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広東省・広州市の北に位置する『従化市』にある古鎮『大江埔』を訪ねました。

《広東省広州市郊外の従化の大江埔古鎮を訪ねる》  

2011年12月21日(水)

『従江』は広州市の北に位置します。
尚、従化は中国語の簡体字では【从化】と書きます。

大都会・広州の至近の地に古鎮というのは俄かには信じられません。
広州からバスで従江に向かいました。

広州から従江へのバスは広州鉄道駅の向かいにある市汽車站の1階から頻発しています。

従化を含むこれらの行き先へのバス乗車券は2階にある
総合切符売り場でなく1階の専用切符売り場で購入します。

切符売り場の横にあるセキュリティーチェックを通ってバス乗り場に入ります。

《従化》へのバスは快速(所要約1時間)と普通(同、約1時間半)があります。運賃はどちらも24元です。

私は終着まで乗りますから快速の《高速直達》に乗り込みました。

広州から従化へは高速道路が通じています。
従化の辺りは《茘枝》で名高いとのこと。従化に近付くと車窓の両側に丸っぽい茘枝の果樹が多く見られました。
シーズンは6月下旬から7月上旬ですからシーズンオフでした。

広州の市汽車站から《高速直達》で1時間、《従化汽車站》へ到着しました。
市街地から少し離れた新設されたバスターミナルでした。

《従化汽車站》内のホテル等の広告です。

右下の住所の但し書きが《原河東客運站》となって
います。このホテルの在る所に以前は『河東客運站』
が在ったのでしょう。

このホテルに泊まることにしました。

従化には和食のレストランがあるようです。夜が58元で
食べ放題は安いですね。夜はここにする?

バス站の端には公共バスの乗り場がありました。

2路、3路、4路が従化の町の中へ入って行くようです。
運賃は2元と3元、違いは運行会社の違いでしょうか。
(公交バスにしては高いですね・・・)

汽車站の広告で《美愉楽賓館》がよさそうに思えたので広告通りに《建設路》へ行くべく
2路のバスに乗りました。このバスは2元でした。

ホテルは難なく判りました。
宿泊料金は118元で、まぁまぁのホテルでした。

イントロが長くなりましたが、古鎮『大江埔』は翌日の12月21日に訪ねました。

行きは4路のバス(3元)、戻りはバイタク(10元)でした。
従化はバイタクが非常に多くて庶民が日常に足として利用しています。
古鎮『大江埔』は町に近いことから、もしご興味があってお訪ねになる場合はバイタクをお勧めします。

バスで行っても最後は結局バイタクのお世話になりました。
集落に入ると、家々に住所を示したプレートが付けられていました。

この集落は、『江埔村』というようです。

集落へ足を踏み入れると中国でよく有るような素人壁画が描かれていました。

壁画を過ぎると直ぐに古鎮へのゲートがありました。

ゲートをくぐると目の前の左手に大きな《うだつ》が特徴の古い屋並み(家並み?)が飛び込んできました。右手は池です。

右手にあった池越えで見た古鎮『大江埔』の全景です。

古鎮『大江埔』の現有する特徴のある建物の多くはファミリーの先祖を祭る《祠》でした。

実際に確認できたものは、
  
1.武餘公祠
  2.楽秋公祠                    
祠(ほこら)
  3.居賢公祠                     
神や祖先を祭る所。
  4.懐山公祠                     
神を祀る小規模な殿舎。
  5.能縁公祠

でした。

1.武餘公祠
2.楽秋公祠
3.居賢公祠
4.懐山公祠
5.能縁公祠

では、幾つかを詳細に見ていきましょう。

1.武餘公祠

正面奥には祭壇がありました。
先祖の霊を祀っているようでした。

祭壇から振り返って入り口方向を眺めました。
門から祭壇まで30m位だったでしょうか。
4.懐山公祠

正面奥には何故か毛沢東を讃えるスローガンが書かれていました。
想像するには、あの文革中に元々の祠は廃止となりスローガンが掲げられるようになったのでしょう。

内部の右手の壁面には大江埔浦の大きな
写真が貼り付けられていました。

左手の壁には《毛主席語録》が書かれて
いました。

中庭には井戸が残っていました。覗いてみるとかなり深い井戸で、実質的に廃棄された祠で入る人も
いないようで雑草が生い茂っていましたから気付かずに落ちると危険だと思いました。

5.能縁公祠

この祠には鍵が掛かっていました。正面の扉の隙間から覗いてみました。ごく最近に祭礼が行われた跡
が残っていました。

実は私はあまり《祠》には強い興味を持っていません。
ここで最も強く印象に残ったのは、木造建築の柱や梁などの木組みに施された装飾でした。また、精緻な木彫
にも目を奪われるものがありました。

カットして拡大してみました。

同左。

カット・拡大が2枚です。

上のカット・拡大です。

木彫だけではなく、石のレリーフもありました。
居賢公祠のものです。

左手の門柱の上です。

右手の門柱です。(下にカット・拡大)

【解説】
  うだつは、日本家屋の屋根に取り付けられる小柱、防火壁、装飾。
  本来は梲と書き、室町以降は卯建・宇立などの字が当てられた。

建物と建物の間には細い路地が走っていました。それを覗き込むと・・・

美しい《うだつ》が見え隠れしていました。


建物の《うだつ》は華南地方の特色のような気がします。

大江埔を訪れて従化の町へ戻ろうとした時は丁度昼でした。大江埔へ入る大き目の道路の交叉点にレストランがありましたので飛び
込みで入りました。

今回は珍しく連れがありましたので二人分としてメニューから3品を注文しました。

1つ目は牛肉です。

2皿目は豆腐料理です。見えづらいですが、中央部に
挽き肉が埋め込まれています。

レストランの内部です。連れは滅多にこういう所へ来ないのか珍しそうにデジカメを構えていました。

連れは現地の若い小姐でしたが、よく食べます。私が
食べなかった白飯もすっかり食べてしまいました。

3皿目は青菜でした。

お味はかなりいけました。料理は広東料理だと思われました。席は殆ど満席になっていました。
支払いは、ビールを1本取って95元でしたが満足しました。

結局、この日も従化の町に泊まり、翌12月22日広州空港から日本に帰国しました。

広州の市内へ戻って飛行場へ行くのですが同じルートでは面白くないので広州東火車站へ出ることにしました。

バスの切符は広州市站からと同じく24元でしたが、保険料として1元取られました。

急行ではありませんでしたので、1時間半かかって広州東火車站に隣接するバスターミナルに到着しました。

広州東バスターミナルは広州東火車站に隣接しています。ホームに入っている列車が望めました。

広州東火車站周辺の鳥瞰図です。

中心部分を拡大してみました。

広州東火車站には地下鉄が入っていて、乗り換えることなく1本30分余りで飛行場へ7元で到着できます。

広州空港站は飛行場の出発ロビーと直結しています。

蛇足かも知れませんが、《大江埔》紹介する書物からの抜粋です。

如何だったでしょうか?
大都市・広州の極近くにこの様な古鎮が残っていることに驚いています。
また、《うだつ》も美しくて、古鎮の風景によくマッチしています。