《7.鉄道で昆明から貴州省の六盤水へ 

2011年1月16日(日)

8.六盤水から貴陽を
      経て広州へ
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2011年1月16日(日)
鉄道で昆明から六盘水へ

久し振りに鉄道に乗ってみたくなった。そういうことと雲南省にあと2、3回来た後はまだ行ってない貴州省の西部
を巡る積もりをしていることもあり、下見も兼ねて今回の戻りを貴州省の貴陽からにして航空券を既に購入したので、
昆明~貴陽は鉄道での移動ということにしました。

昆明から六盘水及びその先の貴陽への列車を以下ピックアップしました。
=====
K110 空调快速 昆明発 06:35 六盘水着 13:29 6小时54分 427km 貴陽着 17:14 武昌行き
1258 普快   昆明発 07:00 六盘水着 14:12 7小时12分 427km 貴陽着 18:26 襄樊行き
K854 空调快速 昆明発 10:22 六盘水着 16:38 6小时16分 389km 貴陽着 ----- 成都行き
K160 空调快速 昆明発 12:01 六盘水着 18:05 6小时4分 389km 貴陽着 21:32 重慶行き
=====
この内、1258列車が面白そうだと思い、貴陽への直行だと面白くないので変わった名前の六盘水で1泊して翌日に
貴陽へ移動することにしました。

この1258列車はこのような列車で、他の《空调快速》ではなく《普快》となっているところを見ると窓の開く旧式
な客車のようでの面白そうだと考えました。
1258 昆明- 襄樊 ( 普快)
全程 1884公里 全程运行 30小 
昆明  襄樊 
发时 07:00  13:00 
普快  更新时间 2011/1/12
站次 站名 到达时间 开车时间 运行时间 里程
1 昆明 7:00 0
2 曲靖 8:43 8:47 1小43分 157
3 10:31 10:48 3小31分 261
4 14:12 14:19 7小12分 427
5 六枝 15:51 15:55 8小51分 523
6 16:41 16:44 9小41分 579
7 18:26 18:42 11小26分 676
8 19:41 19:44 12小41分 765
9 福泉 20:16 20:18 13小16分 804
10 21:09 21:11 14小9分 864
11 怀 0:54 1:08 17小54分 1133
12 吉首 2:33 2:37 19小33分 1236
13 家界 4:36 4:52 21小36分 1361
14 门县 6:43 6:51 23小43分 1473
15 松滋 8:07 8:09 25小7分 1557
16 宜昌 9:33 10:00 26小33分 1651
17 当阳 10:41 10:44 27小41分 1708
18 荆门 11:24 11:28 28小24分 1760
19 襄樊 13:00 30小 1884
今回の昆明到着の翌日、1月10日の早朝に昆明站へ行き、この列車の切符を購入した。
昆明発 07:00 六盘水着 14:12 7時間12分 427kmで僅かの31元であった。
427kmを31元、400円足らずで移動できるとは驚きです。
昨夜、10時前にベッドに入り明日以降の計画の為に手持ちの資料を見ていると突然に電気消えた。真っ暗である。暫く
すると廊下で人の声がする。どうやら他の部屋も同様で困惑して廊下の様子を探っているようだ。私の部屋のブレーカー
だけが落ちたのではない。
ドアを半分開けて身を乗りだして廊下を覗くと廊下には停電時の非常等が灯っていた。暫くすると懐中電灯を持った従業
員が階段を走って昇ってきたのが目に入ったので、『停電?』と訊くと何やら言いながら階段を昇って行った。ともかく全館
停電の模様だ。ドアを閉める
真っ暗である。こんな体験は久しくなかった。

07:00発の列車ということは6時には站に着きたい。
でもこの時期では未だ外は真っ暗の筈。真っ暗なホテルの部屋の中で散らかしてある荷物を纏めなければならない。

そう思うと真っ暗な部屋のベッドの中で横になっている訳にはいかなくなった。衣類はよいとしてもPC関係が厄介だ。電源
以外にメモリーなどもある。特にメモリーが重要だ、私に取っては重要な資料が電子メモリーに入っている。デジカメも同じで
ついさっきまで画像データをPCに取り込んでいた。それもそのままである。

ホテルの部屋には日本のように非常灯もないし『懐中電灯』も備え付けられていなかった。

ベッドでまどろんでいる場合ではないと意を決してドアを少し開けて廊下の非常灯の灯りを入れて、それを頼りに荷物を纏め
ることにした。
ほぼ纏め終えて再び真っ暗な部屋のベッドに戻り壁にもたれて『これが中国の安ホテルの怖さだな』と思っていた。
万一もし火事になって電気が切れるとどうなるんだろうと。廊下の非常灯までも駄目になってしまったらもう終わりだな、など
とも考えた。

