《2.元陽の梯田(棚田)を訪ねて 蒙自~箇旧~元陽(南沙) 

2010年12月14日(火)
今回は余り長距離の移動を念頭に置いていません。
昨夜、《蒙自》のホテルでネット検索をしていてそれ程遠くない『元陽』に素晴らしい梯田(棚田)があるのを知りました。
ここ《蒙自》から《河口》は東南に対して《元陽》は西南の方向になります。あと日数は6日間もあるし《河口》へ行く前に《元陽》へ行くことに決めま
した。

この地域は、【紅河哈尼(ハニ)族彝(イ)族自治州】であることも知りました。よし!今回は【紅河哈尼(ハニ)族彝(イ)族自治州】をモノにするぞ!
と思い立ちました。

3.紅河の梯田
   を訪ねて
   へ進む(クリック)

トップ アイコン

トップページへはこちらを・・・

泊まった《興禄168酒店》を朝8時過ぎにチェックアウトして
見当を付けて昨夜最初に寄ったホテルの前あたりでバスを
待っていると《2路 新客運站》という黄色いバスが来ました。
読みは正解で、1元の公共バスで15分足らずでバス站に
着くことができました。(08:45)

このバスターミナルも昆明の東站と同じで、バスの行き先と発車時刻表が何処にも見当たりません。適当な空いている窓口で『元陽』と言って
切符を買いました。発車時刻は08:50の表示で、時間は08:51頃でした。慌ててバスに乗り込みました。

今日の行き先方面の拡大地図です。

バスのフロントガラスの上部に、
  《蒙自》《箇旧》《元陽》
と行き先が表示されていました。

《元陽》行きのバスは少し遅れて08:55頃に《蒙自》を発車しました。
09:15頃、左折して昨日昆明から蒙自に来る時に見た記憶のある『世界錫都・箇旧歓迎您』と書かれたゲートくぐって《箇旧》に向かいました。
調べてみると《箇旧》というのは世界最大の錫を産出する町のひとつだそうです。

09:30頃、かなり長いトンネルを抜けるとそこは《箇旧》の町でした。

《箇旧》を過ぎて10時半頃になるとかなり上まで耕された梯田(棚田)が見えるようになりました。(動く車窓から窓ガラス越しの撮影だけに
不鮮明です。雰囲気を味わって下さい。

そして、11:20に元陽の中心である『南沙』に到着しました。
《蒙自》から2時間半程度でした。

《南沙》站の時刻表も一覧になっておらず窓口のガラスに直接
書かれているので記録として撮るには不便です。

でも路線図と距離程と運賃明記の行き先リストは完備されていました。

当初からきょうは《元陽》に泊まってゆっくりと梯田(棚田)巡りをしようと思っていましたから、まだ正午前でしたが早めに宿を決めて荷物を置いて
梯田(棚田)へと考えバス站前の道路を100m進むと完成したばかりとおぼしきホテルがありました。

『試営業期歓迎您入住』との赤い垂れ幕です。新しいホテルは殆ど例外なくネットが使えて洋式トイレです。
早速飛び込んで室料を訊ねると120元とのこと。即刻、部屋の下見もせずに決めました。

大満足です。矢張り新しいものはよい。

さて、ホテルの部屋でしばし上の資料を読んだ後にいよいよ梯田(棚田)巡りです。

元のバス站(南沙汽車客運站)へ戻って『梯田へ行きたいんだけどバスはあるか』と切符売り場の窓口で訊いてみました。
すると答えは『ない、タクシーで』というので不本意ながらバス站から外へ出ると客引きと思われるオバサンが3、4人寄って来ましたので
同じ問答の繰り返しとなりました。そこで、『梯田まで往復で幾らか』というと一様に『200元』との答え。『高い!100元だ』といいながらの
交渉です。オバサンは手数料を取るので交渉が捗りません。一旦中断して少し歩いて女性ドライバーのタクシーを見つけて直接運賃の交
渉すると当初の200元から160元まで下がりましたので決めました。

もっと素晴らしかったのはホテルのフロントに3種類のこの地区の観光ガイドの小冊子が置かれていて無料で貰えたと
いうことです。中国では初めての経験でした。
これが実に役に立ちました。今回の旅がある程度充実したものにすることができたのも当地でのこれらの資料のお
陰だといっても言い過ぎではありません。

<Ⅰ>             <Ⅱ>                <Ⅲ>

12:50 タクシーをチャーター
していよいよ元陽の中心地・
南沙を出発です。

50分程度走ると山間のかなり大きな集落、というよりも町を通りました。

少数民族の方々が多くいました。まるで博物館の如くです。

13:50に或るバス站が見えました。『新街客運站』でした。

後で調べて判ったのですが、《新街》は元陽梯田探訪の基地となる町で数軒のホテルまであります。
また、デジカメを再生してバス站の行き先と運賃表をズームアップすると《新街鎮 32km 8元》との表示を発見。バスがあるのでした。
この《新街》までは公共バスで来ることが可能だったのです。(騙された?というよりももっとしつこく訊くべきだったのでしょう・・・)

