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2011年6月8日(水)

《4.丹寨の苗族の村々を巡り雷山へ》   

『巴蜀商務酒店』は98元だけあって結構満足のいくホテルでした。
ただ、朝のチェックアウト時に苗寨巡りのタクシーの依頼をしたところ、バス站付近にタクシーがあるから頼べは、という対応には不満でした。
なぜ《丹寨》へ来たかというと、今年の3月に《三都》を探検に行く際に都匀からのバスが途中で丹寨を経由し、丹寨がどうやらこの地方
の交通の中心のようでバス站の周辺でも多くの苗族の女性に出合いましたので機会があれば是非訪ねたいと思ったからです。

でも《丹寨》は苗族中心の町ですが情報が異常に少ないので困ります。

バス站のある中心街は再開発された地区のようで、昨日ぶらぶらしながら古鎮の在り処を訊いて行くことは行ったのですが規模も小
さく薄汚れた家並みだけが残っているだけ
でした。

これならば郊外の苗寨と思ったのですが情報がありません。バス站で地図でもないかと探したのですがありません。
ネットで得た断片的な情報だけです。
それもここでは友人が英語でいうところの《インターネットポリス》の監視が厳しく、日本のサイトには殆ど繋がりません。
私のこのHPも規制されてアクセス出来ない程です。
ただ、Yahooジャパンの検索を掛けると項目だけは見れます。しかしそのサイトの中へは入って行けません。
それでも以下のような項目だけを拾い集めることが出来ました。
・施洞鎮唐龍苗族村
・青曼村(舟渓鎮曼洞村)
・石橋苗族村の伝統的な紙製造
・美しい高要棚田
・雅灰郷の麻鳥村、送隴という村(丹寨県 でも最も原始的なミャオ族の部落)
・棚田が続く風景が続く丘陵地域の雅灰郷
・劉家村、百领苗族村
・麻鳥棚田の見学
これを頼りに丹寨の苗寨を巡ることにしました。
これらを紙に書き写してバス站の前に来るタクシーに、3時間のチャーターでこの内の何箇所か廻りたいのだけども幾らかと訊きました。

1台目は幾ら払うのかというので100元というと、とんでもない!との反応。では200元と言っても首を振って走り去りました。
暫く時間をおいて2台目を捉まえたのですがほぼ1台目と同じでした。どうやら近距離の乗り合いの客を拾っている方が売り上げが上が
るようです。

そして3台目。何やら計算して220元でやっとチャーターが成立しました。
チャーターというと飛び付くと思っていただけに意外でした。
何処へ行くのか、と訊かれましたがこちらに情報がないのでお任せにしました。
09:10から12:10の3時間のチャーターで結局以下の4箇所廻れました。
高要・排牙・卡拉・揚武

1.高要(Gao Yao)

2.排牙(Pai Ya)

丹寨の町から郊外へ出て山の中へ入り、最初に運転手が着けてくれたのは『高要』という苗寨でした。
細い道路の突き当たりで降ろされました。一見したところは何ともみすぼらしい集落でした。

でも、暫くすると、歩いている住民、男は遠くへでも出稼ぎに行っているのか多くは女性で、例外なく民族独特の服装をしています。
農作業であれ、店番であれ、ことごとく民族服です。

このバアサンもそうです。

野良仕事への行きか帰りかもこの服装です。

豚肉を売っているまだ20代と思えるこのオネエサンも民族服です。

秤の目盛を読む真剣な眼差し。

中国では豚の血も立派な商材です

下の方に水場がありました。降りていくと洗濯をしている女性がいました。

洗濯も民族服を着て行うものなんですね。

戻りに、来るときに気が付かなかった棚田が見事に広がっていました。
後で調べると、《高要》の棚田は結構名高いようです。

次に連れて行って貰ったのは『排牙』という苗寨でした。

ここでも民族服姿の女性が闊歩していました。農作業に民族服とは何と素晴らしいことでしょうか・・・

バアサンも例外ではありません。お金の面では貧しくても民族のアイデンティティーを大事にしてこころ
豊かに暮らしているのではないかと思いました。

珍しく男に会いました。
馬を引いていました。

たまたま、偶然に覗いた民家の中ではオジサンが竹の加工細工をしていました。
運転手に案内して貰ったわけではなく(運転手は着いた場所で休憩でした)偶然とは怖ろしいもので、《蘆笙》の製作の第一人者の許
に迷い込んだのでした。(だから旅は止められない・・・)

調べたところ、《芒筒》という楽器らしいというのが判りました。

ここ排牙では家々の造りに特徴がありました。

要は、
 1.二階以上の部分がテラス方式になっていなくて、断面を見ると垂直である。
 2.二階の概ね中央部分に飾り欄干がある。(この部分が少し外に出っ張っている)
という二点が挙げられます。

これがこの丹寨の苗族の住宅の特徴だと理解しました。

次は『卡拉』という苗寨でした。

3.卡拉(Ka La)

最後は『揚武』でした。

4.揚武(Yang Wu)

文字ですが、『鳥』(とり)なの
か『烏』(う)なのかの判別は
出来ません。

そこで双方で色々調べたの
ですが、
  《鳥(烏)籠芸術》
の意味は現時点で不明です。

このような立派なゲートが造られていますが、中に特別な施設があるわけでなく不必要な気がしました。

訪問の日、2011年6月8日は丁度田植えシーズンの最盛期でした。

ここでも女性は民族衣装で野良仕事に励んでいました。

出会った村人。多くの人は写真を撮られるのに忌避反応はありませんでした。(1枚は断ってませんが・・・)

集落内の壁面はこのような日常の生活を描いた絵画で飾られていました。
でもどうして中国の農村の絵画はこのように平面的なのでしょうか?

