《4.元謀土林(騰衝〜保山〜楚雄〜元謀) 

2011年2月15日(火)、16日(水)

2月15日(火) 騰衝から保山経由楚雄へ《移動のみ》
夜、ビールを飲みながら今までの情報とネットによる新しい情報を得て、次の行先を『元謀』郊外の《土林》にしました。
そしてその後に《黒井古鎮》へ行くとコースを大まかに頭の中に描きました。

前日のチェックでは《保山》へ行く1番のバスは07:50発です。
それに間に合うように余裕をもってホテルをチェックアウトしました。バス站はホテルに隣接していますから便利です。
多少高めながらこのホテルにしてよかったと思いました。
少し離れれると80元や100元のホテルがあるでしょうが、早朝にバス站に辿り着くにはタクシーを使わざるを得ません。
そうすると、10〜20〜30元は支払わねばなりませんから意味がなくなります。

計画通り、07:50発のバスの切符が買えました。運賃は50元。
実際の発車は07:55でした。バスに運転手に所要時間を訊くと3時間半
と言われました。
正にその通りで保山客運站に11:25に到着しました。
(途中の景色は昨日と一緒ですから省略します)
直ぐに《楚雄》行きのバスの切符を買いました。
保山客運站は発車時刻表がないとしきりに嘆いていますが、一部の路線に関し
ては、《保山高快発車時刻表》というのが改札後の乗り場に掲示されていました。
これでは意味がないのであって、切符を買う場合に参考にしたいのですから、
切符売り場に掲示の場所を移すべきだと考えるのは私だけでしょうか・・・
(多分そうでしょう。土地の人は主要な行先への発車時刻を色々な手段で入手し
ているのでしょう)

12:20発で、121元+3元(保険)=計125元でした。
おかしいのは保険料です。同じルートで昨日は2元、きょうが3元、いったい何が
違うのでしょうか?

《保山客運站》

時間があるし、丁度昼時だったのでバス站内で饅頭をひとつ買いました。1.5元でしたが訳の判らない野菜の類(切干大根?)
が入った饅頭で、何とか半分は食べましたが途中でギブアップしてゴミ箱へ入れました。

乗った《楚雄》行きバス。

運転手です。背広を着込み
ネクタイまで締めています。

バスの実発車は12:30で、《楚雄》のバス西站着は17:30を過ぎていました。
来る時は4時間半で逆は5時間以上も掛っています。

理由を考えました。
  @来る時にはほぼノンストップでしたが、2、3箇所に立寄って客を拾った拾った
  A身なりをかまった運転手が余りに慎重な運転で意味無く低速走行することがあった
という私の批評です。

身なりをかまうのはいいけれども、仕事をきちんとこなして貰いたいものです。
同じホテルに泊まりたくないので、西站から少し歩いて目に入った『万子言(Wan Zi Yan)商務賓館』にしました。

60元と高くはなかったのですが、夜はネットが繋がらず、ケーブルの理由かもと考えて変えて貰っても駄目でした。
しかし、翌朝は繋がりました。中国の3流ホテルではこのような事を既に数回経験しています。
きょうの出費は、
  バス 騰衝(騰冲)→保山 50元
  饅頭            1.5元
  バス 保山→楚雄    124元(含む、保険3元)
  煙草            8元
  ビール           8.7元(3本)
  スーパー買物袋       0.6元
  ホテル宿泊        60元 
  ------------------------------------------------
  〆て計         252.8元
2月16日(水) 楚雄から元謀へ、そして元謀土林
昨夕の保山からのバスは楚雄の西バスターミナルに到着しました。
既に調べておいたのですが念のために再度元謀へのバスをチェッ
クしました。

西站発が、
07:30
08:10
08:50
09:30
10:10
以降も40分毎の発車です。
早く寝て早く起き出したので07:30の始発に乗ろうと決めました。
ホテルの5階の部屋から1階のロビーに6:40頃にチェックアウトの為に降りていくとロビーのソファーにオネエサンが寝ていました。
チェックアウトの旨を告げて起こすと眠そうに目をこすりながら部屋を確認の為に5階まで昇っていきました。
暫くたって降りてきて200元の保証金から140元戻してくれました。そして玄関を開けて送り出してくれました。
それまで約10分、私1人しかいないので問題はありませんでしたが、大きなホテルでチェックアウトの人で混雑している場合は20〜30分、
場合によってはそれ以上かかることもあります。

