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《澳門(Macau=マカオ)にオイスターソースのルーツを訪ねて》     

2012年9月6日

JALの機内誌《SKYWARD2012年8月号》に掲載された記事です。

2012年9月3日(月)

※ これらをクリックすると十分に読むことができる大きさに拡大されます。
   (どの頁でも結構です)

澳門(Macau=マカオ)には今迄に2度行ったことがありました。

でも単に南欧の旅情とポルトガル料理を楽しみに行っただけで、この機内誌に
あるような中国の歴史を感じさせる箇所へは行ったことがありませんでした。
2度とも、単に香港からフェリーで澳門へ入り、1泊してまた香港へ戻るというこ
とで、香港の香港サイドと同じような『島』というイメージを持っていました。

地理的にも、香港島の更に南という雑駁な思いを持っていただけでした。

1997年の香港のイギリスから中国への返還に次いで、1999年に澳門がポル
トガルから返還されるというニュースで初めて正確な位置を知ったありさまでした。


この機内誌の記事に触発されて本家本元の元祖オイスターソースを求めて
澳門へ行くことにしました。

ドイツによる1888年の香港・澳門・広東の地図(Wikipediaより)

   アルファベットの表記が面白い。

2012年9月3日、陸路で広州から澳門を目指しました。

広州の鉄道駅を背にして左側にバスターミナルへの案内板
があります。

   広州の火車站の前には省バス站と市バス站の2つの
   大きなバスターミナルがあります。

長距離列車で到着した人も含めてかなりの混雑です。

目指す澳門(マカオ)は広東省の南の珠海市と接しています。

珠海を目指すのですが、澳門との国境(?)は《拱北(Gong Bei)》
という所です。


   行先表示の上から5行目の二つ目がその拱北です。

目的地は珠海の拱北ですから、バスは省バス站から出ていることが判りました。

とも角、省站へ入ります。

拱北へのバスは頻発で、20分毎とのことでした。

ともかく切符を買ってバスの乗車口へと急ぎました。
運賃は68元、資料によると2時間程度の所要時間とのこと。

なかなか快適なバス旅です。

高速道を南下して、『番禺区』、『中山市』を経て約2時間後の10時頃には『珠海市』に入りました。

海岸沿いを更に進むと、珠海のシンボルとして名高い《漁女像(英語ではStatue of Fisher Girlと表現されます)》が見え始め
ました。

現在の地図です。

   左と対比するのも面白いものです。

そして、10:40頃に珠海の《拱北(Gong Bei)》のバスターミナルに到着しました。

(広州の省站を08:00丁度に出発しましたが、朝の通勤ラッシュでしょうか、高速道ながら市内を抜けて郊外に出るのにかなり時間が掛かり
 ました関係で2時間40分掛かったことになります)

澳門へはどのように何処から入ればよいのか?
誰かに尋ねようとバスターミナルを出て思案していると、目の前、拱北(Gong Bei)バスターミナルの前(南側)に入口が目に入りました。

ここから地下へ入ると、大きなショッピングセンターに
なっていて、多くの店舗がありました。

私はそれらには用がないので、表示を見誤らないよう
に《澳門》という方向へ進んでいくと、『入境大庁』との
プレートがありました。
これで間違いなく澳門へ入れます。

でも、エスカレータで上っても結局は地上で、中国側の出国手続きの建物に入り直す必要があります。
この建物は拱北(Gong Bei)バスターミナルの前の道路を横断して斜め奥にあり、地上からも行けます。
即ち、地下へ下りてショッピングセンター通っての案内は単に買物をさせる為と道路の横断を避けさせ
る為のものだったのです。

ここまでは比較的順調でした。

拱北イミグレの或る情報によれば、

   毎年約9400万人の人がここを通過し、世界の数あるイミグレの中でも出入国者数ランキング一位。
   1日平均25万人もの大軍がここを通過していきます。物凄い数です。
   そこは戦場、前の人との距離を詰めて詰めて詰めて・・・そうしなければ隙をつかれて左右から人が怒涛の勢いで

   
雪崩れ込んできます。
   
戦場では遠慮は禁物、敵は戦地での定石通り弱いところ弱いところをついてきますので、譲り合いの精神は忘れ
   て戦って下さい。
   開門時間は07:00~24:00まで。


ということで、週末を避けて澳門行きを9月3日の月曜日にしたのですが、中国出国と澳門入国(正確には、出境/入境)は月曜
にも拘わらずもの凄い人の波でした。
中国と香港の国境である深圳(シンセン)の羅湖もかなりの人の波なのですが、ここはそれ以上でした。

ポルトガル語の表記です。

やっと澳門へ入りました。奥の建物は澳門のイミグレ。

《時間の記録》

   拱北バス站着 10:40
   中国イミグレ  10:52
   澳門イミグレ  11:21
   澳門入国    12:04

結局、殆ど時間の無駄なく、バスで到着から
澳門に入国するまでに1時間半程度掛かっ
たことになります。

(尤も、この程度は覚悟していましたが・・・)

【澳門の通貨事情】

  今回の澳門行きの目的はオイスターソースを買い求めるという単純なものです。
  しかし、クレジットカードが使えるかどうか判りませんし、公共バスかタクシーで店へ行く交通費も掛かります。

  以前の経験では、香港ドルが澳門では十分に通用するということを確認済みです。

  しかし、今回は香港ドルは所持しておらずに人民元だけですから小額でも損をしないように調べました。

   以下はその結果です。

     ・マカオの通貨はパタカ(Pataca)で、「MOP」と表記
     ・香港ドルとパタカは1.03の固定レート
     ・パタカで表示されている場合に額面と同じ金額の香港ドルでの支払い が可能(即ち3%損)

