《黎平・肇興・従江・通道早廻り》 

1.靖州から黎平を経て肇興へ

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2013年9月

9月に時間が空きました。
そろそろ、貴州省・湖南省・広西の少数民族・侗族を中心とする旅も行ける範囲は行き尽した感もあるので
集大成とすべく旅を計画しました。
とは言っても基本的には無計画で、湖南省の靖州への切符を買っただけで出発しました。

9月7日に鉄道站へ行き、切符を買い求めました。
閑散期だったので切符は容易に買えましたが、本来は寝台が欲しかった
のですが既に完売で、やむなく硬座(2等座席)でした。



   出発点はいつも通りの広東省の東莞で、鉄道の站も『東莞站』でした
   が、この駅名が最近『常平』に変更されました。

     もともと、東莞市常平鎮に在る『東莞站』は東莞市の中心部からか
     なり離れていて奇異に思われていましたが、将来の鉄道網の整備
     計画の関係からか『常平』に変更されたものと理解しています。

K586 
站; 深圳西
点站: 成都
站次 站名 达时间 开车时间 时间
1 深圳西 9:02
2 常平 11:07 11:10 2小5分
3 广州 12:03 12:25 3小1分
4 佛山 13:05 13:08 4小3分
5 14:41 14:47 5小39分
6 16:55 16:58 7小53分
7 茂名 18:45 18:53 9小43分
8 河唇 19:46 19:49 10小44分
9 玉林 21:12 21:21 12小10分
10 22:19 22:22 13小17分
11 23:48 23:51 14小46分
12 柳州 0:42 1:05 15小40分
13 融安 3:25 3:33 18小23分
14 通道 6:07 6:09 21小5分
15 靖州 6:34 6:37 21小32分
16 怀化 8:48 9:00 23小46分
17 10:13 10:19 25小11分
18 松桃 11:31 11:43 26小29分
19 秀山 12:12 12:18 27小10分
20 12:59 13:03 27小57分
21 黔江 13:57 14:04 28小55分
22 武隆 15:19 15:24 30小17分
23 涪陵 16:18 16:26 31小16分
24 寿 17:01 17:07 31小59分
25 18:00 18:25 32小58分
26 合川 19:07 19:15 34小5分
27 遂宁 20:20 20:29 35小18分
28 成都 22:49 点站 37小47分

常平発が11:10なので10時頃に常平站へ行きました。
到着後に電光掲示板に『586列車遅延1時間27分』という表示を
見つけて愕然としました。
仕方なく站構内のMacへ入り、コーヒーを注文しました。



実際は12:32発で1時間22分遅れでした。
車内はほゞ定員で、多客期のようにデッキや洗面所に座り込む乗客
はなく,硬座ながら比較的楽な汽車旅でした。

靖州着は翌日(9月9日)の07:24(50分遅れ)でした。

靖州に到着後、1元の公交バスでバス站(バスターミナル)へ移動。


早速、『黎平』へのバス乗車券を買い求めました。
  08:00発 25元

発車間際にバスの屋根上にアヒルの積み込みがあり、実発車は
多少遅れました。

『黎平』行きのバスは定刻を少し遅れてバスターミナルを
あとにしました。

ところが20分ぐらい走った時に、『バーン』という大きな
物音がしました。

バスはそこでUターンしてバスターミナルに戻り出しました。

バスは出発したバスターミナル内の修理工場へ入りました。
そこで乗客を乗せたままジャッキアップしてタイヤの交換が
始まりました。

下: パンクしたタイヤ。パンクというよりもバーストに近いですね。

   パンクはタイヤに穿孔が生じ空気が漏れる状態にあるにの対し、
   バーストはタイヤの構造が一気に破壊される状態となる。
   前者は穿孔部分をふさぐことで修復可能であるが、後者は不可能
   である。(Wikipediaより)

タイヤの交換は直ぐに終わり、9時前に改めて
『黎平』を目指して出発しました。

そして、11時前に『黎平バスターミナル』に到着
しました。

きょうはここ黎平で1泊して次の目的地へは明日
9月10日に向うことにしました。



このところ、バス站際の《燕都賓館》に泊まっていたので、
行くと『満室』ということで断られました。

そこで、昨2012年7月に断られた完成したばかりの《桜花
時尚酒店》
へ行くとすんなりと168元と高めの値段ですが
泊まることができました。

2.《工事中の肇興》

9月10日、早起きして06:20発の1番のバスで『肇興』
へ向いました。


  黎平から肇興へのバスの切符はいつも理解の範囲を
  超えています。
  切符売り場へ行くと、バスの中で、といわれ、バスの
  車掌に規定通りの21元を支払うと一旦下車した車掌
  が暫くして戻ってきて私に手渡したのは『新平』という
  行き先の20元の切符でした。
  確認すると、この切符で肇興へ行けるとのことで問題
  はないのですが、
     行き先の異なる切符
     料金の違う切符
  の理由が判りません。

