《2013年4月/湖南・貴州・広西への旅》  
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2003年4月23日

先月は、今も現役で活躍する狭軌のSL列車に会いに四川省へ行ってきました。
広東省東莞市の拠点へ戻り、四川旅行の記事を纏めてHPにアップすると共に暫しの休養と雑用をこなしました。

そして、次の行先を考えました。

或るネットで知り合った友人から強く興味を引かれる場所を推奨され、そこを訪れたくなったのですが、かなり奥地で標高も高そうな
処なので夏に取って置くことにしました。

そこで取り敢えずの旅行先として、何度か歩いた貴州省の東南部へ補遺的な旅をすることにしました。

ゲートウェイを何処にするか、桂林・通道・靖州・・・、色々
ありますが、『靖州』にして、列車を調べて《東莞火車站》
へ4月5日に切符を買いに行きました。

ピークが過ぎていて、次のピークが5月1日の労働節を
中心とする辺りなので空いているだろうと思って站へ行
くと窓口には列はありません。何と、私の前に2人居るだ
けです。
ものの5分足らずで思い通りの切符、それも硬卧の下段
を入手することができました。
これで少なくとも、往路は楽に行けそうです。

K586 
深圳西 点站 成都
发时 10:17 23:42
站名 开车时间 时间
01.深圳西 10:17
02. 11:32 1小11分
03.广州 12:50 2小7分
04.佛山 13:30 3小8分
05.肇 15:11 4小52分
06. 16:58 6小39分
07.茂名 18:53 8小28分
08.河唇 19:49 9小29分
09.玉林 21:21 10小55分
10.贵 22:22 12小2分
11.来 23:51 13小31分
12.柳州 1:05 14小25分
13.融安 3:33 17小8分
14.牙屯堡 5:46 19小27分
15.通道 6:09 19小50分
16.靖州 6:37 20小17分
17.怀化 9:00 22小31分
18.铜 10:19 23小56分
19.松桃 11:43 25小14分
20.秀山 12:18 25小55分
21.酉 12:54 26小27分
22.黔江 13:57 27小31分
23.武隆 15:18 28小51分
24.涪陵 16:20 29小58分
25.寿 16:54 30小32分
26.重 17:58 31小14分
27.合川 19:04 32小33分
28.遂宁 20:34 33小52分
29.成都 23:42 点站 37小25分

旅のスタートは東莞站です。

出発に先立ち、站近くのスーパーマーケットで若干の《仕込み》を
しました。
   1.韓国焼酎(真露):表記は真露竹碳酒となっています。
   2.アンパン(2個):表記は紅豆墨西哥となっていますが、
     墨西哥=メキシコで、私には意味不明です。

いつも通りに、站舎内のMacでホットドッグ+コーヒーです。

従前は、10元でサービスセットがあったのですが、それが
無くなり個別で16元に値上がってしまいました。

改札が始まり、いよいよホームへ。いつも胸が高鳴ります。

ディスプレーには1分遅れの表示、全く問題ないのと同じです。

いよいよ列車の入線です。

深圳(正確には深圳西站)始発の列車です。

寝台の下段ですから楽勝です。

座席の場合は、いつも押し合いで乗り込み、荷物の置き場所を
確保するのに苦労するのですが、それもありません。

   中国国内の旅を始めた頃、夜行寝台に乗るのが躊躇われ
   たのですが、乗ってみると意外に快適で、日本の昔のB寝
   台と殆ど同じで、衛生面を含めて何等問題ありません。

2013年4月15日(月)

K586列車はほヾ定刻の運行でした。

4月15日の朝、6時半過ぎに《靖州(JingZhou )站》に
到着しました。


    靖州からの行先は出発時には決めていません
    でした。寝台の中で思案しました。靖州そのも
    のには見るべきところが無い筈ですから、どう
    するか・・・
    結局、貴州省の《黎平(LiPing)》へ入ることに
    しました。


靖州に到着するのは3度目でしたが、初回の2011年
5月の際には、靖州站の改札を出ると黎平行きのバス
が待っていて、それに乗り込んで、すんなりと黎平へ入
れた記憶がありましたので、今回も期待をしていたので
すが、バスはありませんでした。

そうなると公交バスで靖州バスターミナルへ行って、そこから黎平行きのバスに乗ることになります。

靖州火車站は町の中心部から少し離れています。でもそんなにも離れておらず、公交バスで10分弱だった記憶が
あります。
(靖州2度目の時に、バスターミナル付近のホテルに泊まり、鉄道の切符を買う為に2往復したので知ったのでした)

そこで、バスターミナルに行くべく公交バスを待ちました。
当初は10人程いた降車客と待っていたのですが、バスがなかなか来ず、三々五々バイタク等で移動していきました。
時間も十分にあるので、私はそれを潔しとせず、じっと公交バスを待ちました。