また、ここ卡拉の住居も排牙と同じようなテラスのある形態でした。

木々に囲まれた泉で民族服姿で洗濯する女性。青いホースが無ければ絵になるのですが・・・
(修正しようかな)

時間は丁度昼前、制服姿で下校する小学生の一群に出会いました。

この女の子、かわいいですね。

進んでいくと小学校がありました。ここから集団下校で出てきた子供たちに逆方向から出会ったのでした。

こうして高要(Gao Yao)・排牙(Pai Ya)・卡拉(Ka La)・揚武(Yang Wu)苗寨を廻って丹寨のバスターミナルに戻ってきました。
短時間ながら内容のある中身の濃いツアーとなりました。全てが期待以上でした。
これもドライバーが良心的で気が利いたからだと思います。
ドライバーに感謝です。

面白いことがありました。
排牙(Pai Ya)から卡拉(Ka La)へ移動する時に一旦丹寨の町に戻ったときに或るところで子供連れのお母さんをタクシーが拾いました。
チャーターなのに、と思ったものの別に何も言いませんでした。そしてそのまま次の卡拉(Ka La)で私が散策して写真を撮っている時も
ずっと待っていました。それどころが、私が戻ってくるとドライバーは子供を抱いていました。そこで訊くと、自分の奥さんと子供とのこと。
チャーターだから勤務に関係ないので日頃できでいない家族サービスの一環として携帯電話で呼んだのでしょう。

たまたまいいドライバーに当ってよかったと思いました。
220元の価値は十二分にありました。

丹寨の苗族の集落(苗寨)を巡ってバス站戻ってきたのが12:10。
次の目的地は《雷山》にしていました。雷山へのバスは14:00発です。
何もすることがなく、バス站内で時間を潰しました。
時間になりバスに乗り込みました。

丹寨から雷山へは殆どが山道で榕江からの道に入るまでほぼ全行程の三分の二は無舗装の酷い道でした。といっても昨日の増沖鼓楼
への道よりはよかったですが荷棚の荷物が落ちてこないかずっと心配していた程です。

クレーン車の道を塞がれで15:00~15:20の間ストップした影響を勘案してもバスは丹寨を定刻14:00に発車して雷山到着が17:10、
正味3時間弱も掛かりました。乗り応えのある21元でした。

途中、このようにクレーン車が道路を完全に塞いで作業をしていて
20分間足止めされましたが、その間に向こう側から来た対向車は
バスが1台のみでした。如何に交通量の少ない鄙びた路線という
ことを如実に物語っています。

17:10に雷山のバスターミナルに到着したのですが、
バスターミナルの前には泊れそうなホテルがなく一寸
歩いて繁華街と思える方向へ行きました。
3、4軒『賓館』が目に付いたものの、ここにしようという
ひらめきがありません。

タクシーを捉まえて『この辺にはいいのが無いので上等
な賓館か酒店へ連れて行って欲しい』というと判ったと
言って車を走らせて少し街の中心部から離れた大層立
派な本格的ホテルに連れて行かれました。

タクシー代は3元、乗り合いの相場でした。

《雷山》のバスターミナルです

余りにも立派過ぎてたじろいだのですが、意を決してフロント
へ行きました。値段を聞いてビックリ、300元以上もします。
止めようかなとも思ったのですが代替が現時点でないので、
それこそ清水の舞台から飛び降りる思いでチェックインしま
した。318元、朝食付きでした。
このホテルは開業1年以内と思える四ツ星ホテルでしたが、設備的に
は一応整っているもののソフト面がそれに対応していませんでした。

最も大きな問題はネットで、有線での接続なのですがいちいち設定を
する必要があり、途中でオネエサンを呼んで1時間程度も掛かってしま
いました。
その上、ホテルの名称が非常に複
雑で、少なくとも2種ありました。
《雷公山国際大酒店》
《泰穆塞尓(Time Share)国際旅游
度假酒店》

更には《雷公山双慶国際大酒店》と
いうのも見ました。

また、余りに高かったので通常は貰
わないホテルの宿泊料金の領収書の
印は《雷山泰穆塞尓旅游度假酒店》

複雑怪奇です。
この夜はホテル前の少し先の商店でビールを2本、6元で買って部屋で飲みながらネットで翌日の行き先の検討をして
過ごしました。


朝には、5時頃にはお湯が出ませんでした。尤も6時過ぎには出ました。
安宿でも24時間給湯が多いのにこれで318元も取るなんて・・・

また、朝食は惨めなものでした。その時はひどいなと感じた榕江の《侗郷蜜大酒店》方が遥かに上でした。

高くとも150元が妥当でしょう。私にとっては貴重な人民元を150元以上もドブに捨てたようなものでした。
タクシーチャーター  220
すいか
バス 丹寨~雷山 21
タクシー ホテルへ 
ビール (2本)
宿泊 雷公山双慶国際大酒店 316

《6月8日の経費》

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