実は、昨日私にとっては《大事件》がありました。大事なリュックを盗まれたのです。

被害は、
  1.1ヶ月前に買ったばかりの携帯用パソコン
  2.旅行の資料が入ったUSBメモリー3本
  3.下着を中心とする衣類
  4.クレジットカード2枚
  5.人民元5000元、日本円3000円、香港ドル約500ドルの現金
  6.約300ドルをチャージしたばかりの香港の公共交通カード
以上総額で約15万円程度。


カメラを盗まれて旅行携行品保険での求償を行ったときに、現地の警察への届けをしていなかったので手間と時間が掛かった経験
があるので、昨日ホテルにチェックイン後に《貞豊》(贞丰=ZhenFeng)の公安(=警察)へ行って届けを出すと共に調書を書いてもら
うようにしました。また、クレジットカードに関しては、日本へ電話をして盗難の届けと即刻停止の処置をしてもらいました。

《貴州省西南部に双乳峰を訪ねる 

2012年4月6日

場所柄を考えると取り戻すことは不可能に近いので、ただ帰国後の保険求償の為に警察の被害届の受理の書類が必要だったのです。

ホテルに警察=公安の場所を尋ねて向かいました。午後5時半過ぎであったにも拘わらず、言葉の通じない私に公安は丁寧に対応して
くれました。そして、書類を頼むと明朝までに用意しておくからとのことでした。

早速、翌4月6日の朝に公安へ行くと丁寧にもワープロで打った書類が出上がっていました。
ご覧にいれますが、マスクの部分には私の氏名が記載されています。

今回の旅は今までと志向の違う目的地を選びました。

次に連れて行ってもらったのは、この双乳峰を観光地化するためでしょうか、新しそうな布依族の文化を紹介する施設でした。

私がいつも参考にする無料の観光地図です。

中を巡る乗物がありました。30元と安かったのでそれに乗ることにしました。
私1人のためにずっとコースを走ってくれました。

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その練習風景をしばし眺めてから来た道を大通りまで戻ってバスを拾って貞豊に帰ってきました。

バスには11:45頃に乗車して到着が12:00過ぎでした。来た時と同じく5元。

私以外は誰も居ません。一緒に入った筈の4人組の姿も見えません。

私は別の場所で布依文化に触れているのでここでは興味無しです。

ところが、この建物のある場所が整備されていて『碑坊』があり、そこからの双乳峰の眺めは絶品でした。

自然の山(丘)を遠望するだけだから、無料だろうとの
期待があったのですが、景区に入るのに入場料が要
りました。

門票は100元、ところが何故か半額の50元でした。
一緒にバスを降りた連中は門票は不要でした。老齢
なのか地元民だからかは判りませんでした。

翌、4月6日に《双乳峰》を目指しました。

宿泊したホテルで双乳峰への行き方を訊ねたところ、それ程遠くはなく、バス站からバスがあるとのことでしたので、ホテルの向かいのバス站
へ行きました。昨日カメラに収めていたルートマップや行き先別発車時刻表には双乳峰が出ていませんでしたが、ホテルが言うからには間違
いなくあるだろうと思い、バスの溜り場へ行くと、『牛場』という行き先に停まっていたバスに途中の通過点として双乳峰の文字を見つけました。

このルートのバスは10分から15分おきに頻発していました。
小型のバスで十数人で満席のバスで、最初のバス(上の左)の発車間際でしたが満席で、次のバス(右のバス)に乗るようにと言われました。

10時前にバスは発車しました。

貞豊は小さな町で、バスは直ぐに郊外へでました。すると典型的なカルスト地形でした。

被害金額そのものは悔しいながらもたいしたものではありません。しかし、今回行こうと考えていた他の場所等々のデータが入って
いるUSBメモリーを失ったのは大問題です。
更に、当地で買えば済む問題ながら、カバンや衣類も困ります。

