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広東省の東の端に位置する汕頭(スワトウ)へ鉄道旅行をしました。

《旅の再開:広東省汕頭(スワトウ)》  

2011年11月14(月)
       〜11月17日(木)

何でもないところに旅の面白さを感じたのでした。

倉庫も見せていただきました。  商品の箱詰めもここで行っていました。
浜辺を少し歩くと全てが解明しました。『海苔の養殖』でした。
スワトウ(汕頭)といえば『刺繍』で我々には有名です。ところが町にはそのかけらも
ありません。中国人には、『汕頭』=『刺繍』のリンクはまったくありません。得た仮の
結論は、外貨稼ぎの為に汕頭のごく一部の地域で刺繍が産業として存在しているの
であろう、ということです。本来の汕頭訪問の目的は刺繍にあったのですが、こうなる
と軌道修正です。(この柔軟さが取り柄?)


町は旧市街と新市街に別れています。新市街は中国のどこにでもある画一化された近代都市で私には
興味がありません。
雇った車の運転手にひとこと、『ラオジエ(老街)』と覚えたての中国語。辿り着いた先は・・・

広東省の北東の福建省との境に汕頭(スワトウ)があります。古くから貿易で栄えた名高い町で
興味がありました。やっと訪問する機会を作ることができました。

突然、『海岸へ行ってみよう!』ということになりました。
この思いつきが『出会い』ともなりました。

《2003年12月汕頭(スワトウ)訪問記》【再掲】

何か竹で作った物を運んでいます。

行き先は小舟の上でした。そして沖合の海中に組まれた筏状の構築物がありました。
この『老街』には幾つかの特徴のある洋館風の
建物が現存しています。
保存状態は決して良くはなく、10年後に残存し
ているかどうか不安です。

汕頭(スワトウ)へは2003年の12月に車で行ってます。今回は鉄道で行くことにしました。前回の模様は、http://www1.parkcity.ne.jp/meitian/sub49.htmにUPしてありますが同じ内容を下に引用しておきます。

中国のぶらぶら歩きの旅を始めたのは2002年のことでした。
今までに多くの場所を訪ね歩き、鉄道旅行にも慣れ、中国の旅にも慣れ親しんだのですが、8月以降諸般の事情でほぼ3ヶ月間
旅から遠ざかっていましたし、体調も芳しくないので、旅の拠点の東莞市からそれ程遠くない目的地を選びました。

汕頭を今回の目的地に選んだ理由は、夜行列車でない昼行列車で出発点から最遠の站が『汕頭(スワトウ)』だったからです。
でもそれだけではありません。前回の8年前の訪問記の中に汕頭の老街に関して、
   この『老街』には幾つかの特徴のある洋館風の建物が現存しています。保存状態は決して良くはなく、10年後に残存しているか
   どうか不安です。

と書きましたが、それが8年後にどうなっているかに大きな興味があったからです。

火車の切符は閑散期だったからでしょうからか比較的容易に事前に入手できました。

今回の旅の出発点は《東莞東站》でした。

当日、11月14日の朝は気がせいて早く站に到着したので、駅前広場の外れにある『肯徳其』(ケンタッキー=KFC)で朝食と
洒落こみました。

《これがKFCの朝のメニューです。カウンターの背後のプレートを切り取って拡大しました。》

マックの6元に類する朝のサービスメニューを期待したのですが、ありません。丁度真ん中の
下の12元のセットが最もコストパーフォマンスがよさそうだったのでそれを注文しました。

ハンバーガーでしたが、中身の肉は鶏肉でした。
      お味の方はまあまあでした。

K8364は始発が広州東站始発で、東莞東站着発が09:37/09:39となっています。
列車は若干遅れて到着しました。車両への乗り込みはいつもながら戦争状態です。

列車の行き先表示板です。
何と、印刷物の貼付けでした。こうなるとムードがなくなりますね。

列車は若干遅れたものの、441kmを5時間40分程走って予定通りに汕頭站に到着しました。

初めての汕頭站に到着しました。8年前は車で来ましたのでこの站は初めてでした。
建物が多く建つ街中にあるものと思っていたら郊外の外れにあり、辺りには何もありませんでした。

