ぶ役割を担っているのです。
06:40にエンジンが始動し06:47に発車。今回は早発ではなかった。既に満席です。

2時間程度走って08:45頃にかなりの乗客が降りだしました。私も一旦降りて外に出ているとバスの運転手が何やら
言ってます。訝っていると、どうやらこのバスはここで運転打ち切りで、200m位先に見えるバスに乗り換えろと言われ
ました。おかしいな、黎平行きのプレートを掲げていた筈なのに、と思いながらも荷物を持って移動しました。
でも、このバスはもう既に満席になっていて立つ乗客もいる程でした。中国人には事前にそれが判っていたから、さっさ
と降りて別のバスに乗り換えて席を確保したのでしょう。
08:50頃に乗り換えたバスが発車しましたが、あと数時間立ちっぱなしかと諦めていると、暫くして車掌が後方の客に何やら
指示をしています。すると座席の下から木製の小さな低い椅子が数個出てきました。私にそのうちのひとつが与えられました。
09:00に風雨橋で名高い『地坪』を通過し、09:15頃に『龍額』に到着。数人が下車して座席が空いたので一息つけました。
そして8月17日に訪れた『肇興』に10:15に到着。
今回はここでは降りな
いのでふと窓から外を
見ると、前回と全く同じ
に食堂のオッサンが豚
足をバーナーで炙って
いる光景に出会えまし
た。

当然同じ時間帯です。
これがこのオッサンの
朝の仕事になっている
のでしょう。

まだまだ印象が強く残っている肇興を過ぎて、『播老』を11:50に通過し、黎平まで22kmという標識があった『中潮』に12:00に
到着。少し走って12:25に休憩。写真を撮りながらこのバスを見ると、『黎平=中潮=肇興=龍額』フロントガラスに書かれていま
した。

ここからだと黎平はあと少しです。
黎平のバスターミナルには13:00に到着しました。約5時間15分のバス旅でした。
黎平のバスターミナルの建物はなかなか趣がありますね。勿論、鼓楼を模しているのです。

バスターミナルで最初にすること、それはバスの時刻表をチェックすることです。2010年9月20日の最新版をどうぞ。

次はホテル探しです。
バスターミナルの少し先に、『黎平大酒店』という立派のホテルが目に入ったので行ってみました。
値段を訊くと180元と言われ退散。(日本円にすると2200円程度にしかならないのですが、中国では中国モードが必要です)
次に目に付いた『金泰賓館』に入ると80元(約1000円弱)とのこと。ネット接続を確認して部屋を見せて貰ってここに決めました。

フロアが板張りです。清潔感があって気に入りました。

《金泰賓館》のホテルカードの裏面にはいい地図がありました。

ホテルの窓から眺めです。
多方面で開発が進んでいます。

チェックイン後、改めてバスターミナルに戻りました。

そして、黎平の観光地図が売られていたので買ってから町をぶらぶらしました。小さな規模の田舎の町です。市場の内外を
ぶらつきましたが、面白いものの特に目立った珍しいものは発見できませんでした。
ただ、町の通りの標識を見ていると観光地として『肇興侗寨71km』『地捫侗寨44km』『天生橋16km』が書かれているの
が目に付きました。実は黎平に来たもののどこへ行くかは全く決めていなかったのです。黎平に関して持っている観光地の
情報は『天生橋』だけでした。それに『肇興侗寨』はつい先月に堪能しています。

現在の私の旅の基本ポリシーとして、《〇〇の歩き方》などに頼らずに行き当たりばったりで主として現地の情報を基にして
廻ることにしています。場合によっては《〇〇の歩き方》に詳細に書かれているかも知れませんが『地捫侗寨』とは初めて接
した地名です。そこに先ず興味を持ちました。

よし、明日は『天生橋』など止めて『地捫侗寨』へ行こうと決めました。

目に付いたのは、村の農民が黎平に出てきた買った農機具(多分、脱穀機でしょう)
をバスの屋根に載せて帰っていくシーン程度でした。

次は『地捫侗寨』です。

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今回の切符です。
何と手書きです。
どうして?