色々と思い悩んだ結果、最大イベントの双乳峰へは行けたので旅行を中断して切り上げることにしました。

でも、パスポートと当座用の人民元と家屋の鍵類は身に付けていて無事だったのは幸いでした。
こうして予期に反して双乳峰の探訪はあっけなく終わりました。

これで双乳峰の探訪はおしまいです。
カートに乗って元の金色のおっぱいが乗っかっているゲートの所に戻ってきました。
そこで目に入ったのですが、ゲートの反対側に舞台があって、シーズン休日には布依族の表演があるらしく、若者が演目の練習中でした。

次は何処へ行こうかなとネットで検索中に以下のような記事に出会いました。
 (PCの画面をコピーしていますので若干不鮮明ですが何とか読めますね・・・) 

記事の内容は別にして、美しい形の『乳房』、それも二つ揃っていて乳首まで付いている山(丘?)の写真に目を見張りました。
よし、これを自分の目で見てみたいと思って目的地に選びました。

どうやらこの『双乳峰』はマイナーな場所のようで、検索を進めても余り情報はありませんでした。
ヒントは《貴州省黔西南ブイ族ミャオ族自治州貞豊県》だけです。ともかく、そこへ向うことにしました。 

カートは若干の上り下りをしてドライバーが最初に連れて行ってくれたのは仏教のお寺でした。

目的の双乳峰は見えるのですが、お寺の塀が邪魔になっていい写真が取れません。

でも、目的の双乳峰は見えません。

20分程度走って降りるようにと促されました。そこは双乳峰への入り口でした。
でもそこでも双乳峰は望めませんでした。

《貞豊県》は記載がありましたが《双乳峰》は記されていません。地図で見る限り貴州省の省都である貴陽の南西で、
途中の大きな町は《安順》です。

シーズンオフからなのか降りたのは私とローカルの年配4人のグループだけでした。

『観峰亭』と書かれていて、どうやら見晴らし
台のようです。

かなり立派な門(碑坊)があり、その先に道が続いて
いました。

 K841
站名 达时间 开车时间 时间 里程
1 广州 13:48 0公里
2 佛山 14:24 14:27 36分 22公里
3 16:10 16:12 2小22分 109公里
4 茂名 19:26 19:35 5小38分 371公里
5 玉林 21:49 21:56 8小1分 546公里
6 22:54 22:57 9小6分 635公里
7 0:30 0:34 10小42分 754公里
8 柳州 1:25 1:41 11小37分 824公里
9 金城江 4:12 4:30 14小24分 985公里
10 南丹 5:24 5:32 15小36分 1053公里
11 麻尾 6:25 6:32 16小37分 1138公里
12 独山 7:37 7:43 17小49分 1217公里
13 都匀 8:24 8:28 18小36分 1283公里
14 定南 9:12 9:19 19小24分 1323公里
15 9:55 10:12 20小7分 1393公里
16 贵阳 10:41 10:58 20小53分 1444公里
17 息烽 12:20 12:24 22小32分 1517公里
18 14:04 点站 24小16分 1599公里
ふと見渡してみると、隣の小高い丘の上に何やら建物が見えます。その麓へカートで移動しました。

広州からの出発は4月3日でした。
途中で《遵義》の友人に会ってから行くこととして、取りあえず
遵義へ向いました。

丁度、広州始発・遵義終着列車がありました。
1599kmを24時間16分かけて走ります。硬座(2等座席)で
191元(約2300円)、安いものです。

日本人の友人は、硬座なんて・・・と馬鹿にしますが、私は和気あいあいと初対面同士が
触れ合える硬座が気に入っています。

石のモニュメントを過ぎて直ぐに右へ進むと本来の門が現れました。

遠くからだとお寺のように思えたのですが、最上部の金色の物体は『鐘』ではなくて『乳房』でした。
(かなり俗っぽいデザインに思えました)

《遵義》到着は4月4日で、たまたま私の誕生日でした。
友人と会って当日は遵義で泊まりました。
夜にホテルの部屋で飲むべくビールを2本買ったところ、
16元と言われて高さに驚きました。