     《参考:2012年9月6日のレート》
       米ドル1.00=¥78.39
       人民元1.00=¥12.34
       香港$1.00=¥10.11
       MOP 1.00=¥9.82

これを受けて、澳門のイミグレを出たところにあったATMで持っている日本のクレジットカードで300MOPを引き出しました。

さて、澳門に入りました。目的地は1箇所、オイスターソースの店へ行くことだけです。
場所の情報はJAL機内誌に記載されていました地図だけです。
(住所の載っていたのですが失念していました)  

澳門のイミグレの建物の出口にツーリストインフォメーションセンター
があったのを思い出し、再度イミグレの建物に戻ってJAL機内誌の
地図を示して公共バスで行けるかどうか訊ねてみました。

英語で訊ねたのですが、何人か?と訊かれて、日本人と答えると、
下の日本語での旅行ガイドをくれて、ガイド冊子の綴じ込みの地図
に印を付けて、3番のバスで行けるとのこと。また、バス賃は3MOP
と教えてくれました。(実際は3.2MOPでしたが、文字が小さくて、
3番、3MOPと記憶したのでした)

下の地図の右上が拱北イミグレです。
その横に、3番のバスで3.2MOPとボールペンで
書いてくれてあります。

店の位置もボールペンで示してくれました。

確保した澳門の通貨は300MOP、100MOP札3枚でした。

これでは、通常の場合、バスに乗るのには困ります。

従って、丁度昼どきでもあったので、コインの小銭欲しさに直ぐ近くの
Macへ入りました。コーヒーも飲みたかったのです。

肉と卵のマフィンが8MOP、それにコーヒーを付けて貰いました。これが
失敗で、ひとつには頼みもしていないプレミアムコーヒーが12もしてい
ます。もうひとつは丁度会計が20になったので100出したのですがお
釣りがお札で80MOPです。これではバスに乗るのに困ります。
レギュラーコーヒーでよかったのに・・・

このお釣りの80MOPの内、10MOPをコインにして欲しいと頼んだのです
が、なかなか意図が通じずに苦労しました。彼らは広東語とポルトガル語
しか理解しないのでしょうか・・・

しかし、レシートを見ると英語ですね。
Thank Youはポル語ではオブリガードでしょう。

3番のバスは、澳門のイミグレを出た広場の地下にあるバスターミナルから頻発していました。

ツーリストインフォメーションセンターで貰ったマーク付き地図を手にしてバスに乗り込みました。
予期した通りコイン投入式のワンマンバスでしたから、1MOPコインを4枚投入して目的地へと
向かいました。

15分位で目的地付近に着き、バスを下車しました。

時間は午後1時10分すぎでした。

いよいよ目的の地に到着しました。

店を探すのに苦労するかなという不安は直ぐに吹っ飛びました。

JALの機内誌の切り抜きをクリックしてお読みいただいた方には再度で恐縮ですが、記事の主要部分をここに貼り付けておきます。

文中に登場する『曾展威』さん。

  私が持ってきたJALの記事の切抜きを示すと大喜びで
  大歓迎されました。


私は中瓶255g入りを5本買い求めました。
本当は10本位欲しかったのですが、日本への戻りの飛行
機の事も考えて5本にしたのでした。しっかりと梱包しても
液体物ですから荷物をチェックインする必要があり、そうな
ると破損の心配もあるからです。

『曾展威』さんに拱北イミグレへのバスの乗り場を訊ねまし
た。何故なら澳門の中心部は殆どの道路が一方通行で降
りた場所の反対側ということにはならないのです。

そうすると、曾さんはコインできっちりと3.2MOPを手渡して
くれました。

店の外回りの写真を撮っていると、丁度午後1時20分頃に白髪の老人と思しき人物が店の鍵を開けているのが目に留まりました。
少し離れてカメラを構えていましたから気が付かなかったのですが、丁度昼休みで休憩中だったようです。

   Macに立寄ったり、タクシーでなく公交バスで来て正解でした。そうでなければ店が閉まっていて地団駄を踏んだことにもなり
   かねなかったでしょう。又は店が閉店してしまったのではと記事を掲載したJALを恨むような事態になっていたかもしれません。

手許にまだ176MOPが残っていました。
  入手   300
  ソース  100
  Mac     20
  バス片道   4  残金176MOP

澳門のイミグレに到着後に、これを人民元に両替して貰いました。
140RMBが戻ってきましたが悪くないレートだと思っています。

今回の戦利品(?)です。
(5本のうち、1本は記録用にラベルを剥してしまいました)

もう、澳門へ来た目的は達成されました。後は戻るだけです。

13:30頃:店を辞す 3番のバスで澳門イミグレへ向かう(バス代3.2MOPは曾さんから受領)
13:50頃:澳門イミグレに到着 残ったMOPを人民元に両替した後に澳門を出国
14:15頃:中国入国完了

澳門イミグレに混雑度の表示がありました。
それによると、イミグレの混雑は午前中と夕刻で、
それを避けるとそれ程でもないようです。

実際、戻りは澳門出国/中国入国とも長蛇の列で
はなく、各々10分程度で終えることができました。







     その後、バスで広州ではなく私の拠点が
     ある東莞へ向いました。

1週間以上もの旅もいいのですが、今回のような単発の旅も疲労度を考慮するといいものです。

勿論、それには《テーマ》がなければなりません。今回はたまたまJALに乗っている時に読んだ機内誌の記事に興味
を覚えて丁寧に持ち帰っての旅となりました。

この貴重な(?)5本のオイスターソースを誰に渡すかは未だ決めておりません

今後も興味のある記事をJALに期待します。