バスは順調に走行しました。ところが、肇興の集落の手前で運転打ち切りとなり、乗客は全員降ろされました。

実は、前月の8月に肇興を訪問した友人から、『肇興の集落全体が工事中で面白くなかった』との情報を得ていました。その関係かな
と思い、切通しを通って集落へ入る橋を渡ると、川の中で大規模な整備が行われているのが目に入りました。新造された大きな水車が
数基あります。肇興は数度目の訪問ですが、今まで水車はありませんでした。

橋を渡って肇興のメインストリート、といっても1本ですが、に突き当たり、そこを左折すると驚いたことにはメインストリートが全面に
亘って改修中でした。これでは小型のバスさえも集落には入っていけません。  集落の手前でバスの運転が打ち切られた理由が
が判りました。

改修の模様をご覧にいれます。

メインストリートの南の取っ掛かりの部分は改修が完了していました。

当初の考えは、肇興で1、2泊して従江方面へ行くことでしたが、こんな状況では肇興に泊まる気がなくなりました。
工事現場をカメラに収めたのは11時前後で、では従江へ行こうとバスの打ち切りになった所へ戻りました。訊ねると、従江への
バスは3時半とのことでした。工事中で土ぼこりの舞う道端で4時間も待っておられません。思案した末に出した結論は『黎平へ
戻る』ということでした。

     
     肇興の工事による通行止めの事前案内はなかったのかと黎平へ戻ってからバス站内を見てみると、切符売り場の
     掲示板に小さな張り紙を見つけました。余程注意をしていないと見逃します。

黎平へ戻ってきたのは午後2時過ぎでした。『従江』行きは明日9月11日にして黎平でもう1泊することにしました。

同じホテルでは面白くないので新規開拓ということで『黔城大酒店』へ行くと外人は駄目と断られました。
次に『黎平大酒店』へ行くと188元とのこと、少々高めだったのでチェックインはしませんでした。
以前泊まったことのある『金泰賓館』を安全牌に押えておいて、『航路賓館』を覗くと80元と言われましたが悪くは
なさそうなのでそこにしました。

3.従江のバスターミナルが新站へ移転

9月11日は一番のバスで従江へ向いました。

バスは定刻に黎平を発車し、快調に完成してまだ間のない高速道路を『洛香』まで走行して、そこから先は従来の道路を従江へ
向いました。

09:00少し前に従江のバスターミナルに到着しましたが、思い出の詰まった慣れ親しんだバス站ではなく『新従江站』でした。
(旧站の東方向に約1km、即ち三江寄りです)


   建物に向って左が車両の出入り口になっていました。
   そして、そこに『熱烈祝賀従江新汽車站 8月24日開業運行』と書かれた看板が横に掲げられていました。 
  

新站に掲げられていた路線図です。

多くのバス站でタイムテーブルが電光板に替わっています。
  
  目的の行き先の次のバスを知るには若干不便です。従来どおりの大きな看板の方が私には便利だったのに。  

昨日は黎平で80元のホテルに泊まったので、きょうは少し贅沢しようとして旧バス站の方に2~300メーター歩いた所にまとも
そうなホテルを見つけたのでそこにチェックインしました。『観音閣大酒店』で130元でした。

『観音閣大酒店』チェックインしたのは
午前中の10時半頃でした。

部屋に入り、撮ってきた写真を整理し
ました。
つい先程新従江バス站で撮ってきた
電光掲示板のバス方面別発車時刻表をPCの大画面で眺めて、まだ間に合う12:00発の『帮土・双江』
行きに乗って往復することにしました。バス站へ行ったところ、12:00発は運休で13:30発といわれま
した。
双江まで38km、帮土まで40km、多分2時間ぐらいでしょう。従江への戻りもある筈だ。

バスの運転手に折り返しの従江行きの
バスはあるよね?と訊くと、ある、との
こと。安心して谷坪などの侗族の集落
を見ながら双江へ。双江から帮土まで
は未舗装のかなり酷いガタガタ道。
帮土は小さな侗族の集落でした。

右の地図には記載されていませんが、
歩王の・双江の西北の川沿いです。

到着したのは、3時半頃でした。バス
を降りて同じ運転手に何時発かと訊く
と明朝7時発というではないですか・・・

どうやら、私の中国語は通じていなか
ったようです。

荷物は従江の観音閣大酒店です。仕方
なく、帮土で泊まることとして宿を探しま
したが、招待所風の木賃宿が3軒ほどあ
りましたがどこもかなり長く休業or廃業ら
しく、声を掛けても無駄でした。