1時間待ってもバスは来ません。おかしいと思いつつも待ち続けました。

とうとう2時間が経ち、あきらめて9時前にバイタクに乗りました。バスターミナルまで5分程度で5元でした。
どうやら、公交バス路線が廃止になったようです。
バスターミナル付近でも公交バスを見掛けませんでしたからほヾ廃止は間違いないでしょう。

でも、廃止なら廃止で表示があってもよさそうだと思うのは旅行者の私だけでしょうか・・・

黎平行きのバスは09:15発でした。切符を買うと直ぐに発車だと乗車を急がされました。

靖州から黎平へのバス運賃は25元でした。

バスは以前通ったことのあるルートを走行し、11:45に見覚えのある黎平のバスターミナルに到着しました。

靖州から黎平へ到着してからの行動もバスの中で思い巡らせていました。
黎平を起点にして行きたい場所・動ける場所は多くあります。折角の機会だから黎平で2泊程度して・・・と考えていました。

黎平のバスターミナルでバスの路線・発車時刻
を眺めながら思案しました。

ここもよさそうだ、あそこも・・・と思いを巡らせま
した。

結局、私にしては当然だったかもしれませんが、
最もリラックスできる肇興(ZhaoXing)へバスを
乗り継いで入ることにしました。

もう何度も足を運んでいますが、肇興(Zhao Xing)
は私が最も気に入っている集落のひとつなのです。

行先を決めた肇興へのバスは直ぐの12:20の発車
でした。

ここで不可解なことが・・・

買った切符の行先が肇興ではなく、《新平》と表示されています。
また、運賃は21元と言われ支払ったにも拘わらず、18元と表示されています。

窓口で何度も確認しましたが、これで肇興へ行けるとの返事でした。(実際もそうでした)

実は一昨年も同じようなことがありました。
外国人と見て切符発売窓口嬢と車掌が差額を誤魔化してポケットに入れているのでしょう。

肇興で何処に宿泊するか・・・
この部落は1km足らず、600~700m程度のメインストリートに沿った小さな部落ですから、何処に泊まっても行動の利便性に
は大差はありません。

そこで、今回は贅沢しようと思い、高そうだからと敬遠していた『肇興賓館』へ入りました。フロントで値段を訊くと、180元前後の
ことを言います。これでは退散するしかありません。

肇興賓館を諦めて、コストパーフォマンスがいいのでこのところ連続して泊まっている『銀河旅館』へ行きました。
すると、70元とのことですのでそこに決めました。

部屋の造作は純木造でなかなか趣があります。

左のカードにも記載されていますが、ネットも有線・無線
共に不満の無いスピードで通じました。

この銀河旅館はメインストリートには面していません。
この路地を入り、川に沿って左折した所にこの旅館が
あります。

肇興賓館を止めて銀河旅館にしたのでお金が浮きました。この浮いたお金で豪華(?)な夕食と洒落込みました。
或る食堂へ飛び込み、野菜と牛肉のソテーを指示して出されたのがこれです。
(当初、豚肉を所望したのですが、無いと言うので牛肉にしました)

会計は料理が20元、ビールが5元、合計25元でした。かなり良心的だと思います。

肇興を初めて訪ねたのは2010年8月でした。
肇興の村を隅々まで歩き(と言っても小さな部落ですが)、特に仁団・礼団・義団・智団・信団という5つの集落の
『鼓楼』と『風雨橋(花橋)』と『戯台(舞台)』が各々個別に今も存在していることに感動を覚えたのでした。

その詳細は既にHPに纏めてありますのでご覧下さい。

     広西と貴州省の少数民族訪問・《貴州省の肇興(ZhaoXing)を訪ねる 2010年8月17日
     http://www.meitian.sakura.ne.jp/sub403.htm

2013年4月16日(火)

肇興に入ったのは4月15日でした。
宿泊は70元の『銀河旅館』にして、2泊ということで投宿しました。
初日はゆっくりとして、集落を歩くのは翌4月16日にしました。

詳細はHPを参照していただくとして、2010年8月の時は5つの集落の『鼓楼』『風雨橋』『戯台』を漏らさずに現認する
ということに注力していました。今回はその必要が無いのでのんびりと《ぶらぶら歩き》を楽しむことができました。

