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《列車旅行の果てに貴州省安順の『屯堡人』が住むといわれる「云峰屯堡」を訪ねる》     

2012年9月10日

昨年、2011年3月に雲南省羅平に菜の花を求めて旅をしました。
その帰路に貴州省の威舎という駅から六盤水まで所謂「鈍行」に乗車しました。険しい山岳を縫うような路線で強印象が今も強く
焼き付いています。

かねがねその路線にもう一度乗りたいと思っていました。

旅と旅の合間にまとまった時間ができましたので、思い切ってその地方に出掛けることにしました。
T8372  (特快)
深圳 点站 关东 368公里
站次 站名 达时间 开车时间 时间 里程
1 深圳 9:30 0公里
2 10:10 10:12 40分 57公里
3 广州 11:17 11:25 1小47分 147公里
4 广州北 11:46 11:48 2小16分 174公里
5 英德 12:48 12:51 3小18分 285公里
6 关东 13:48 点站 4小18分 368公里

先ず、汽車旅に備えて食べ物や飲料関係を拠点近くのスーパーで買い込みました。

経験からすると、同じものがスーパーと比較すると駅構内の売店では約5割高く、車内
販売では倍近くします。ですから、前日にスーパーで買ったのです。

実際に長距離を乗車する貴州省方面行きの列車は広州始発です。

ですから先ず広州へ出る必要があります。
深圳→東莞→広州間は都市間ハイスピード特急の<和諧号>がほぼ15分毎に
走っていて、東莞からだと30分余りで広州に着きます。
運賃は東莞から2等で55元です。

安い在来線の急行もある程度の本数があるのですが、何故か売ってくれません。
ですから、苦肉の策でひと駅先まで買いました。

色々と買い込みました。
飲み水・ビール・おつまみ・果物・・・

余り早く待合室に入ってもやることがないので、いつものことですが、
東莞站構内のMacに立ち寄り、ホットドッグとコーヒーのセットを頼み、
時間をつぶしました。

乗る列車は最上段に表示されているT8372です。

いよいよ旅の序章の始まりです。

列車はほぼ定刻に広州站に到着しました。

K841/K844  (快速)
广州 点站 全程 1599公里
站次 站名 开车 时间 里程
1 广州 13:45 0公里
2 佛山 14:28 14:32 43分 22公里
3 16:10 16:12 2小25分 109公里
4 茂名 19:29 19:35 5小44分 371公里
5 玉林 21:49 21:56 8小4分 546公里
6 22:54 22:57 9小9分 635公里
7 0:30 0:34 10小45分 754公里
8 柳州 1:26 1:42 11小41分 824公里
9 金城江 3:55 4:05 14小10分 985公里
10 南丹 5:05 5:10 15小20分 1053公里
11 麻尾 6:23 6:28 16小38分 1138公里
12 独山 7:26 7:30 17小41分 1217公里
13 都匀 8:06 8:10 18小21分 1283公里
14 定南 8:48 8:51 19小3分 1323公里
15 9:15 9:17 19小30分 1393公里
16 贵阳 9:46 9:55 20小1分 1444公里
17 息烽 11:39 11:41 21小54分 1517公里
18 13:15 点站 23小30分 1599公里

プラットホームで乗り換えができれば便利なのですが、一旦、外へ出なければなりません。

広州站では正面の大きな電光掲示板に当該列車の状況が表示されます。
私の乗車するK841列車はとりあえず大きな遅れがないようで、1階の第2待合室へ入ってお待ち下さい、との表示が出ています。

この切符は東京から広州へ入った翌日の8月25日
に東莞站で買ったものです。従って異なる站からの
切符の発行手数料として5元を別途に徴収されてい
ます。
 (コンピュータ発券の今では納得がいきません)

站から点站までの乗車で、1599kmを23時間半かけて走行します。
このところ、いつも
硬座(2等の座席車)での汽車旅ですが、未だに日本人
に出会ったことはありません

列車はいつもながら満席で若干の立ち客(無座の乗客)もいました。
広州站を約5分の遅れで発車しましたが、その後は順調でほぼ定刻の運行
でした。終着駅の
到着も定刻でした。

2012年8月27日(月)

2012年8月28日(火)