この時間でも未だ外は真っ暗です。中国は地域による時差を設けていないので全土北京時間です。
雲南省は中国でもかなり西の方向にあり、更に雲南ででも西の果て近くに来ていますから、この季節では7時半頃にやっと空が白くなり始
め、明るくなるのは8時を過ぎてからです。

知らなかった時は人々の活動開始に支障があるのではないかと思っていましたが民衆は勝手に《時差》調整を行っているのかここでは人々
活動を始めるのは8時を過ぎてからです。従い殆ど人通りのない真っ暗な道をバス西站に歩きました。
時折、車のヘッドライトがあるだけで若干ですが不安を感じながら早足で進みました。
見覚えのある西站が見えてきました。少しほっとしました。
切符売り場の窓口には明かりがありオネエサンが居たの
で切符を買いました。
運賃37元+保険1元、合計で38元でした。
保険の方に発売時間が印字されており、07:02でした。
07:30の元謀行きはここ西站で最も早くスタートするバス
です。
まだ荷物のセキュリティーチェックも稼動していませんでした。
バス溜りに《元謀》という札を掲げたバスが2、3台あり、数人の
乗客が待っています。そのうちの1台には車内灯が点っています。
このバスに違いがないんだがもし違えば乗換えが面倒だし・・・
という雰囲気で待っています。
しばらくすると後から来た誰かが車内へ乗り込みました。
まるでそれが合図だったかのように私を含む待っていた連中が
ゾロゾロと乗り込みました。
その内に運転者と思われる男が乗り込んできて、切符の半券を切り取りながら座席位置の調整を始めました。
もう間違いありません。このバスが元謀へ行くバスです。
運転手に所要時間を訊くと、4時間とのこと、予想通りです。
バスは定刻に西站をスタートしました。
もう慣れましたが、街中をゆっくり走りながら客を拾って満席で改めて本格的に出発しました。


山の中へと進んでいきましたが、険しい山道ではなくなだらかな丘陵地帯を進んで行きます。

08:53に『牟定』を通過、2、3人の乗降がありました。《牟定》という
町は『昆明』行きのバスさえもあるかなりの規模の町でした。

《牟定》まではよく整備された道で、乗っていても気持ちがよかった
のですが、ここを過ぎると未整備の道に変わりました。

09:45に『安楽』というところを通過して、10:15に『白沙』という
所で加水とトイレ休憩です。
5分後の10:20にバスは再スタート。その辺りから《土林》の片鱗
が見え始めました。

白い花、そば畑だと思われます。

所々地肌が剥き出しにになっていて、かなり深い谷になっている所も見られました。

進んでいる車窓の左右には農耕地帯がずっと続いていました。黄色い菜の花、そして白い花は《ソバ》ではないかと思います。
また色んな種類の野菜類も見え隠れしていました。

そして11:15に元謀のバスターミナルに到着
しました。

適当な規模の田舎の町のバスターミナルです。
《保山》等の巨大なバスターミナルと違って親し
みさえ感じられます。


早速にこのバス站からの路線と時刻表のチェック
をしました。
大事なのはきょう行く予定の『土林』へのバスで
すが、
このターミナルからは09:20、11:00、15:30、
16:30だけです。(11:00と15:30は虎渓行き)
もう11:00は出発してしまっています。でも心配は
していません。ネット情報によるとミニワゴンがある
ようです。
早速きょうの泊まりのホテルを探しましょう。

バス站の中には『交通賓館』がありましたがネットが使えそうもないので止めました。そろそろ到着かなと
思っていた時に『佳和酒店』という新築開業したばかりと思われるホテルの前をバスが通過していましたが、
歩くと15分位かかりそうだし値段が150元以上はしそうなのでそこも止め。少し街の通りを歩きました。
数軒、目に入りましたがどこもネットはなさそうです。