先ずはおこわ屋です。

部落の中心の広場の観光案内所の前に毎日早朝から昼過ぎまでオバサンが店を構えます。
2年前と同じ太っちょのオバサンです。

もち米を蒸したものですが、
白米と黒米の2種類。

味は若干違います。


これに薄切りにして焼いた
豚肉を挟んで頂きます。
薬味が2、3種類用意され
ていますが、私は何も付け
ずに素材のまま頂きます。

今迄は太っちょのオバサンの屋台だけでしたが、新たに1台増えていました。

注文すると、こういうようにビニール袋に入れて手渡してくれます。この分量で4元、両店とも同じでした。
私は結構好みなので、時間をおいて合計で3回も立ち寄りました。

両店の味は殆ど同じですが、何故か太っちょの方には客の人だかりが、一方、新しいオネエサンの方は
いつも手持ち無沙汰でした。しにせの功名でしょうか・・・

メインストリートです。

整備中で少し不自由しました。

部落の点描です。

  小さな集落に鼓楼や花橋が密集しているので、何処でシャッターを押してもいい画像が得られます。

至るところで、侗布(藍染の一種でしょうか)を打ったり、干したりしている情景が見ることができます。

建築中の家屋が目に入りました。

侗族伝統の建築様式です。重機を全く使わずに二階建て・三階建てを造っていきます。

侗族の村で傾いた家屋を目にすることがよくあります。

私見ですが、侗族の木造建築物には《筋交》が入っていません。これが家屋が傾く最大の理由
と考えます。

《日本の在来工法の筋交》

 

2013年4月17日(水)

肇興に入ったのは4月15日で2泊しました。

その後、行きたい所も数多くあったのですが、何故か気力が湧いてきません。
確たる理由も無いのですが、『疲れた』というのが最適な表現だと思います。多分、体力・気力の双方が中国の田舎廻りに
適合しなくなってきているのでしょう・・・

そこで、このまま《三江》経由で《龙胜(=龍勝)》へ出て、《桂林》から鉄道で出発点へ戻るということにしました。

肇興から広西の三江までは1日に2本バスがあります。
黎平のバスの時刻表には三江行きとして、06:20と09:20の2本が記載されていますが、このバスは肇興を経由します。

   肇興にはバスターミナルがありません。一応、中心の広場(観光案内所前)がバスの発着所になっていますが、時刻表
   の掲示もありません。ホテルや住民や出店の商人に尋ねるしか術はありません。(ところがかなり違いがあります)
   得た情報のひとつによると、三江行きは8時と10時にあるということでした。


銀河旅館をチェックアウトして7時半頃からバスを待ちました。勿論、4元の豚肉入りのおこわを頂戴しました。
漸く、8時半ごろになってバスが到着しました。三江方面からの乗客で殆ど満席状態でしたが、最後部の座席を確保できま
した。車掌に言われるままにバス賃として40元支払いました。

バスは約3時間の走行で三江のバスターミナルに到着しました。

そのまま、12:10発の乗り継ぎのバスの切符を買って龍勝へ向かいました。

龙胜(=龍勝)への到着は13:40頃でした。

更にバスを乗り継いで桂林へ行くのも大儀
なのでバスターミナル周辺でホテルに泊ま
って写真の整理等をすることにしました。

バスターミナル内に新しいホテルが開業
していました。

中国のチェーンのビジネスホテルです。
新しいのはいいと思い、飛び込むと何と
室料が260~280元というので諦めま
した。

新しい『城市便捷酒店』は高過ぎて手が出ません。

そこで、バス站に向かって左手にある少し前から贔屓にして
いる『万众(=衆)便捷酒店』へ行くと80元とのことですので
ここにしました。

もう、すっかり帰るモードになっていました。

龍勝から桂林は多くのバスの便があります。
宿泊したホテルの前のバスターミナルへ行き、次の便ということで切符を買い求めました。
ノンストップの急行バスで08:50発でした。運賃は30元。

2013年4月18日(木)

以前、このバスターミナル内の向かって左側のスーパーに
紹興酒を見つけました。

白酒はアルコール度が強すぎて私は馴染めません。しかし
紹興酒は中華料理にはよく合うので日本ででもよく口にし
ます。

有るかな?と思って覗いてみると、有りました、有りました。
『古越龍山陳年花雕酒』でした。価格も600ミリ入りで8元、
結構手頃です。

   因みに、広東省の或るスーパーマーケットでは8.3元
   でした。

この紹興酒とビールを買い求めて部屋に持ち帰りました。

K38
柳州 点站 广州
发时 14:40 5:49
站次 站名 开车时间 时间
1 柳州 14:40
2 桂林 17:52 3小3分
3 20:43 6小
4 永州 21:39 6小49分
5 22:22 7小40分
6 22:56 8小14分
7 0:11 9小23分
8 郴州 1:51 11小9分
9 关东 3:33 12小47分
10 广州 5:49 点站 15小9分
K950
桂林 点站 深圳
发时 21:18 10:51
站次 站名 开车时间 时间
1 桂林 21:18
2 全州 23:11 1小48分
3 0:05 2小45分
4 永州 0:48 3小26分
5 3:15 5小42分
6 关东 6:37 9小13分
7 广州 9:11 11小35分
8 深圳 10:51 点站 13小33分
T8371 
关东 点站 深圳
发时 15:38 20:18
站次 站名 开车时间 时间
1 关东 15:38
2 英德 16:32 51分
3 源潭 17:22 1小34分
4 广州北 17:51 2小10分
5 广州 18:28 2小40分
6 19:35 3小54分
7 深圳 20:18 点站 4小40分