私が乗ってきた、また、帰る列車の宣伝の横断幕が堂々と掲げられていました。ということは
今回の行き・帰りの列車は新設されたものかもしれません。

ともかく街の中心部へ出る必要があります。站を出るとタクシーの呼び込みが騒がしかったのを振り払い公共バスを探しました。站を背に
して左手の先にバスが停まっているのを見つけて近寄ると、土地勘はないものの街中へ行くようです。これに乗ることにしました。

後程入手した汕頭の市街地図です。HPに載せるには寸法が大きいのですが、敢えて掲げておきます。

この地図の最も右端の中程に《火車站》があります。(こんなに市街の外れに位置しているのですね)
それを左に辿っていき、
『金砂路』『長平路』や『中山路』に沿って賑やかな街が拡がっています。
また、
《金砂公園》や《中山公園》辺りが中心部で、『市政府』や『金平区役所』も印されています。

私の乗った39路のバスは街中へ入り、『長平路』を西に進み《会展中心》《菊園》《梅園》を経て所々にホテルも現れ出し始め
ました。そこで《東厦南路口》でバスを降りて今日の宿を探すことにしました。
一般的に、鉄道の駅やバスターミナルの周辺に安価な宿泊施設が密集しているのですが、汕頭站の周辺にはそのようなもの
が何もなかったので困ったのですが、『長平路』の《東厦南路口》でバスを降りると直ぐに或るホテルが目に入りました。

直ぐに飛び込み室料を訊ねると、ネットが使える部屋で100元というので取り敢えず一泊目はここにしました。

  
まあまあのホテルだったのですが、同じホテルに居続けるのも味気ないと思い、翌日もその翌日も別のホテルをあたった
  のですが結構高くて138元とか168元というので、結局このホテルで3連泊することになってしまいました。

さて、翌日に本来の目的である、『汕頭老街』の探訪に出掛けました。
老街はピンクのサークルで囲んだ辺りにある筈です。また、『外馬路(Wai Ma Lu)』の往き付く付近でもあります。

汕頭は公共バス路線が発達しています。宿泊していたホテルの前のバス站から適当に《外馬路》を走るであろうと思われるバス
に乗り《新華書店》の辺りで降りて歩いていくと《老街》の雰囲気がしてきました。

背後の高層アパートに威圧されそうです。

まだかろうじて老街は残っていました。

しかしながら、開発の波は待ったなして押し寄せていました。この一角は既に塀で囲われ、取り壊しを待っていました。

老街の一角での遭遇した出来事でした。

左の写真の右下に『人』が横たわっているのが目に入りました。

微動だにしません。ここは或る程度の十字路のど真ん中です。かなりのモーターサイクルや自動車、更には通行人や
自転車も通ります。ところが、みんなは横目でチラッと見るだけで轢かないように避けて通るだけでした。

私は好奇心で30分以上も、どうなるのかな・・・と思いながら眺めていました。
中国で2歳の女の子が交通事故に遭っても誰も助けなかったので死亡したというニュースがあったばかりのことでした。
かくいう私も、《傍観者・見物人》だったのでした。

30分以上も微動だにしないということは亡くなっているのでしょう・・・

ひとり旅はつまらないものです。特に食事に困ります。
そういう時は安直にこのような店に寄ります。初めての名前の店でしたが、本格的な豚骨ラーメンを美味しくいただきました。18元。

マックにも立ち寄りました。フィレオフィッシュのセットで15元でした。

長平路から一本入った裏道で洋服を売っていました。

よく視ると《UNIQLO》というマークが見えました。
ユニクロも出世したものです、マークを偽造(?)されるの
ですから・・・
勿論、正規品ではあり得ませんが試しに1枚買いました。
値切って33元でした。