遵義火車站の前のバスターミナルで調べましたが、《貞豊》
への直通のバスはなく、《安順》行きはありました。

翌4月5日に先ずは《安順》へ向いました。
運賃は105元で、09:00発で到着は12:30でした。

小高い丘ですが、徒歩で上ってみると、それにつれて双乳峰がよく見えるようになりました。

門からの道のりは3~400mで左の緩くカーブしていました。
そうすると、目指す《双乳峰》が目に飛び込んできました。

カーブした道を少し進むともモニュメントがありました。
『貴州双乳峰』と刻まれていました。

安順のバス站で、わからないままに切符の窓口で《貞豊》というと14:00発の切符が買えました。60元でした。

完璧です。
4枚の写真をパノラマに合成してみました。

乗ったバスは安順から南下すると直ぐ山の中へ入り、石灰岩のカルスト、それもかなり険しい渓谷を進みました。
なかなか見事な景色です。また、カルスト地特有の決して高くはない峰々が道路の左右に展開します。

終点の《貞豊》(贞丰=ZhenFeng)に到着したのは2時間20分後の16:20でした。
《双乳峰》は貞豊の何処にあるかの情報は一切なかったので、きょうはここまでにして、明日の探索としました。

先ずはホテルと思い、バス站の真向かいの『豪客来賓館』へ入る
と結構よさそうで100元というのでそこにチェックインしました。

バス站内の路線図を見ても、目指す双乳峰は記載
されていません。ホテルで訊く以外手はなさそうです。

ともかく貴陽へ向うことにしました。

貞豊から貴陽までは2時間でした。
貴陽のバスターミナルは最近発着が複数の郊外の新ターミナルに変
わったとの情報を得ていましたが、貞豊からのバスは『金陽客運站』
でした。初めてでした。市内バスに乗り換えてともかく鉄道站へ。2元。

金陽客運站から火車站へは複数のバス路線がありました。私はたまたまバスが来ていた224路に乗りましたが、市内をジグザグに
走行して40分も掛りました。

貴陽火車站周辺でホテルを探しました。
パソコンが盗まれてしまったのでネット接続に拘る必要はありません。148元と言われたホテルにチェックインして直ぐに火車站
へ行きました。当初は別の所も行く計画で、貴陽12日発の切符を取っていましたが、ラッキーにも翌7日の切符が買えたので
購入後に古い切符を払い戻ししました。手数料10元でした。

まともな食事を摂りたいと思い、站周辺をブラブラしましたが大衆的な四川料理の食堂ばかりです。
しかたがないのでその中の一軒に入り、材料の白菜を指で示して、これを唐辛子抜きで食べたい、というと怪訝な顔をされましたが分かって
くれました。
そして出てきたのがこれで、これを肴にビールをおいしくいただきました。

