《6.黒井古鎮 

2011年2月17日(木)

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7.黒井~昆明~帰国
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黒井到着は丁度12:00でした。
元謀で約20分の遅れが途中で30分以上の遅れに拡大したのを14分の遅れまで回復して
の到着でした。

列車を降りると同じ列車から降りた2人のオネエサンが私に寄り添うようにしています。
そして、何処へ行くの? 私:黒井 じゃあ付いていらっしゃい。

《黒井》の鉄道站は高台にありました。
站のホームから出て坂道を少し下るとそこに馬車が多く客待ちをしていました。

《黒井古鎮》への馬車のようです。乗合のようになっています。

オネエサン2人は私を先導して客を乗せようとしている馬車をかき分けて一寸外れに待機していた馬車に乗り込み、あなたも乗り
なさい、でした。
そして他の馬車は6人位満席になるのを待っているのに私とオネエサン2人を乗せてスタートしました。
多分、オネエサンは土地の者で、いつも利用している懇意な御者(馬車の前部に乗って馬を操り馬車を走らせる人)と馬車なの
でしょう。

馬車の屋根の支柱が邪魔になっていますが、
『黒井・中国歴史文化名鎮』の看板。

左の看板からは一本道を直進しました。

年下と思える方のオネエサンに見覚えがありました。かなり美形で若い時はさぞかし綺麗だったと思う程で、同じ車両の通路を挟んだ
隣の席に男と二人で乗っていました。そして彼女は年上の方のオネエサン(オバサンに変えましょう)に、この人は日本人なのと説明
しています。列車のスタート直後の女車掌が私の撮影を咎めた時に知ったようでした。

そして、きょうは何処へ行くの? 私は、きょうは黒井古鎮で泊まって、明日昆明へ行く予定だといいました。
私:黒井にはホテルは有るの? オネエサン:有る、この人は旅館をやってるから泊まれば? オバサン:うちに来れば・・・

こんな感じの会話をしました。

馬車は15分位で黒井古鎮の入り口に到着しました。
ここで門票を買います。

オネエサンに何歳かと訊かれました。
70歳以上は無料だとのことでしたが、どう見せてもそこまでは化けれませんので正直にいうと、じゃぁ15元。

でも一般は30元なのに半額です、友達割引だったのでしょうか?

どうやら一般の馬車はここで降ろされるようですが我々の馬車は横道をすり抜けて古鎮の中まで入っていきます。
そして役場らしきところで綺麗なオネエサンが降りました。どうやら役場の職員でしょうね。

もう少し古鎮の中に入って行き、降りるように言われました。馬車賃はたったの3元とのこと。一般の観光客用の乗合だと最低でも
10元は取られたでしょうし、古鎮内部への入り口でした。ラッキーでした。

馬車を降りて階段を下って古い道筋に出たと思ったらオバサンは一軒の家のドアを開けました。
『江縁客桟』という手書きの粗末な看板が掛かっていました。
そして家に入ると奥の部屋へと私を導き、どぅ?と。元々黒井ではネットを期待していませんのでOKというと、40元とのこと。
まぁリーズナブルと思いました。オバサンは『押金(担保金)』は要らないというので40元を支払いました。

これで今夜の宿も確保できました。

古鎮の実際の内部への入り口、自然石の案内板です。

石の左にある階段を降りると細い小径が続いています。

このような石畳が延々と続いています。

階段を降りて左手の3、4軒目がオバサンの宿でした。

オバサンの宿、『江縁客桟』の部屋です。これは私が泊まった部屋。

窓から川の流れが見えます。

こんな4人部屋もありました。

荷物を置いて《黒井古鎮》の探訪です。
門票の裏に地図がありましたが、必要の無い程度の集落に見えましたので思い付く方向に歩き出しました。

宿から戻るように階段を昇って左折した所にあった造り酒屋

上の道を古鎮内部に進むと『橋』に出ました。

《五馬橋》、1301年建との記述がありますが、何度も修復されているでしょう。

《五馬橋》の上から振り返ると、《照壁》のような建造物。書かれている内容は判りません。

造り酒屋を見る為に、細い古い通りではなく上の新しい道を進んで橋に出たのですが、《宿》の前の古い小径を見る必要があります。
従い、橋を戻って古い小径へ行くことにしました。

宿の前の古い小径は長さが300m程度で、来る時に降りた階段の反対側の出口(入り口?)にこのゲートが在ることになります。
名前は、『節孝総坊』というようで、これがいわば文化財になっています。

ゲートの細かい彫り物が有名らしいのですが、正直なところ、よく判りませんでした。

即物的な私が興味を持ったのはこれでした。背後は《五馬橋》ですが、何かを川風に晒すように干しています。大豆製品のようです。
乾燥納豆だと判断しました。

『節孝総坊』をくぐり抜けて《宿》の方へ向かいました。
すると、美術学校の学生か同好会仲間かがこの古い小径と建物を写生しているのに遭遇しました。

古い街並みは画学生にとっては格好の画材なのでしょう。

この古い小径には名が付いているのでしょうが、そんなこととは無関係にぶらぶら歩くには最適の路です。

次は古い家並みです。

殆ど例外なく玄関戸の両脇に石造りの腰より少し高めの工作物があります。これは何でしょうか?