定刻の13:15に遵义に到着しました。

いつも乗客の荷物の多さと荷姿の多様さに驚かされ
ます。

下の年配のオバサンはかなり重そうなリュックと手押
しの車です。
右のオニイサンはパソコンの箱(中身はパソコンでな
いかも知れません)と右手の色々と詰め込んだポリ
袋にリュックですね。

2人とも出口へと続く混雑している階段を降りかねて
います。

2012年8月29日(水)

夜行列車はかなりきついので、8月28日は遵义に泊まることにしました。

站近くの以前泊まった《維多利亜大酒店(Victoria Hotel)》にチェックインしました。


《8月28日の出費》
   宿泊       158元
   煙草2箱      8
   水          2
   ビール2本     6

K507  (快速)
北京西 点站 贵阳 全程 2574公里
站次 站名 开车 时间 里程
1 北京西 21:45 0公里
2 保定 23:12 23:14 1小27分 146公里
3 定州 23:50 23:52 2小5分 206公里
4 石家庄 0:47 0:51 3小2分 277公里
5 邢台 1:57 1:59 4小12分 390公里
6 2:30 2:32 4小45分 442公里
7 4:21 4:23 6小36分 609公里
8 5:19 5:41 7小34分 689公里
9 巩义 6:35 6:37 8小50分 759公里
10 6:55 6:57 9小10分 779公里
11 7:22 7:25 9小37分 818公里
12 汝州 8:26 8:29 10小41分 895公里
13 山西 9:03 9:06 11小18分 937公里
14 南召 9:57 9:59 12小12分 1001公里
15 10:41 10:44 12小56分 1059公里
16 11:29 11:31 13小44分 1115公里
17 12:34 12:48 14小49分 1188公里
18 武当山 14:49 14:51 17小4分 1340公里
19 十堰 15:15 15:17 17小30分 1359公里
20 安康 17:49 18:01 20小4分 1561公里
21 18:44 18:58 20小59分 1618公里
22 万源 20:05 20:09 22小20分 1712公里
23 20:59 21:03 23小14分 1789公里
24 21:41 21:58 23小56分 1837公里
25 22:42 22:49 24小57分 1910公里
26 广安 23:16 23:21 25小31分 1948公里
27 0:35 1:04 26小50分 2079公里
28 桐梓 6:31 6:35 32小46分 2358公里
29 7:40 7:50 33小55分 2419公里
30 息烽 9:42 9:44 35小57分 2501公里
31 贵阳 11:30 点站 37小45分 2574公里

