《6.雲南鉄路博物館へ行く 付:街の面白風景 

2011年1月15日(土)

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是非とも行きたいを思っていた場所があります。
それは、《雲南鉄路博物館》です。
2011年1月15日(土)

《雲南鉄路博物館》は昆明北站に開設されました。
昆明北站は以前は《河口》を経てベトナムのハノイと結ぶ鉄道の起点で
大いに賑わった時期もあったのですが、それが中断された今は旅客列車
の発着が無くなり、余剰となった駅舎を利用して開館しました。

ですから、行き方は単純に《火車北站》へ行けばいいわけで、昆明
の火車站(実際は南站)からだと、少なくても3系統の公交バスが
あります。

  23路
  23・専線(23路の急行)
  K1


時間は30分程度です。
《火車北站》は大きな建物ですからどなたでもほぼ確実に到達が
可能でしょう。

運賃は1元です。



   更に付け加えるならば、昆明站と昆明北站をほぼ直線で南北に
   結んでいるのが昆明のメインストリートの一つである『北京路』
   です。

入り口で切符を買いました。10元。

ゲージは、標準軌である1435mmより広いものを広軌、狭いものを狭軌と大きく分類します。実際、全世界の鉄道のゲージを
割合で示すと、標準軌が約7割をしめています。日本では色々な軌間が存在していましたが、鉄道の買収や資本集約など
が行われ、その際にばらばらだった軌間が統合されたりして現在のようなJR各線に代表される1067mm(3フィート6インチ)
ゲージが大半をしめる状況になりました。

関東の私鉄では、
1435mm・・・・京浜急行、京成、他
1372mm・・・・京王、他
1067mm・・・・東武、西武、東急、小田急、京王(井の頭線)、他
関西は京阪・阪急・阪神等が1435mmが主流になっており、南海・近鉄の南大阪線は 1067mmを採用しています。
これは鉄道車両の会社間の直通乗入れ状況をみるとよく判ります。

狭軌 標準軌より狭い軌間のこと。「ナローゲージ (Narrow Gauge)」とも呼ばれます。
その代表的な物が1,000mm(メーターゲージ)で、雲南の初期の鉄道もメーターゲージでした。
『キューロク』当然、1,067mmだったのですが、大陸へ渡ってから1,000mmに改造されたのでした。

未だ『(昆明)北站』の表示はそのままですが、駅舎の看板は《雲南鉄路博物館》になっています。

中へ進んで、改めてこの博物館の入り口です。
『雲南鉄路博物館窄軌館』というのがここの正式名称です。(英語で、Narrow Gauge Exhibition Hall of Yunnan Railway Museum)

窄=さく=せまい・すぼむ・すぼめる=narrow

窄軌=Narrow Gaugeがやっと判りました。

ウィキペディアより抜粋

9600形は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院が1913年(大正2年)から製造した、日本で初めての本格的な国産貨物列車
牽引用のテンダー式蒸気機関車である。「キューロク」、「クンロク」と愛称され、四国を除く日本全国で長く使用された。国鉄において
最後まで稼動した蒸気機関車ともなった、長命な形式である。

**********
出力の割には軸重が軽く運用線区を選ばないのが特長で、このため1937年(昭和12年)に日中戦争が始まると、陸軍の要請により、
鉄道省の工場で標準軌に改軌のうえ中国(華北交通、華中鉄道)に送られた。改造は1938年(昭和13年)2月から1939年(昭和14年)
4月にかけて6次にわたって行なわれ、実に本形式の総両数の3分の1弱にあたる251両が供出されている。

いずれも日本の太平洋戦争敗戦とともに中国およびソ連に接収され、帰還したものは1両もない中国に接収されたものはKD5型と改
称され、さらに一部は
1,000mm軌間に改軌されKD55型となった。KD55型は昆明鉄路局昆明機務段(機関区)に配属されベトナム国境
に続く昆河線
にて1980年代まで運用されていた。

**********
保存機
動態保存機はないが、静態保存機は青梅鉄道公園の9608や梅小路蒸気機関車館の9633、大井川鐵道の49616、九州鉄道記念館
の59634をはじめ、全国各地に見られる。
中国では、
KD5-373, KD55-579 - 北京市 「中国鉄道博物館」
KD55-583 - 雲南省昆明市 「雲南鉄路博物館」
がある。

展示対象物が物だけに、殆どが写真パネルや模型の展示になっています。

これは峡谷を鉄橋で渡る情景の模型です。なかなか精緻に仕上げてあります。

北駅・鉄道博物館~
鉄道博物館に眠る「キューロク」


人気のない昆明火車北駅の脇手には、「鉄道博物館」がひっそりと門を構えている。
夏休みだというのに、子供の姿すら見られない閑散とした博物館だ。
けれど貸切状態だったのを良いことに、展示物の一つ一つをじっくりと見て回るうちに、だんだんとわくわくしてきた。
数年前まで、昆明ベトナム間を結んでいた、「昆越鉄道」。
数年前に起きた土砂崩れで線路が断絶して以来、復旧工事をされることもなく、放棄された鉄道。
その歴史紹介や、工事中の写真、使われた工具の展示、青写真、当時の電話機や、線路の方向転換機、線路の一部が、
内容濃く展示されている。
当時の危険な工事の様子などが、手に取るように分かり、気づいたら、驚きと感動とで声を上げていた。