通りに『泰和園酒店』という看板が見えました。《ネットカフェ》も併設されている
ようなのでそこを覗いてみました。
なかなか立派そうです。値段を訊ねると、掲げた価格表を示して138元などと
言います。
こんな町にしては高いので他を当たろうと出ようとすると90元でいいよ、との
言葉があり、ここに決めました。

部屋は道路側がいいか裏側がいいかというので裏側にしました。
宿泊登記でパスポートを出すと問題はないもののPCとコピー機の調子がよく
ないので暫く預からせて欲しいというので一旦部屋へ入りました。ネットはない
もののまぁまぁの部屋です。

この掲示は、普通語(北京語)を話しましょう、というものです。
この土地の方言は全く判りませんでした。

ホテルに併設のネットカフェ

荷物を置いて旅装を解いて《土林》へ行くべくフロントに戻るとパスポートを預けたオネエサンとは違う男が居たので
パスポートを返してもらってからバス站の方に向かいました。
《土林》は元謀の町から30km程度離れているようです。
バス站から交叉点の斜め筋向いに『元謀県金沙農村短途客運有限責任公司』
という看板の掛かった広場の中に多くのミニワゴン車が見えましたのでここに
《土林》へのミニワゴンがある筈だと思い中へ入ろうとすると呼び止められたの
で《土林》というと、ここからは無い、到着したバス站へ、と言われたのでバス站
に行きました。

そして調べていた地名の『物茂』行きはあるかと訊くと、ある、但し次は16:30
だ、といわれました。それは普通のバスです。

再度ミニワゴンの乗り場へ戻ると今度はオバサンに呼び止められました。話をしてみると《物茂》や《土林》へのミニワゴンはなくチャーター
になるとのこと。
折角ここまで来ているのですから思い切ってチャーターの価格交渉を始めました。言い値は往復で200元。私は100元を提案。
かなり時間が掛かって120元まで下がりました。私は100元を譲らず交渉不成立かと諦めかけていると100元でいいという運転手
が現れました。このオバサンは単なる斡旋者だったようです。

元謀土林は雲南省昆明から 189kmほど離れた金砂江の川谷地域です。
切り立った土峰が屹立し、約42.9m2に広がり続きます。元謀の土峰は赤色を呈し、高さが数十mに達しますので、まるで森
のように見えるから土林と名付けられました。
元謀の土林は雲南石林、 陸良彩色砂林と並び雲南三つの自然奇観林と称されました。

元謀土林は、虎跳灘、班果、新華の3つの風景区に分けられます。虎跳灘を除く、班果と新華土林は未開発区で、道に迷う
恐れもあります。

いよいよ《土林》です。
その前に土林とは・・・

12:30頃に出発しました。町を抜けて暫く走って高速に乗りました。高速の次のインターが土林でちょと走ると《土林》10km
との標識が現れました。
ミニワゴンは《土林》のインターで高速を降りて下道を走り出しました。かなり走ってあと7kmの標識を通過しました。

この辺りから侵食され地表に露出した砂の柱が多くなり出しました。
そして1時頃に《土林》に到着しました。かなり乗り応えのある距離でしたから30kmは走っているでしょう。
午後1時、いよいよ《土林景区》へ到着です。半分位高速を使って30分かかっています。

ミニワゴンの運転手に促されてレセプションの建物に入って《門票》を買いました。何と《80元》もしました。
ここは《虎跳灘》と呼ばれる地区だそうです。
そしてゲートをくぐると目の前に《土林》が目に飛び込んできました。
小さ橋の手前の植え込みに《東風本田車主林》という標識がありました。
ホンダも大変だなぁ、こんな所ででも社会貢献をしなければならないなんでと思いながら橋を渡ると道案内の標識があり、左へ進むと
《沙灘摩托体験区》とありました。
なるほど、オートバイで砂上を走行する練習場のようなものがあるんです。ですからホンダなのです。
決して《社会貢献》ではないのだと納得しました。
私はそれには興味がないので右手方向へ進みました。
なかなかの景観です。奇観と言った方が正しいかもしれません。
次から次へと異様な土柱が現れます。
土林の奇観はよく映画撮影にも使われ、高倉健主演の映画『千里走単騎(単騎、千里を走る。)』の撮影もここで行われたとの情報もあります。
私自身その映画は観ていませんが、アクションもの、SFもの、乃至は子供向けのキャラクターの対決シーンの撮影にはもってこいの場所でしょう。
こんな広大な場所で入場者は私ひとりです。落下して怪我でもしようものなら大変なので足下に注意しながら慎重に進んで行きました。