昨日のうちに、下の切符を購入しました。

K507列車はすごい列車です。
全行程2574kmを37時間45分かけて走行します。

私が乗ろうとしているのは、その最後の区間です。既に北京西
を発車後、ほぼ34時間も走り続けています。

どうやら遅れはなさそうです。

こんな長距離を長時間掛けて走行してきて遅れがないということに驚きます。
なにしろ、ここは中国なのですから・・・



   またまた、大きな荷物の乗客です。

この内の、北京からの乗客の割合は判りませんが、多くの乗客は疲れ果てた様相を呈していました。

きょうの列車もほぼ定刻に貴陽站に到着しました。

地下道を潜って出口へ出ますが、注目は
このオッサンでした。

多分、肥料でも入っていた袋に多くの物を
詰め込んで、肩に背負っていました。

もう、日本ではお目に掛かれない光景です。

何度となく降り立った《貴陽站》です。

駅前の広場にはこのような像がありました。

左が苗族の女性、右は多分スチュワーデス
(空中小姐)でしょう。

駅を背にして、市の中心部へと続く大通りです。

左手の高い建物に右のような看板が掛かって
います。以前から気になっていましたので入る
ことにしました。

値段の高そうなホテルでしょう・・・

ホテルのフロントで部屋代を訊くと、148元と意外にもリーズナブルです。
ここに泊まることにしました。

ルームキーを貰って部屋へ入ったのですが、この時に判ったのは高い建物の全てが《金海湾賓館》では
なく単に2階と3階部分をホテルとして使っているだけでした。

横へ廻ってみて判ったのですが、高層部分を含めかなりが全く別名の300元以上もする中級のホテル
になっているのでした。

でも、単に泊まるだけですから問題はありません。

貴陽の駅前は未だ区画整理が進んでいません。
所謂、《ヤミ市》の雰囲気が漂っています。私はこういう空気が好きです。
怪しげな《床屋》も数多くあります。

今回注目して実際に買って食べたのはこれでした。

少数民族の土家族の《公婆餅》(ブランド?)という謳い文句でした。
味は、まぁまぁでした。

湖北省発祥のチェーン店のようです。

実は来月10月には湖北省に土家族の村を訪ねる計画を立てていることもあって、強く惹かれたのでした。

今回の旅の主目的は、六盤水・威舎間の山岳路線の鉄道に乗ることです。
調べてみると、K6081という列車威舎行きの列車が貴陽始発06:15であります。

発車時刻の関係で貴陽に泊まって1日待つことになってしまいました。

《8月29日の支出》
   鉄道切符 遵義→貴陽 24元
   煙草2箱           6
   公婆餅            2.5
   八宝粥(缶詰)        4
   ピーナッツ          3
   水               1.5
   ビール2本          7
   宿泊            148
   別途煙草1カートン    30

6081/6084  (普快)
贵阳 点站 威舍 全程 483公里
站次 站名 开车 时间 里程
1 贵阳 6:15 0公里
2 7:40 7:45 1小25分 97公里
3 六枝 8:34 8:42 2小19分 153公里
4 10:10 10:35 3小55分 249公里
5 11:41 11:43 5小26分 299公里
6 松河 13:35 13:39 7小20分 357公里
7 柏果 13:56 13:58 7小41分 372公里
8 盘关 14:17 14:20 8小2分 386公里
9 14:52 15:01 8小37分 415公里
10 威箐 15:29 15:31 9小14分 445公里
11 小雨谷 15:43 15:45 9小28分 455公里
12 威舍 16:14 点站 9小59分 483公里

2012年8月30日(木)

いよいよK6081という威舎行きの列車に乗る日です。
切符は昨日のうちに入手しておきました。
調べによると、483kmを約10時間かけて走ります。一応、普通快速となってはいますが、鈍行に近いものです。特に幹線から離れての
六盤水・威舎間は234kmは6時間程も掛けて走行することになっています。

運賃ですが、距離はほぼ東京・京都間と同じで、僅かに29元、ということは凡そ350円程です。

泊まった《金海湾賓館》を早々にチェックアウトして直ぐ前の貴陽駅に5:30頃に向かいました。

しかし、様子が何やら変です。
いつになっても《乗車》のアナウンスがありません。

そのうちに、発車が9時半に遅れるとの表示が出ました。また、別の掲示板には、この遅れによる払戻や変更を19番と20番の窓口で
行うとの表示が出ました。一緒に待っていた多くの乗客は待合室を出て、その指示された窓口へと流れて行きました。

私の目的は他の乗客と違うわけですから、じっと09:30を待つことにしました。

その後、発車時刻が09:40に修正され乗車が始まり
ました。

車両はエアコンの無い緑の塗装の旧型でした。

その後も更に遅れて、実際に発車したのは10時でしたから、3時間45分の遅れということになりました。

車内の模様をご覧に入れます。乗車率は60%程度と思われました。

大きな心配事がありました。

定刻では威舎着が16:14で、3時間45分の遅れだと午後7時頃になります。
そうなると、
  1.暗くなり絶景を楽しめない恐れがある
  2.威舎でのホテル探しが厄介になるかも知れない

という問題があります。

そこで、途中の大きな町である六盤水到着までに遅れがかなり縮小されることを期待して、乗り続けました。

六盤水に到着したのは定刻の10:10に対して13:40で3時間30分の遅れでした。

この時点で今日の威舎行きを断念して取り敢えず六盤水で泊まって明日に再チャレンジと決断しました。

六盤水に到着

六盤水にはいままでに2度宿泊しています。ですから大体のホテルの立地は承知していましたので、駅前のホテルの入っている
ビルの中の高そうだと今まで敬遠していた《鑫源酒店》に入りました。

宿泊料は158元ということで了解したのですが、登記の段階で《外人は駄目》と言われてしまいました。
かなり粘ったのですが、最後にはマネージャーが出てきて駄目との一点張り。ここを諦めました。

不本意ながらそこを諦めて坂道を少しだけ上がった以前泊まった《皇朝商務酒店》へ入りました。
以前は問題なかったのですが、今回はここでも断られてしまいました。

皇朝商務酒店の斜め向かいの道を入った所に3軒まとまってホテルがあるのを承知していました。

最も奥から攻めたのですが、ことごとく外人を理由
に断られました。

ネット付きで60元という値段の折り合いもついたの
にです。

次も、その次も同じ状況でした。

途方に暮れてしまいましたが、そんなことあるもんか、何処か泊まれるはずだと意を奮い立たせて駅沿いの道を
貴陽方面に進み、見つかった《鉄路九泰賓館》へ入るとすんなりOKでした。ネット付きで80元。