1時間足らずの11時前に灯りが灯った。通電が始まったようだ。
ほっとしたものの少し興奮していて明朝は早いのになかなか寝付けなかった。

前夜の停電の際は本当に困惑した。

さて、いよいよきょうは鉄道で貴州省の《六盤水》へ行く。

ホテルから昆明火車站は直ぐです。これは昨日の夕刻にホテルの部屋の窓から撮影したものです。

停電はあったものの、朝は4時半過ぎに起きてゆっくりと身支度をして再度荷物を纏めた。
前夜に薄明かりの中で殆ど終えていたので直ぐに済んだが改めて重要アイテムをチェックした。

ホテルをチェックアウトして站へ行ったのは05:40過ぎ。未だ真っ暗、8時前にならないと明るくならない。
こんな時間でも駅は人で溢れかえっていた。
きょう乗る1258列車を確認して待合室へ。

このエスカレータで上へ上がり、セキュリティーチェックを抜けて指定さ
れた待合室へ入ります。私の乗る《1258列車》は《第3待合室》です。

1258列車 襄樊行き 07:00開(=発車)2站台(2番ホーム)
鉄道での旅の始まりである。気分が高揚してくる。

その表示が06:00頃に《晩点未定》に変わった。
《晩点未定》=遅れ、発車時刻は未定
参ったなぁです。

どれ位遅れるのか、始発なのにおかしいなぁ、
1時間位ならいいけど、と思っていると06:20
頃に、《約晩20分》(=20分の遅れ)に変わった。

数分経つと表示が《07:20開》(07:20発車)
と正式に変わった。

次には06:40に《進站乗車 2站台》と電光表示が
変わった。大量の荷物を持った乗客が我先にと改札
口へ突入して大混乱の中、私は指定された車両の席
に落ち着きました。

全くの旧式客車です。決して裕福とは思えない大衆の列車です。ともかく荷物が多い。棚の上は荷物がびっしりです。

きょうのこの列車の切符は全て売り切れで立ち席も発売されていました。それもそんなに多くなくデッキが占領される程度
で車両の通路にまで乗客が溢れ返る状況ではありませんでしたから、少しの苦労は要りましたがトイレへ行くのにも特に
《覚悟》が必要ではありませんでした。

中国の列車は物売りが実によく来ます。通常の飲み物や菓子類のワゴン以外には・・・、

インスタント麺
ポリタンクのお湯を注いで5元
『紅焼牛肉面』はよく見掛ける
(人気があるのかな?)

電子煙草
   これは詐欺まがいの品かも知れない
   模造の煙草で、吸い込むと先端が赤くなり煙が出る

ビデオは今回初めてみました。
ノートPCを持ってきた売り子のオバサン、車両内で頼む客が居たので見ていると、PCにソフトが入っていてバッテリーと共にレンタルするようだ

皆で映画(だと思います)を楽しんでいます。

定番の菓子、飲み物類

果物は1パック5元、中国ではミニトマトは果物の範疇

おもちゃ
   ぶつけると光を発する仕組みの透明なボール、子供には大人気
   他にはトランプも

そして乗務員は清掃もします。この女乗務員はずっと機嫌が悪かった。

私の前の席に座ったオッサン。
このオッサンは立ち席券の筈ですがオネエサン
が立った後、ずっと座っていました。
そして居眠りさえも・・・
或るきっかけで話すようになりました。
オッサンは湖南省までの帰省のようです。

私が日本人だと判ると大いに驚き、周囲の座席
の乗客に伝えていました。

男の子とバアチャンを含む一家。それに加えてオジサンと思われるのが2人。
男の子は例によりやんちゃですが余り私を含む他の乗客に迷惑をかける程ではありませんでした。

列車はかなり険しい山の中へと突入して行きました。
そうすると白いものが散見されるようになりました。

貴州省に入ると白いものが増えてきました。
列車は昆明出発時は25分の遅れでしたがそれが徐々に増幅されました。

私の車両は2号車となっていましたが、実質的には1号車で
前の車両は荷物車でした。
日本でも40年位前まではありましたが、託送の小荷物も運
んでいます。どうやら停車駅でのその荷扱いに手間取った
ようで、六盤水着が定刻より1時間以上も遅れて15:15で
した。もっとも出発が25分遅れですから道中では約40分の
遅れとなりました。
いずれにせよ、427kmを実質7時間50分かけて走ったこと
になります。