これは後世にに2軒に分割された?

自問自答ですが、かって品物を馬で運ぶ場合に、この台を利用して馬の背に載せたのではないでしょうか・・・

ここまでは、ほんの短い距離を歩いただけです。
下の地図の『徳政坊』辺りが《階段》で、下にせり出している路を辿って《橋=五馬橋》へ行き、戻って『節孝総坊』というのゲートを
くぐって黒い路(実は石畳の小径)を『徳政坊』辺りまで戻ってきたというだけです。
未だ橋を渡って川向こうへは行ってません。
宿でしばし休憩してから、次は川向こうの探索です。
尚、きれいなオネエサンが馬車を降りたのは、『黒井人民政府』だとこの地図で知りました。

昔、牛飼いの彝族の李阿召(女性)が山間で牛を飼っていると、黒牛が壮健になったことを解明しようとして、黒牛の後を付けて
行くと、山麓の池で水を飲んでた牛を発見ました。そしてその池の水には塩が含まれていることが判り、その池を黒牛井と名付
けづけられ、その後、黒井と呼ばれるようになったと言われています。
黒井は長い間、製塩で繁栄しました。

さて、《黒井》の縁起は?

次は川向こうの探索です。

《宿》から古い小径を『節孝総坊』に向かい、《五馬橋》を渡りました。
するとそこはバスターミナルになっていました。(上の地図では黒く塗りつぶされている箇所です)

バスターミナルを過ぎて川と平行になっている路へ入りました。
そこは土産物屋とレストランが中心のショッピングストリートになっていました。

『清真』ですからイスラム料理屋です。

これもイスラムです。

土産物屋と言っても、さすがに《黒井》は面白い。雑貨や服飾以外に黒井の特産を扱う店が多くあります。

《参考》

塩=盐

ここまでは塩でしたが、以下は川辺で見た乾燥納豆です。

土産物として売られる《塩》はこのように陳列されています。

この通りもせいぜい500m足らずで終わりで、外れには数年前に廃業したと思われる製塩工場がありました。

左:工場のシンボル、否、黒井のシンボルともいえる煉瓦造りの煙突

下:工場の売店、小売りもしていたようです

通りから外れて丘の麓の方へと歩きました。

すると、

黒井に塩による繁栄をもたらした黒牛の故事来歴が記されて
います。

このあと、案内板に従って丘の上に向かいました。

右:黒井の町

上:井戸とシンボルの黒牛


右:鉄橋を渡る旅客列車
   煙突は塩工場の煙突

丘の上に『大龍祠』がありました。

この辺は私の関心・興味の外です。

予期せぬ大きな収穫がここでありました。
本堂(?)に向かって左の建物が黒井の製塩の歴史博物館になっていたのでした。

塩水を煮詰めた竈でしょうか

煮詰めて鍋の形になった塩塊を適当な大きさに切って馬の背で運んだのですね。

『塩文化科普教育基地』と読めました。

この円盤状の塩塊の直径は1m位あるでしょうか。

黒井の通りを歩いていると、石の細工物が無造作に捨てられているのを何ヶ所かで見ました。
誰かが持ち帰っても全く判らないでしょう。
性善説に基づいているのか、或いはこれらの石に関心がないのかいずれかでしょうが、私は後者を採ります。

バスの停まっていた広場(バスターミナル?)へ戻ってくると、そこには彝(Yi)族と思わ
れる女性が何処かへお出掛けの様子でした。髪は結ってますが、服装は普通ですね。
想像を逞しくすると、結婚式か何かに出席するのでしょう。そして民族衣装へは行った
先で着替えるのでしょう。

最後にもう一度バスの溜まり場へ戻ってきました。正式なバスターミナルではありません。従い、時刻表などは何処を探してもありません
でした。黒井は何処と結ばれているのかに関心がありましたので、バスを観察しました。

《羅川です》

《禄豊・広通です》

《楚雄です》

このバスは《楚雄》と《黒井》間のバスですが、楚雄の北站、
西站からはありませんでした。ということは楚雄には他にも
ターミナルがあるのかも知れません。

きょうの出費は、
  ミニワゴン(元謀站へ)    3元
  鉄道元謀→黒井        4.5元
  馬車             3元
  黒井古鎮門票        15元
  ビール            7.5元(3本) 
  宿泊             40元
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  〆て計            73元