昆越鉄道は、山岳の雲南を通り抜ける鉄道なので、ともかくアップダウンの激しい鉄道だったそうです。
そのかわり、車窓からは、素晴らしい景色が見れたのだとか!
素掘りのトンネルを抜け、険しい崖をゆき、峡谷に渡された橋を通ってベトナムへ……
その絶景は、もう二度と見れないのだと思うと、残念でならない。
展示物から、山岳での鉄道工事作業がいかに困難を極めたかが、よく伝わってきた。
ひたすら山、山、山、山、険しい渓谷、山、山、山。
立ちはだかる大自然の中で、鉄道計画は遅れに遅れた。
六万人の労働者が鉄道計画に携わり、1万2千人の方々がこの工事により亡くなられた。
硬い岩山にトンネルを掘っている写真。
断崖絶壁の渓谷に、橋を渡している写真。
鉄道を作るにはあまりに厳しい環境。どうやって成し遂げたのか、写真を見ても想像できない。


さて、この博物館の最大の見ものといえば、なおいっても、現物保存されている、日本の蒸気機関車「キューロク」である。
日本で、大正時代に広く使われていた「9600形」という名の蒸気機関車。日中戦争中、軍事輸送のために機関車が必要
となった軍部が、国鉄から提供させたのが、このキューロクだ。
キューロクは、中国鉄道に合うよう改良され、名前も「KD55」と改称されながら、戦時中、そしてつい数年前に至るまで、
昆明とベトナムの間を走り続けた。
その迫力ときたら、言葉では表現できない。
疲れてる様子なんて少しもなく、今でも勇ましい姿のままのキューロク。
彼が走ることはもうないだろうが、日本で、中国で活躍したキューロクに、お疲れさま、を。

私をここへ導いてくれた名文があります。引用します。

ところで、お気付きかも知れませんが、入場券の蒸気機関車は、KD55、即ちキューロクなのです。

屋外に展示されている筈と考えて一旦建物の外へ出てうろうろし
ましたがそれらしき物がありません。小さな物ではないので、諸事
情=政治絡みの事情で撤去されたかと考えて恐る恐る受付の係
員に右の入場券を指し示しながら、『これの実物が有ると聞いたん
だけど・・・』と訊ねると、『あっちに有るよ』と口頭で場所を説明され
ました。怪訝な顔をしていると、一人のオネエサンが『私が案内して
上げる、付いておいで』と先導してくれました。

展示室を出て、右に進み、建物に沿って20~30m位進み、突き当
たりを道に沿って5分程度歩いたところにありました。初めてだとな
かなか案内無しでは来られません。オネエサンに感謝。

《別棟》になっていたのでした。展示室の本館には場所の案内は一切ありませんでした。

念願かなって『キューロク』の実物とごたいめ~んできました。

【ゲージ(Gauge)とは?】

ゲージとは軌間の内法の長さ(幅)です。

館内にはナローゲージがどのようなものか、よく判るように実物で展示されています。

その他の車両の展示もかなり充実しています。

木製の座席は趣があります。

『キューロク』以外で強く印象に残ったのが、これです。

あのフランスのミシュランです。こんな気動車を生産していたとは驚きです。
説明によると、フランス人専用の車両で、足下は『ゴム製のタイヤ』とのこと。さすがにミシュランですね。

車両館からの帰りにわざわざ踏切に立ち入って実際の《昆明北站》の様子を確認しました。旅客列車はなく、時間帯は確認していません
が貨物列車が多分夜間を中心に運行されているようです。

《昆明北》の駅名が見えます。

《鉄っちゃん》に取っては実に充実した雲南鉄路博物館訪問でした。
本館は私の他に若いアベック(もっとも直ぐに帰りましたが・・・)、
車両館は全く私ひとりで堪能できました。
お付き合い頂き、有り難うございました。

街の面白風景①

昆明の街を歩いていると人だかりが・・・ 覗いてみると子犬を売っていました。

箱の中に7,8匹。
生まれて数日でしょうか?

繋がれているのは母親?

売り値は交渉次第でしょうが、50~100元(600円~1200円)と想像します。

ジャガイモの焼き芋です。数多く見掛けました。昆明以外の他の町ででも。
また、隣の貴州省でも見掛けました。

サツマイモは《釜》、ジャガイモも《炭火の直火》(彼女だけではなく、例外なく)、違いは何処から来るのでしょうか?
中ぐらいの大きさの芋をひとつ買い求めました。1元でした。

何とか食べましたが、サツマイモの方が数倍美味しい。

街の面白風景②

前夜の《瑞豊賓館》ですが、省都の中心鉄道站の正面で100元のホテルは100元。
今回の旅の初日、1月9日に泊まった《里程快捷酒店》が快適だったので移りました。138元と少々高めなのですが、
瑞豊ホテルの部屋がかなり寒かったので風邪引きを懸念しました。
(いま気が付きましたが、ホテルフロントの『房価表』は掛け値なしの室料です)