してやったりとの思いでした。午後3時頃のことでした。1時間以上もさまよい歩いたことになりました。

ここで大問題の発生です。

  このホテルは外見こそよくないものの、トイレが伝統式であるもののそれ以外は80元にしては満足でした。

  しばらくのんびりとメールのチェック等をして過してから夕刻に食事に外へ出ました。フロントのオネエサンとも和やかに
  会話を交わしてぶらっと外へ出たのですが、気に入った店がなく、思い悩んだ末にビールを3本、多すぎるかなと思い
  ながら部屋へ戻りました。

  持っていたツマミを肴に中国のネット『土豆』で日本物、《家政婦のミタ》を視ながらビールを1本飲み、2本目も空にして
  3本目の栓を抜いて少し飲んで、そろそろ寝る体勢に入ろうとしたときにドアをノックする音。

  用心してドアに耳を当てて廊下の様子を探ろうとすると、『服務員=ルームメイド』と言います。
  小姐の押し売りかとも思いましたが、ドアを開けるとチェックインと時のオネエサンで、何やら長々と話し出しました。
  私の能力では100%判りませんでしたが、どうやら泊めてはいけない外人を間違って泊めてしまった、直ぐに出て行っ
  て欲しいと言っているのが理解できました。

  明日は威舎を往復して戻ってくる積もり、つまり2泊する積もりでいたので、明日明チェックアウトするよ、と言ったのです
  が、いま直ぐに出て行って欲しいというばかりです。

  こうなったらとりつく島もありません。

  早速、荷物を纏めて服装を整えて忘れ物をチェックしてフロントへ下りて行きました。そうすると、チェックインの時はオネ
  エサンが2人だったのですが、年配のオッサンも居ました。どうやら、このオッサンがホテルの主人なのかオネエサンから
  引継ぎを受けた時に日本人を泊めたとでも言ったのでしょう。オッサンはそれは規則違反になるから出て行ってもらえとい
  うことになったと思われます。

  こんなに遅い時間に何処へ行けばいいんだと言うと、宿は取ってある、案内するのでそこへ行って欲しい言います。当然
  ながら預け金の200元を満額戻して貰ってオネエサンと外へ出ました。送ってもらえるものと思っていたのですが、道端
  でタクシーを呼び止めて行先を運転手に告げてそれでおしまいでした。

  タクシーが到着したのは、見るからに立派そうな中心街の星クラスの『時代假日酒店』でした。

  予約は取ってくれていたらしく、チェックインはスムーズでしたが、1泊298元とのことで、完全に私の標準の2倍~3倍の
  宿泊料です。でも、仕方ありません。
298元も出しましたから快適なホテルでした。不本意ながら贅沢なホテルライフを楽
  しみました。

チェックアウト時に別の大問題が発生しました。
星級のホテルに泊まるのは久し振りだったので、アメニティー等無料の物を殆ど全てホテルの、これも無料の袋に詰め込ん
でチェックアウトしました。
クレジットカードも使えたのですが時間が掛かりそうだったので、人民元の現金で支払いを済ませてホテルの玄関を見送ら
れて出ようとする時に、呼び止められました。
何か有料のものでも持ってきてしまったのかと思ったのですが、違ってました。何と、部屋にリュックが残っているが要る物
なのでしょう?というものでした。
とにかく、多分、昨夜来の『事件』で気がそぞろになっていたのでしょう。パソコンや多少の現金、それに着替え類を詰め込
んだリュックを部屋に置き忘れて出ようとしていたのでした。

愚かな私・・・

2012年8月31日(金)

《8月30日の支出》
   鉄道切符 貴陽→威舎 29元
   焼き芋             1.5
   桃               3.5
   ビール3本          9
   タクシー           20
   宿泊            298   

もう8月もきょう限りです。

気を持ち直して威舎へ行こうと六盤水の火車站へ1元の公交バスで行きました。
ところが、威舎への列車はきょうも3~4時間の遅れと表示されています。これでは、そろそろ日程も押し詰まってきている
のでのんびりとは構えておられません。既に9月2日の貴陽発広州行きの列車の切符を入手していました。結局、今回は
威舎行きを諦めました。

