《4.郑营(鄭営)古村 建水~石屏~鄭営~石屏 

2011年1月13日(木)

5.通海を経て昆明
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実は建水にはあと数ヶ所の名所があります。
(あるらしい、が正しい表現です)
孔子廟
燕子洞
団山村

がその主なものです。

でも、さて行くとなると、
孔子廟=どこにでもあり面白くない、また、孔子に強い関心がな
      いので却下
燕子洞=かなり大きな規模で、ボートで洞内に入るようなので
      すが、わざわざ中国で、ということでもないので却下
団山村=かなり興味があったが、漢族の古鎮は雲南の旅には
      似合わない、として却下
となってしまいました。

建水の隣の県の石屏県に郑营(鄭営)村』という古鎮があるの
を地図で知りました。
改めて石屏県の紹介記事をよく読んでみると、石屏の主要見所
として郑营(鄭営)歴史文化名村』と出ています。
個別の紹介文はありませんが、建水の団山村をパスした見返り
として郑营へ行くことにしました。
郑营を日本の文字で書くと、『鄭営』ですが、
簡体字ではややこしくなります。
『鄭営』は簡体字では『郑营』となります。
》は、最近では日本でもよく使われますが、
『営業の《営》』が《》になるとお手上げです。

朝8時半頃に朝陽大酒店をチェックアウトして直ぐの朝陽路に出ました。
前日のうちに、バス站から乗った公交バスが朝陽門をぐるりと廻って朝
陽路を進んで行き、その先で折り返して同じ道を戻って行くのを確認済
みです。
数分待っていると昨日ここへ来た時と同じような公交バスが来ました。
念の為に《建水汽車客運站》へ行くのかと運転手に云うと頷くので乗車
しました。1元。
10分も掛からずに建水汽車客運站に到着しました。

建水から石屏へのバスは頻発のようです。
切符を買うと09:20発でした。13元。

バスは高速に入りました。建水から石屏へは100kmもありません。
暫く走ると《団山村》方向という案内板が目に入りました。当然ながら
それには気に留めずバスに乗り続けました。
09:55に石屏の手前の心』というインターで降りて直ぐ先のバス
站で乗務員の引継ぎのようなものを済ますと直ぐにまた高速に戻りま
した。
そして走り続けて10:15に石屏のインターを降りました。


そうすると直ぐに、ほぼ1ヶ月前の12月15日に来た見覚えのある
《石屏汽車客運站》に到着しました。

《坝》という文字が難しい。《坝》は簡字で、繁体字は《壩》

郑营》へのバスがあるかな?と思って時刻表を見ましたが中長距離の行き先だけ
しか出ていません。
近郊の行き先のリストはありましたがその中に《郑营》はありませんでした。十数km
とのことでしたので、思い切ってタクシーにしました。
バス站から外に出ると多くのタクシーがいました。
そのうちの1台に《郑营》と書いて示すとOKです。幾らだとの問いに30元。
日本円で400円しませんので交渉や他の車をあたるのが面倒になり乗り
込みました。

《営》=《》なのですが、簡体字の場合、
上がカタカナの《ツ》でなく《クサ冠》、更に
日本では《口》が繋がっていますが中国で
は離れています。私はたまたま何かの縁
で知っていましたので問題はありませんで
したが・・・

大きな見所は『陳祠宗祠』『鄭氏宗祠』だそうですが、私は先ず村のメインストリート
(と言っても1本しかありません)をその2つをチラッと見ただけで左右の民家を眺め
ながら通りを外れまで進みました。どれでも1kmもありません。池の所で引き返して、
今度は村の中へ入って民家をじっくりと見ました。
そして改めて通りへ戻り、『陳祠宗祠』『鄭氏宗祠』を見ました。
残念だったのは『鄭氏宗祠』の前に中型のトラックが停められており、いい角度で
カメラに収められなかったことでした。
タクシーは11:00頃に鄭営の村の入口に着きました。20分程度の乗車でした。

上に総括を書いてしまいましたが、改めてじっくりと鄭営の村をご紹介します。
集落の奥から入口に向かって、メインストリートだけでなく左右の路地にも足
を踏み入れました。

村のメインストリート(?)は一本です。舗装はされていますが、幅が4mもない細い道で、一般の車の通行は制限されています。それを緩
やかにカーブはしていますが、真直ぐに7、8分進むと、集落の外れに出ました。そこには右手に池があり、その池越えになかなか見事な
望楼のあるかなり大きな住居が見えました。(太陽の光線の関係で見辛いですが・・・)

池から左右を見ながらぶらぶら歩きで戻ることにしました。直ぐに路地があったので左折すると正面から天秤棒のオジサンです。

メインストリートの背後にはこのような路地が数多くありました。

一般の民家です。

欄間(?)の彫刻が精緻です。

これも別の一般の民家です。丁度、主が農作業に。

これは素晴らしい木彫ですね。下には拡大してみました。

時代がたったので不鮮明ですが、この民家の門
屋根裏(?)には絵画が掛かっていました。

この別の民家の門の内裏に絵画が・・・

次の路地を入っていきました。

四合院風の建物で、左右に入口があります。(二所帯?)