K1222 站名 达时间 开车时间 时间 里程
1 成都 17:02 0公里
2 简阳 18:22 18:26 1小20分 83公里
3 资阳 19:03 19:06 2小1分 122公里
4 20:10 20:14 3小8分 189公里
5 内江 20:46 20:56 3小44分 219公里
6 21:37 21:43 4小35分 258公里
7 23:03 23:09 6小1分 337公里
8 0:57 1:01 7小55分 450公里
9 昭通 3:54 4:02 10小52分 586公里
10 草海 5:16 5:20 12小14分 671公里
11 6:29 6:39 13小27分 744公里
12 六枝 8:00 8:04 14小58分 840公里
13 8:50 8:54 15小48分 896公里
14 贵阳 10:15 10:27 17小13分 993公里
15 定南 11:13 11:21 18小11分 1114公里
16 都匀 11:54 11:59 18小52分 1154公里
17 独山 12:39 12:48 19小37分 1220公里
18 麻尾 13:57 14:07 20小55分 1299公里
19 南丹 14:39 14:46 21小37分 1384公里
20 金城江 16:02 16:10 23小 1452公里
21 宜州 17:06 17:09 24小4分 1522公里
22 柳州 18:36 18:49 25小34分 1613公里
23 19:34 19:37 26小32分 1683公里
24 21:02 21:05 28小 1802公里
25 玉林 22:13 22:21 29小11分 1891公里
26 河唇 23:37 23:40 30小35分 2005公里
27 茂名 2:45 2:54 33小43分 2066公里
28 6:59 7:03 37小57分 2328公里
29 广州 9:30 点站 40小28分 2445公里
月 日 (曜) 行   程   交   通   宿   泊    食 費、他
4月3日(火) 広州→ 鉄道 191 鉄道切符手数料 5
1.5
列車内 - イスラム風パン 3
4月4日(水) →遵義 ビール(2本) 16
煙草(2箱) 10
煙草(2箱) 8
遵義 160 紅包 410
4月5日(木) 遵義→安順 バス 106 ネットカフェ 2.5
安順→貞豊 バス 60 夕食(蒸餃子) 5
夕食(ビール) 4
別途ビール 3
栓抜き 5
貞豊 100 ピーナッツ 2
4月6日(金) 貞豊→双乳峰 バス 5 双乳峰門票 50
双乳峰→貞豊 バス 5 双乳峰カート 30
貞豊→貴陽 バス 99 昼食(炒飯) 10
金陽站→火車站 公交バス 2 貴陽 148 煙草(3箱) 12
鉄道払戻手数料 10
夕食(白菜炒) 8
夕食(ビール) 5
別途ビール 3
4月7日(土) 貴陽→ 鉄道 179 おこわ 2
パン 6
列車内 - ピーナッツ(車販) 4
4月8日(日) →広州東
小計: 647 小計: 408 小計: 615
総合計: 1670

翌、4月7日は旅行を切り上げて広州へ戻ることにして貴陽站の待合室で待っていると何処からか《二胡》の音が流れてきました。
辺りを見廻すと、同じ列車待ちの老人が奏でていました。

渋みのある表情の老人でした。メロディーには
馴染みがありませんでしたが、いいものですね。

5日繰り上げて乗った列車です。
この列車は、四川省の成都から広州東行きで40時間余り走り続けます。始発からの乗客は2晩も車内で過ごすことになります。
私の乗った区間は赤字で示しましたが、それでも23時間です。

列車は満席でかなりの立ったままの乗客もいました。昨日、
容易に乗車券を入手できたのは幸運でした。

私の座席は当然ながら硬座で6人掛けでした。ほぼ丸1日
一緒になるのですから、互いに身分等々を明かして打ち解
けることになります。私が日本人と判ると驚かれて、それが
直ぐに車両全体に伝わりました。いつものことです。

話すことがないので、今回行った先などをパンフレットを見せ
ながら話しました。そして、盗難にあったことも・・・
何しろ、私の荷物は残った小さな手提げのビニール袋だけで
すから自然とそういう事になったのです。

すると、隣に座っていた中年のオバサンが親切にも車販の弁
当を買って食べなさいと手渡してくれました。私が文無しとは
言ってないにも拘らずです。
更にそのオバサンは途中の《貴港》で降りる間際に、たまたま
回ってきた車販のワゴンから『八宝粥』というお粥の缶詰を買
って翌朝食べなさいと言って渡してくれました。

このことを在中国の日本人の友人に話すと、『武士は食わね
ど高楊枝』だぞ、と強くたしなめられました。日本人として恥ず
かしいとも。

あえて改めて状況の説明をしませんでしたが、私はこのよう
なコミュニケーションがあり、気持ちが通い合えたのが嬉しか
ったのです。

今回の旅の支出明細です。途中で切り上げたので少なくて済んでいます。

単位:人民元

もはや蛇足かもしれませんが、パンフレットを掲げておきます。行く方は参考にして下さい。