そこで、代替として、
  1.貴陽へ戻る
  2.貴陽の手前の安順へ行く
  3.六盤水から北の方面へ行く
を考えたのですが、思案の末に2.の安順へ行くことにしました。

安順は有名な『黄果樹』瀑布への入口だけでなく、他にも見所が多いと知っていましたからです。  

K9370  (快速)
点站 贵阳 全程 249公里
站次 站名 开车 时间 里程
1 11:03 0公里
2 六枝 12:14 12:21 1小11分 96公里
3 13:00 13:06 1小57分 152公里
4 贵阳 14:25 点站 3小22分 249公里

切符は容易に入手できました。幹線の列車ですが、六盤水から貴陽への中距離の列車だったからでしょう。

安順は六盤水の貴陽寄りの隣町になります。時間的に2時間ですね。

安順火車站です。

安順火車站を背にして太めの道路を4~5分歩くと安順
のバスターミナルに辿り着きます。


   このバスターミナルは今年、2012年4月に
   『双乳峰』を目指したときに最初に到着した
   バス站でした。
   その時に、バス站の前の道の先に火車站が
   見えたのを記憶しています。

   その時は、大事なリュックの盗難に遭ったとき
   だけに安順をゆっくり見て廻るということは
   考慮の外でした。

  

上に既に9月2日の貴陽発広州行きの列車の切符を入手していると書きましたが、その列車は四川省の成都始発で、六盤水・安順
を経て貴陽、それから広州へ向かいます。ですから、貴陽へ行く必要はなく、ここ安順で2連泊した方が楽だし、便利です。
従って、連泊するのにふさわしいホテルを火車站の近くで探しました。

そして、見つけたのがこのホテル。
この手のチェーンビジネスホテルは、昔ながらの何々賓館より若干高めですが、新しくて清潔でネット完備で、トイレは
洋式です。
また、部屋の造りも機能的に出来ています。行楽にもオススメです。
石積みの住居が立ち並ぶ村は、一見、少数民族の村のようですが、実は彼らの祖先はおよそ600年前に
数千キロも離れた地からやってきた漢民族です。
村人の服装も独特で、600年前と同じ姿をしているといいます。村の中を観てゆくと、まるでその作りは
要塞のようです。
一体彼らは、何者なのか?

こういうような風格の集落は『屯堡』(tunbao)と言われています。
安順市近郊の「雲峰八塞」、「丁旗」、「吉昌」などの村落や、平壩県の「天龍鎮」、
錦展県の「陸里所」古城などもそうであります。

『屯堡』に住んでいる人々の祖先は明代の軍事移民でした。
明の時代、皇帝の朱元璋は西南辺境を安定させるために、漢民族の数十万の軍隊を西南部に派遣しました。
この地域の制圧に成功した後、その軍隊はそのまま残り、辺境を守りながら田畑を開墾し、
砦のある小さな集落を造りました。
漢民族と現地の少数民族の文化がだんだん融合して、独特な「屯堡文化」が形成しました。


雲峰八寨――保存が完璧でもっとも集中している屯堡集落群――
  どうしても見ておきたいのは、風格が飛びぬけてすぐれている本寨と雲山屯である。
  隣り合わせの位置に並ぶこの二つの村には、国家級の保護文化財である古建築がとりわけ多い。
  本寨の建築には全て石材が用いられ、大小七つの堡塁が村の中に分布していて、
  屯堡村の防御性が強調されているだけでなく、村全体がきわめて規則的につくられていて美しい。
  この本寨から石だたみの桟道を1.5キロほど行くと、山腹にある雲山屯に着く。
  雲山屯にも保存が完璧な明清代の古屯堡建築が存在する。

このホテルのフロントの横の壁に安順近郊の名所案内がありました。多くは。黄果樹の瀑布に関わる周辺の観光地でしたが、
ひとつだけ違うものがありまし。

それがこれです。

早速、ネット検索を開始しました。
そして得た情報はこのようなものでした。

大いに気持ちが動かされました。
安順の市街から南に18km、バスがバス西站から出ているという。情報が正しければ容易に辿り着くことが出来る筈です。
早速、明日にでも訪ねることにしましょう。

《8月31日の支出》
   公交バス 六盤水站へ    1元
   鉄道切符 六盤水→安順 24
   夕食 ビール付き      20
   別途ビール1本        5
   宿泊(1泊目)        137   