これは偽物ではありません。紹興酒で、中国にも多く出店しているウォルマートで11.5元でした。

次は、最近は街中で殆ど見掛けることがなくなった貴州省の煙草《黄果樹》の最も安いものです。2元です。

今年の7月に貴州省の黄崗へ行きましたが、そこでは最もポピュラーな煙草で、
違和感もなく吸っていたことを思い出し、1カートン(10個入り)を買いました。
たったの20元です。

いよいよ出発点へ戻る日です。
11月17日は例により公交バスで汕頭站へ向います。先にも述べましたが、汕頭は所謂市バスが発達しています。バス停にはかなり
詳細な路線の案内があり、迷うことはありません。3日前に着いた時は火車站から市内中心部へのバスは39路の1路線しかないと思
っていたのですがそうではありませんでした。この12路も案内を見ると《火車站》へ行くようです。
同じ39路では面白くないのでこの12路に乗って站へ向うことにしました。

何と運賃は1元でした。1元と2元、違いは距離ではなさそうです。
想像ですが、空調のあり・なしの差でしょうが、この季節は無関係です。

どこに到着するのか興味がありました。火車站が見えてくると站に向って左手でした。そこにもバスの発着場がありました。
どうやら初日にバスに乗った場所はマイナーでこちらがメインのようで、数路線のバスがありました。

火車站に向って左手の先に
何やら赤い看板が見えてい
ます。そこへ12路のバスが
到着しました。

到着時はそれに気が付かず
39路のバスを発見した嬉し
さで更なる探求をしなかった
のでした。

汕頭站発着の旅客列車は多くありません。行き止まり站で、1日に到着と出発が各々3本ずつです。広州東が2本、武昌が1本、
これで全てです。私が乗る08:55発の広州東行きの次の発車は15:43発の同じく広州東行きまでありません。

発車の30分前に改札が始まり、指定されている車両に乗り込みました。
ところが、何やら雰囲気が違います。

何かが違う!

直ぐに気が付きました。横一列、2人掛けと3人掛
けではなく、2人掛けのみです。

多分、以前の『軟座』を何かの理由で硬座に転用
したのでしょう。私が乗った車両だけでなく、全て
の座席車がそうでした。

つまり、結構得をしたことになります。

列車は定刻の14:21に東莞東站に到着しました。この列車は更に終点の広州東站へ向いました。広州東へは小1時間走るだけです。

《今回の旅の総括》

8年前の訪問時の印象が、
  汕頭の『老街』には幾つかの特徴のある洋館風の建物が現存しています。保存状態は決して良くはなく、
  10年後に残存しているかどうか不安です

でした。

その爾後フォローの目的で汕頭へ火車旅行をしたのですが、結論は、
 1.老街は、感覚的ですが以前の三分の一程度になったものの、まだ残っていました。
 2.しかし、開発はどんどん進んでいて、10年後には保存建物を除いては消え去るだろう。
 3.以前あった人力車は消え去り、バイクタクシーのみ。
 4.経済的な使い易いホテルがなく、クラスを上げようとするとかなり高くなる。
ということで、
  敢えて汕頭の『老街』探訪に行く必要は見出せない
という結論になりました。

お疲れ様でした。

《今回の旅の支出明細》 恒例に従い作成しました。

年 月 日 行  程 手  段 交 通 費 ホ テ ル 食費、他
'11.11.14 月 東莞東→汕頭 鉄道 70 ドリンク 5
市内 バス 2 KFC朝食 12
市内 バス 2 地図 6
ビール(2本) 6
100 煙草(1カートン) 20
'11.11.15 火 市内 バス 2 ラーメン 18
市内 バス 2 帽子 10
市内 バス 1 眼鏡 5
市内 バス 1 100
'11.11.16 水 ユニクロ風 33
パン 7.5
煙草(3箱) 6
肉まん(2ヶ) 3
Mac 15
紹興酒 11.5
ビール(1本) 3
100 1.5
'11.11.17 木 汕頭站へ バス 1
汕頭→東莞東 鉄道 70
合計 151 300 162.5
総合計 613.5
(人民元)