左の門です。

右の門です。

面白いことには、正面が豚小屋になっていました。当然、昔は違ったでしょう。

中庭を覗かせて貰いました。

装飾はありませんが立派な門構えです。

別の住居の門です。消えていますが絵画も
あります。

この3枚は同じお宅です。矢張り以前は絵画がはっきりと見えていたのでしょうが、今では消えています。

屋根の上の植物もサマになっています。

多くの民家の門の前には左右に《石》が配されています。かなり使いこまれているようですが、用途は?

この石ですが、彫刻もあります。

単なる、《休み処》ではないと思われます。
昔の交通手段の『馬』に関連あるのでしょうか?

別の路地を進みました。この路地はメインロードから左右に出ている路地を結んでいて、メインストリートとは平行に走っています。

バアチャンが道端でお食事中でした。
雑穀の粥のようなものでした。

幼い子供もこれなら安全でしょう。

道端にあった使い込まれた年代物の井戸。

名所(?)のひとつ、『鄭氏』の住居です。後から見る『陳氏』の住居とともに《雲南省文物保護単位》(文化財という意味でしょう)
に指定されています。

焦点がボケているのか一寸読み辛いですが敢えて。

中型のトラックが邪魔ですね。いい角度でカメラに収め
られません。
また、門には施錠されて、中を窺い知ることはできませ
んでした。

次は、『陳氏』です。

ここまで拡大してやっと『陳祠宗祠』(右からですが)が判読できます。

《門》から中へ進んだ『正面』です。

『正面』の建物を斜め横から。

『正面』の建物の左手にある建物。

『正面』の建物の右手にある建物。

左手の建物の十部の赤い看板には、
『宝秀鎮鄭営村委』活動室、と明記されていました。

ここでの活動はマージャンでした。

正面の建物の6枚の扉です。

木彫の浮き彫りで、全てのデザインが異なります。

拡大してご覧に入れます。

正面の建物から後ろ(入口の方向)を振り返りました。アーチの外がメインストリートです。

メインストリートを最初の村のゲートの方へ進みました。緩やかにカーブして右手に学校です。最初に通った時にも気が付いて
いたのですが、学校の壁面に絵画が描かれていました。

画材の殆どは村の風物で、過去を偲ぶものもあれば現在のものもあります。

鉄道の駅です。
そう遠くない以前は、《蒙自》から《建水》《石屏》を経て
《宝秀》まで運行
されていたようです。

実は、このことをこのHPの編集中に知ったのでした。
事前に知っていたら、『宝秀站』を訪ねて行ったのにと悔やまれます。

紹介したのは約半数にすぎません。

壁画は新しそうだと思っていたら、目下制作中でした。

戻りは当然《公交》の利用です。

多分村の門辺りがバスの発着場所だろうと思って待っていると、荷物を持った村人と思われる二人連れが来て荷物を降ろして佇んでいます。
私は、『石屏へ戻るんだけどバスはあるのか?』と訊くと『ある』というので安心してそこで待つことにしました。
周辺の田畑の写真を撮りながら待ちました。
待っていると先の方からのんびりとバスが近づいて来るのが見えました。12:40頃でした。
石屏まで3元でした。

たまたま地図で見つけた箇所を資料もないまま、下調べもいい加減
に行った《
郑营》はなかなか面白い古村でした。
現在は無料ですが、そのうちに村へのゲートで『門票』を買わされる
のではないかと思いました。

でも、こんな田舎にどうして素晴らしい木彫や立派な門構えが残って
いるのか、不思議でなりません。

中国は奥が深いのをしみじみと実感しました。

バスは石屏の町へ入りました。結構賑やかな町です。
或る所で乗客の殆どが降りました。そこには同様な小型のバスやミニワゴンのバスが多くありました。
そこが近郊へのバスの発着所なのでしょう。
でも乗ってきたバスは更に1km程進んで石屏汽車客運站に着きました。13:20でした。
どうやら着いた石屏汽車客運站は新しい站のようです。

小型のバスがありました。

反対側には緑色に塗られたミニワゴンが多数。

中国では、新バスターミナルは中長距離専用(一部近郊もありますが)で、以前のバスターミナルは継続して
近郊用に使用されたり、廃止になっても以前の場所近くが発着所になっていることがよくあります。

石屏の場合は想像するに廃止になった旧バスターミナル近くの路上が発着所になっているのでしょう。
こんなことは初めての余所者には判りません。

判っておればバスターミナルから徒歩で10分少々ですから最初からそこへ向かい《公交》で行けたのにと思
っております。