夕食は泊まっているホテルの直ぐ横の食堂で材料を選んで調理して貰いました。

豚肉+もやし+白菜+卵、それにビールを1本加えて貰いました。
(このようなものはメニューに有りませんから云わば特注です)

白飯付きで20元でした。

2012年9月1日(土)

きょうは雲峰八寨屯堡へ行くと決めていました。

雲峰八寨屯堡へは上に示しましたホテルの壁面の観光案内によれば、『客車西站』からバスがあると書かれています。
ホテルのフロントのオネエサンに《西站》への行き方を訊ねると、ホテル前の通りから3番のバスで10分程度とのことで、
運賃は1元とのこと。

それ程、遠くないというのは、同じ案内に、安順の市街から18km南に所在と書かれていることから判ります。

客車西站へは3番のバスで容易に辿り着くことができました。

《安順客車西站》と表示されています。ホテル近くのバスターミナルと比較するとなんとも
ショボいバス站ですが、新ターミナルが出来るまでは、ここが安順のターミナルだったの
かもしれません。

安順客車西站の中へ入り、行き先と時刻表をチェックしました。

切り取って拡大した関係で、ボケていますが、雲峰は07:15から25分おきに1日27もあるとのこと。
これなら戻りも問題なさそうです。

切符売り場で切符を買おうとすると、未だバスが到着していないので出直して下さいとのこと。もう、8時を過ぎています。何か事情でも
あって、きょうはこの路線は運休?いや、そんなことはない・・・


色々思いを巡らせながら、1時間程度様子を見よう、と一旦西站の外へ出ました。

站前の露店で餅が美味しそうに焼けていました。1つ買って食べました、2元。色々な《具》が入っていて、結構美味しくいただきました。

そうこうして30分足らず時間を潰してからバス站に戻ると《安順》・《七眼橋》・《雲峰》と行き先をフロントガラスに表示した小型のバスが入って
いました。

直ぐに切符売り場に向かい、切符を求めましたが、バスの中で買えと言われてしまいました。(私は記念とHP用に切符が欲しかったのですが
残念)

雲峰行きのバスは多くありました。想像するに、どこかに
このバスの溜り場があって、何かの理由でバス站への
到着が遅れていたのでしょう。

乗ったバスは08:30頃に西站を発車しました。
運賃は6元で車掌に支払いました。観光客風の乗客は
わたしひとりでした。

市街地を抜けて40分位で『七眼橋』という比較的に大き
な集落に到着しました。バスはここから本道を離れて細い
道を更に20分程度走って、意外にもあっけなく《雲峰》に
到着しました。

運賃が6元ですからそんなものでしょう。

バスは終点になっている景区の入り口の広場に停まりました。

この地へ派兵された兵士の多くは、江南揚子江下流部の南方
にある江蘇省南部から浙江省北部にかけての地域をいい、江南
デルタとよばれ、きわめて低平で、無数の水路が縦横に走る水郷
地帯をなす。
=小学館・日本百科全書より)
の出身であったので、
後に永住するようになって故郷・国許を懐かしんでその風情をここ
に再現した、との記事がどこかにあった記憶があります。

  確かにこの情景は水郷ですね・・・

少し先へ進むと、小さな門票売り場があり、係員が居て門票を買うようにと言われてしまいました。

裏面の記事の部分を拡大してみました。

いよいよ中へ入りました。

最初に出会ったのは村民であろう二人の老婆でした。干している唐辛子の先で何やら熱心に立ち話をしています。
この老婆の服装は屯堡人の伝統衣服なのでしょう。黒が中心だと聞いていましたが、前垂れ・前掛けだけですね・・・

家屋は、この地方で多く産出する薄い石板を屋根瓦に用い、壁面は同じく石を用いています。

この種の建築物は私にとっては初めてのものではありませんでした。

2004年と2010年の2度訪問した貴陽市郊外の布依族の村
《石板鎮鎮山村》(貴陽市花渓区)とほゞ同じです。
それどころか、鎮山村の方が整備も行き届いているように感じました。

地区を仕切る門も石造りでした。

従って、更にこの地を極めようという気力が無くなっていました。
全く初めて石造りの家屋を見たなら話は違いますが、二番・三番
煎じでは感動も何もありません。
1時間少々居て安順へ戻ることにしました。門票の50元が無駄
にしたという思いを強く持ちながら。