思ったのはトルコのカッパドキアに似ているなということでした。
カッパドキアは柔らかい岩石でこちらは固い砂という大きな違いはありますが、景観そのものは近似しています。
どうやら標識によると2、3kmの歩行コースになっているようです。
奇観ながら同じようなものの連続だし、行ってまた戻るのも大儀なので多分中間ぐらいであろう
と思われるところで引き返すことにしました。
でも同じ道では面白くないのでメインから外れた小道を進みましたが途中で来た道から大きく外れている
ことに気が付きました。これはヤバイ、迷子になったぞ!
ひとりは怖いものです。しばらく進むと上の方に来た道が見えたのでそこへ上ろうとしました。
道はありません。一寸した崖をよじ登り始めました。土の柱ですが矢張り砂の柱です。足下が崩れます。地面を掴んだ手も安定していません。
ズルズルと落ちてしまいました。手の平に若干怪我をしただけで済みました。

これはますますヤバイ!
結局、後戻りして元の本道へ出てそれを引き返しました。
元の《景区入り口》に戻ってきたのは午後2時過ぎでした。
チャーターしてミニワゴンは待っていました。
(お金を払っていませんから当然ですが・・・)

約1時間の土林探訪、十分に堪能しました。
小さな小さなアクシデントもご愛嬌で印象の強いものになり
ました。
土林は、《虎跳灘》《班果》《新華》の三ヶ所が公開されていて、《虎跳灘》は道標が整備されているものの
他の《班果》《新華》はそれがないので迷ったら大変だと言われています。
図らずもそれを《虎跳灘》で体験したわけです。

2時半過ぎに出発点に戻ってきました。約束通りの100元を支払って土林巡りは終了しました。
明日、2月17日は『黒井古鎮』へ行く計画です。バス站へ行き、《黒井》へのバスがあるかどうか訊きましたがないとのこと。
鉄道で行けばよい、とのアドバイスをもらった後は元謀の街をぶらぶらしましたが特に珍しいものは発見出来ずで一旦ホテルへ戻りました。

ホテルへ戻ると改めてパスポート問題の発生です。公安に届ける必要があるから再度預からせて欲しいと言われ不安なのでいつ返して
くれるかと訊くと30分後ということでフロントのオネエサンに渡しました。

もういいだろうと思い40分後ぐらいにフロントに行くとオネエサンが居ません。どうしたんだと騒ぐと男が出てきたので、私のパスポートを返し
てくれとしつこく言うと多分彼女にだろうと思いますが携帯で連絡を取っているようです。
すると自転車をこぎながら手に私のパスポートを握りしめて彼女が戻ってきました。どうやら公安で時間が掛かったようです。
私はパスポートが戻ってきて一安心しましたが、90元を稼ぐためにホテル側も大変だと思ったのでした。

この後、メールチェックの為にホテル併設のネットカフェへ行きました。30分でいいと言ったのですが1時間刻みで3元というので交渉した
ものの駄目で3元支払いました。
メールのチェックは直ぐに終わり日本のニュース等を見たりしても15分足らずで全てを終えました。出ようとすると、もういいのかと言うので、
いいんだ、とネットカフェを出ました。問題は日本語の表示は出来るのですが日本語での入力が出来ないことです。返事は、ローマ字や英語
では不便なので余程のことがない限りしませんから早く終わってしまいます。


それを済ませて再度街をぶらぶらしてビールを買ってホテルへ戻りました。

ビールを飲みながらネットの繋がっていないPCで資料の整理等をしたり明日の計画を立てたりして寝ることにしました。
きょうの出費は、
  バス 楚雄→元謀     38元(含む、保険1元)
  パン            3元
  煙草            6元
  すいか           4.5元
  ミニワゴン(往復傭車) 100元 
  土林門票         80元
  ネットカフェ        3元
  ビール          10元(3本) 
  ホテル宿泊        90元 
  ------------------------------------------------
  〆て計         334.5元

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