繰り返しになりますが少数民族の博物館のようです。

《携帯電話で話しているオバサン》

《この背中に何やら担いでいる人々は何族でしょうか? また、背中の物は何を意味するのでしょうか・・・》

《黒い頭巾を被ったオバサンは他とは異なる少数民族でしょう》

未だトライはしていませんが哈尼(ハニ)族の狗肉(犬肉)料理は名高いようです。《新街》で見掛けた看板です。

《新街》から15分程度走ると展望のきく場所に着きました。

《哈尼(ハニ)族の伝統家屋》

《大根を囓る哈尼(ハニ)族のオバサン》

ここからの梯田の景観です。

そして更に5分位走って或る場所にタクシーは停まりました。そこがきょうの最終目的地である『箐口梯田景区』の展望ポイントでした。

ここからの梯田(棚田)の景観は素晴らしいものでした。

ベストと自賛する1枚です。
《紅河哈尼梯田》と刻まれた石碑が『箐口梯田景区』の看板の横にありました。『国家湿地公園』という呼称は初めてです。

14:20に《南沙》へ戻ることにしました。

途中の見晴らしのいい所で果物売りがいました。ここでドライバー(女性)がストップ。果物を買うのかな、と思っているを下のトイレへ
消えたのでした。女性だけに面倒だなと思いました。

この辺は亜熱帯に属します。バナナの栽培が盛んでした。

《南沙》へ戻ってきたのは15:45でした。3時間程度のタクシーをチャーターしての梯田(棚田)ツアーでしたが、満足でした。
再訪の際は、《新街》へバスで行き、そこから車で行くと経費的には安く上がると思います。また、《新街》で泊まって狗肉料理にチャレンジ
も面白いかもしれません。

この地の棚田が『この世の奇跡』とたたえられるのは、5つの理由がある。
 一、段が多いこと。坂の斜面に連綿と連なる畑は、3000段以上に及ぶ。
 二、規模が大きいこと。棚田がもっとも集中する地区の元陽県の棚田の面積だけでも、20万ムー(1ムーは6.667アール)に達する。
 三、歴史が長いこと。この地の棚田は、控えめに見ても明の中期には一定の規模が形成され、少なくとも500年以上の歴史を有するという。
 四、景色が美しいこと。棚田と一体化した山や雲海、日の出と夕暮れ、また山村風景などが、独自の美しさを見せる。
 五、深みがあること。棚田は人文景観が自然景観と融合したものであるとして、海外から訪れる人々に「大地の芸術」とたたえられている。

紅河哈尼(ハニ)族彝(イ)族自治州にある棚田は、巨大な規模を有し、紅河南岸の紅河、元陽、緑春、金平などのいくつかの県に及んで
いる。中でも元陽県は、一番低いところで海抜144メートル、一番高いところで海抜2939.6メートルという高低差の大きな険しい山地である。
元陽のハニ族の棚田は主に、壩達の約1万4000ムー、老虎嘴の約6000ムー、多依樹の約1万ムーの3つの地域に分布する。いずれも、
現在世界遺産に申請準備中の重点保護区となっている。

元陽県が位置する哀牢山には、7つの民族が暮らしている。海抜144~600メートルの地帯には主にダイ(傣)族、600~1000メートルの地帯
にはチワン(壮)族、1000~1400メートルの地帯にはイ族、1400~2000メートルの地帯にはハニ族、2000メートル以上には主にミャオ(苗)
族とヤオ(瑶)族が住んでいる。漢族はほとんどが県城や鎮に、あるいは道路の沿線に住んでいる。


《インフォメーション》
▲交通・宿泊 
 昆明から直接元陽の新県城(昆明から270キロ)へ、または、昆明からまずバスで紅河州の州都・蒙自県へ行き、元陽の新県城行きのバス
 に乗り換える。そこでさらにバスを乗り換え、約30キロ離れた旧県城の新街鎮へ。
 宿泊は、旧城内のホテルを拠点に各観光ポイントを回るのが便利。また、村の観光ポイントには食事、宿泊が可能な民宿もある。
 撮影には、また特に日の出を撮りたい場合には、個人ドライバーの車をチャーターするのがベスト。
▲アドバイス
 棚田観光のベストシーズンは11月から翌年4月まで。稲が刈り入れ後の穏やかな乾季で、透き通った棚田の美しさが楽しめる。中国の祝日
 のときには、写真撮影の人で混み合うため、ホテルの予約は早目に。日の出の撮影も、渋滞を避けるため、早めの出発が望ましい。

【元陽哈尼(ハニ)族の梯田(棚田)に関するネットで得た情報】の一部をご紹介します。

無事に実質的に第1日目の行動を計画通りに終えることができました。
梯田(棚田)訪問は大成功でしたが、本当は公共バスで行くべきで、直
ぐ上の交通に関する情報はその後に得たものでした。
元陽の訪問する価値のある棚田も私が今回訪ねた《箐口》以外にも数
ヶ所あるようなので次回はそこを訪ねることにします。

既に示したホテルでゲットした資料<Ⅰ>
には【紅河哈尼(ハニ)族彝(イ)族自治州】
の13の地区が個別に紹介されています。
《元陽》に関しては次の通りです。