結局、大きな成果なしに10:50に雲峰を発ち、11:50に安順に戻ってきました。

戻ってからは町をぶらぶらして時間を過ごしました。

《9月1日の支出》
   公交バス 安順汽車西站へ    1元
   餅                    2
   バス 安順・雲峰往復       12
   門票                 50
   スーパーで
     パン                2.6
     そらまめ              4.7
     ヨーグルト(2個)         7
     ビール2本(今夜用)      7
     缶ビール4缶(翌日列車用)  4.8
     スーパーレジ袋          0.4
   鳥モモ唐揚げ             6
   バスタオル             10
   別の餅                 2
   宿泊(2泊目)           100   

2012年9月2日(日)

昨、9月1日の雲峰行きは不本意な結果に終わってしまいました。


遵義から貴陽に着いた8月29日に広州への戻りの汽車の切符を既に入手していました。きょうは広州へ戻るだけですが、貴陽から乗ろうと
しているK828列車は成都東始発です。そして、安順を貴陽の前に通ります。
考えを巡らしたのは、別途K828列車の安順・貴陽間の切符を購入するということで、貴陽の手前で指定車両の席に移動するということです。

結論として問題なくそうすることができました。

K828列車の安順発は06:44です。
久々のかなりの雨の中を站まで歩いて06:00頃に安順火車站に着きました。
掲示板を見ると軒並み3時間前後の遅れと出ています。でも、私が乗ろうとしている列車は43分のだけの遅れです。
ほっとしました。

站まで雨の中を歩いてきたので、ズック靴の中はかなり濡れています。日本ではこういった場合には新聞紙を靴に
突っ込んで水分を吸わせるのですが、ここにはそんな物はありません。仕方なく、トイレットロールを買いました。3元。

2012年9月3日(月)

列車はかなりの混雑でした。

貴陽ではかなりの乗客の入れ替わりがありました。発は1時間18分遅れの09:40でした。

《9月2日の支出》
   トイレットロール         3元
   鉄道切符 安順→貴陽   16
   鉄道切符 貴陽→広州  175
     

結局、広州への到着は07:20でした。
途中で1時間以上もの遅れを26分まで回復させての到着でした。

全くの不本意な旅になってしまいました。

よくもこんなものをHPするもんだ、との声が聞こえてきそうですが、このHPは私的なもので、単に
私自身の旅を記録するものです。それに、鉄道好きのオッサンですから、どうしても乗った記録とし
て残しておきたいのです。

今回のリベンジを遠くない時期に図りたいと思います。

K829/K828  (快速)
成都 点站 广州 全程 2435公里
站次 站名 开车 时间 里程
1 成都 11:35 0公里
2 简阳 13:30 13:47 1小55分 81公里
3 资阳 14:31 14:38 2小56分 120公里
4 16:19 16:27 4小44分 187公里
5 内江 17:00 17:21 5小25分 217公里
6 18:03 18:12 6小28分 256公里
7 19:32 19:39 7小57分 335公里
8 水富 20:06 20:14 8小31分 361公里
9 昭通 0:10 0:13 12小35分 584公里
10 草海 1:40 1:44 14小5分 669公里
11 4:08 4:25 16小33分 742公里
12 六枝 5:44 5:49 18小9分 838公里
13 6:37 6:44 19小2分 894公里
14 贵阳 8:12 8:22 20小37分 991公里
継続乗車
15 定南 9:47 9:51 22小12分 1112公里
16 都匀 10:24 10:28 22小49分 1152公里
17 独山 11:16 11:19 23小41分 1218公里
18 麻尾 12:37 12:58 25小2分 1297公里
19 金城江 14:28 14:38 26小53分 1450公里
20 宜州 15:40 15:46 28小5分 1520公里
21 柳州 17:20 17:33 29小45分 1611公里
22 18:43 18:46 31小8分 1681公里
23 20:11 20:14 32小36分 1800公里
24 玉林 21:22 21:30 33小47分 1889公里
25 21:58 22:02 34小23分 1925公里
26 茂名 1:18 1:21 37小43分 2074公里
27 2:56 3:01 39小21分 2189公里
28 4:47 4:51 41小12分 2326公里
29 佛山 6:20 6:27 42小45分 2413公里
30 广州 6:54 点站 43小19分 2435公里