隣の席の家族も六盤水で降りるようです。
站が近付くと、窓の外を指差ししながら、あれは△△だ、これは何々だと興奮しているように見受けられました。
多分、数年振りの帰省なのでしょう。

しかし降りるのも一苦労です。降りる客の皆が大きな複数の荷物を抱えています。それに対して大量の荷物を持ってわれ先に乗り込もう
とする客がいます。それが乗降口でダンゴ状態になっているのです。1人降りて1人乗り込む、こんな状態なのです。
《待て!》という罵声が飛び交います。
そのうちに降りる客と乗り込んで来た客がどちらも譲らずに喧嘩が始まりました。やっと降りた客がやっと乗った客を引き摺り降ろそうとし
ているのです。さすがに乗務員が仲に入ってなだめて事無きをえました。

旧式車両ですから窓から荷物を投げ込む乗客。
空いた席の確保もあるのでしょうか・・・

何が起こっているのかと興味本位でホームを見ている先客。

私が陸橋を出口に進んでいる時もこんな状況でした。

初めての六盤水站は余りパッとしない站でした。情緒もありません。途中ほどではありませんが道端には雪が残っていました。
もう長居は無用と思い、明日は貴陽へ出ようと決めて明日の切符の状況チェックしようと思い切符売り場へ行こうとしましたが
春節前だからだろうか大混雑で覗き見をすることすらできませんでした。
諦めて站前広場へ出ると、バスの呼込み人が多くいて、その中に《貴陽!貴陽!》との声も聞こえました。
もし鉄道の切符が買えなかった場合はバスという手段も考えられると思いながらホテル探しに移りました。

站の真正面にある程度の規模のホテルがあったのですが、真正面では余りにも安易過ぎると思い、站から垂直に出ている
やや緩やかな登りの細めの通りの50m進んだ右手に『皇朝商務酒店』というのが見えたので入ると、ベッド1本が118元、
2本が128元とのこと。
こんな田舎で結構高いなと思いつつも、寒いことに加えて足元が悪いのでそこに決めました。

結論は余り泊まりたくないホテルだということでした。

上:ホテルの窓から站を望んでいます。

盘=盤ですが、ここでは便宜上両方使用します。

ホテルにチェックイン後に4時45分頃に再度六盤水站へ行ったところ、切符売り場の人垣
が小さくなっていたので貴陽への切符をトライすることにしました。

理由は簡単で、多くの窓口が5時までだからで、たまたま並んだ列はそういう表示がなかったので
よかったが直ぐ隣の2列は人が並んでいるにも拘わらず4時55分には係員が窓口を閉めてお金の
精算を始めた。並んでいた人々は不満そうに私の並んでいた列も含めて他の列の後尾に移動して
いました。
こういうところがまだまだ近代化が進んでいない中国の実態のひとつでもあろうと思った。

15分位並んで私の番が来て、窓口で100元札を出して《明天・貴陽・8884・1張》というとすんなり
と切符と釣銭が渡されたのでした。これで明日の切符が確保できたと安心して夕食をトライすること
にしました。

食指が動いた《羊肉粉(羊肉の入った米線)》という看板の店に入って食べていた他の客の丼を覗く
と真っ赤なスープだったので退散。四川も重慶も貴州も湖南も激辛が一般だろうから、諦めてたまた
まその店の前にサツマイモの焼き芋が出ていたので1本買って(2元)直ぐ傍の店でビールを2本入
手してホテルへ戻りました。そして部屋で焼き芋を肴にビールをチビリチビリやりながらPCで写真の
整理等をしました。外は寒い、とても夜の散歩に出る気にはなりませんでした。

もうベッドに入っていた10時頃に電話が2度なった。無視していると何度でも鳴る恐れがあるので
受話器を取ると若い女の声で何やら。何も云わずに切るともうかかってはきませんでした。

さて、『六盤水』とは・・・Ⅳ.②の今回関係先の拡大図にて解説します。

Ⅰ.①中国国家観光局の『中国観光図』から

Ⅱ.①の今回コースの関係部分

Ⅲ.②中国国家観光局の『貴州省観光地図』から

Ⅳ.②の今回関係先の拡大図(これにて解説します)

六盤水市の基本情報

   六盤水市(ろくばんすい、Liupanshui)は中華人民共和国貴州省の西部に位置する市。
   枝・県・をまとめて六盤水市となった。行政の中心は水城にある。