定刻の08:50にスタートして桂林の《琴潭汽車客運站》へ到着したのは丁度2時間後の10:50でした。

桂林の琴潭バスターミナルに到着して直ぐに鉄道站へ公交バスで移動しました。2元。

昨夜もネットで火車のタイムテーブルを検討しました。
検討は、候補の列車が2本あり、どちらにするかという
悩ましいものでした。

桂林火車站へ行って切符の状況を電光表示板で眺め
るとK38は寝台が売り切れ、K950にはまだ余裕ありと
出ています。硬座は双方に余席ありです。

私の出発站(=拠点)は広州と深圳間のほヾ中間の
東莞です。
K950は通過になってしまっています。
K38で広州へ出てもいいのですが、到着が早過ぎて
乗り継ぎの列車を1時間以上も待つ必要があります。

そこで、K950に乗り、夜が明けた《韶关东》で下車して
適宜乗継ぎの列車に乗って東莞へ行くことにしました。

そうなると、寝台の必要性も小さくなります。
《韶关东》迄ですから硬座にしました。

戻りの切符も入手して、後は発車時刻の21:18までの時間潰し
です。

ホテルの休憩を利用する途もあったのですが、それならば宿泊
した方がよいので站の待合室で待つことにしました。



   桂林の站には《茶座》という特別室がありました。
   5元と表示されていたのですが、私は10元取られました。
   文句をいうと、貴方の滞在時間が長いからだ、と言われま
   した。

時間も丁度昼過ぎでした。
桂林站前のみやげ物屋、兼食堂の快餐にチャレンジすることにしました。

オネエサンに食べたいものを指示して皿に取って貰います。品数によって値段が決まっていて、私の選択で10元でした。
ここはご飯は電気釜からお客が好きなだけ茶碗に盛るシステムを取っていました。

私の選択は間違ってなく、残すことなく頂戴しました。

桂林からのK950列車は定刻の発車にも拘わらず、途中で遅れ出し、《韶关东》到着は1時間近く遅れて朝7時半近くでした。

2013年4月19日(金)

ようやく、夜、8時半過ぎに乗車の案内がありました。

日が暮れているのでいい写真が撮れませんでした。



   
   
かなりの空席があるという期待に反して、
   列車はほヾ満席の状況でした。

韶关を少し探検することにしました。

《韶关东》を出て直ぐ右手にあるのが東バス站です。
主に北方面行きが中心です。

川を渡った所にある西バス站です。
西方面や南へ向かう便が中心です。

その後、鉄道駅へ戻り、帰りの最後の切符を買い求めました。

当初はご覧のようにガラガラだったのですが、
途中の英徳と源潭からかなりの乗客が乗り
込み、満席状態になりました。

殆どの乗客は広州で下車してしまい、私の
下車站の東莞までは再びガラガラでの走行
でした。

当然です。
広州=東莞=深圳はハイスピードの和諧号
がほヾ10分おきにありますから。

この列車の『汽車弁』です。

  列車内の食堂車で調製され《ほか弁》状態で
  売り子のオネエサンが回ってきます。
  しかも10元。
  広東風の味で辛くはなく美味しいものでした。

今回の所要経費をまとめました。

年 月 日 行  程 手 段 交通費 保険他 宿 泊 食費他
2013年4月14日(日) 東莞→ 鉄道 279.5 焼酎 17.5
アンパン(2ヶ) 4.2
Mac 16
2013年4月15日(月) →靖州 バイタク 5 煙草(2ヶ) 9
靖州=黎平 バス 25 夕食 25
黎平=肇興 バス 21 70
2013年4月16日(火) おこわ 4
おこわ 4
煙草(10ヶ) 30
70 散髪 10
2013年4月17日(水) 肇興=三江 バス 40 おこわ 4
三江=龍勝 バス 19 紹興酒 8
80 ビール 4
パイナップル 1
2013年4月18日(木) 龍勝=桂林 バス 30 昼食 10
市内バス 1 すいか 2
桂林→ 鉄道 91 煙草(2ヶ) 10
ビール(2缶) 7
ドリンク 5
茶座 10
2013年4月19日(金) →韶关东 シュウマイ 5
市内バス 2 Mac 10
关东→東莞 鉄道 65.5 ビール(車販) 5
汽車弁 10
合計 579 220 210.7
総合計 1009.7
日本/中国は別途 人民元