こんな所で野宿かと諦めて或るよろずや
の店先で腰をおろして思案していると40
代の主人が・・・

事情を話して40元で双江へバイクで送っ
て貰うことにしました。でも、オフロードを
バイクで、というのはもうこりごりだと思い
ました。

何とか双江に辿り着きました。

70元といわれた『双江賓館』にチェックインしてシャワーで土ぼこりで汚れた
身をきれいにしてやっと一息つきました。

4.9月12日 従江から通道へ

従江から次は何処へ・・・

   1)三江へ出て龍勝経由桂林へ
   2)三江経由で通道へ

とにかく、三江へ出ることにしました。

従江発10:30のバスでした。
三江着は3時間後の13:30でした。

従江発10:30のバスでした。
三江着は3時間後の13:30でした。

三江のバス站に到着すると、横に『通道』
行きのバスが待っていました。

この通道行きのバスは直行ではなく林渓
や牙屯堡を経る鈍行バスでした。

この通道行きのバスは直行ではなく林渓や牙屯堡を経由
する鈍行バスは時間がかかったものの面白いバスでした。

通道到着は18:15でした。

通道では少し贅沢(プチ贅沢)してバス站近くの『華程大酒店』にしました。(128元)

5.9月13日 通道から深圳への戻り

   翌9月13日に戻ることにしました。

    通道の鉄道站(火車站)は市街地からかなり遠くにあります。バスで
    小一時間掛ります。わざわざそこへ行って当日の切符が入手できず
    引き返すのは時間とお金の無駄なので避けたいと思っていたら、バス
    站の斜め向かいに『火車票』という看板を発見。早速そこへ出向いて
    窓口に行き先を書いた紙を差し出すと、すんなりと当日の切符が買え
    ました。

    窓口の係員は、わざわざ《県渓》と書いて、ここへ行くようにと親切に
    指示をくれました。

       早速ホテルに戻り荷物を持ってバス站へ行きました。県渓への
       バスは頻発で10元。(フロントガラスの右上の行き先に火車站
       の文字が見えます)  
《県渓》のバス站に到着したのは11時頃でした。通道火車站はそこから徒歩で3分程度です。

右は火車站から県渓のバス站を望んだところです。
距離は200m程度しかありません。

通道の火車站は発着する列車が少なく、切符売り
場の開いている時間も僅かしかありません。

場外の切符売り場で
買ってよかったと思い
ました。もし、朝早くに
バスに乗って火車站
に来ていても11時の
窓口のオープンまで
待つ必要がありました
から・・・

K585 
成都
点站 深圳西
站次 站名 达时间 开车时间 时间
1 成都 18:52
2 遂宁 20:32 20:51 1小40分
3 潼南 21:27 21:31 2小35分
4 合川 22:03 22:10 3小11分
5 22:49 23:15 3小57分
6 涪陵 0:48 0:56 5小56分
7 黔江 3:41 3:53 8小49分
8 秀山 6:27 6:38 11小35分
9 松桃 7:06 7:16 12小14分
10 8:29 8:32 13小37分
11 怀化 10:00 10:18 15小8分
12 靖州 12:34 12:38 17小42分
13 通道 13:11 13:17 18小19分
14 牙屯堡 13:46 13:50 18小54分
15 三江 14:21 14:24 19小29分
16 融安 15:24 15:30 20小32分
17 柳州 17:28 17:41 22小36分
18 18:26 18:30 23小34分
19 19:55 19:59 25小3分
20 玉林 21:07 21:15 26小15分
21 茂名 23:35 23:45 28小43分
22 3:29 3:35 32小37分
23 佛山 4:55 5:01 34小3分
24 广州 5:35 5:47 34小43分
25 常平 6:39 6:41 35小47分
26 深圳西 8:04 点站 37小12分
列車はほゞ定刻でした。

でも、翌日の常平・深圳西への到着は定刻より約4時間という大幅な遅れでした。

年 月 日 行  程 手 段 交通費 宿 泊   食 費 他
2013年9月8日(日) 常平→ 鉄道切符 152.3 缶ビール 5.0
Mac(コーヒー) 8.5
2013年9月9日(月)  →靖州 バス站へ 1.0 2.0
煙草(1カートン) 30.0
靖州→黎平 バス 25.0 168.0 ビール(2本) 7.0
2013年9月10日(火) 黎平→肇興 バス 21.0 おこわ 5.0
ビール(1本) 3.0
肇興→黎平 バス 21.0 80.0 煙草(2ヶ) 6.0
2013年9月11日(水) 黎平→従江 バス 36.0 煙草(2ヶ) 6.0
公交バス 2.0 おこわ 5.0
従江→ バス 25.0 (従江) 130.0 2.0
土→双江 バイタク 40.0 (双江) 70.0 ビール(3缶) 9.0
2013年9月12日(木) 双江→従江 バス 25.0 ビール(3缶) 7.5
従江→三江 バス 32.0
三江→通道 バス 29.0 128.0
2013年9月13日(金) 県渓へ バス 10.0 おかゆ 3.0
ビール(4缶) 10.0
通道→ 鉄道切符 156.5 5 煙草(2ヶ) 6.0
(手数料) ピーナッツ 4.0
2013年9月14日(土)  →深西
合計 575.8 5.0 576.0 119.0
総合計 1,275.8
(元)

通道は湖南省です。侗族の集落が数多くあり、侗文化を色濃く残して
いますが、余り知られてはいません。今回、いいパンフレットを入手し
ましたのでご紹介します。


     通道の侗族文化


また、貴州省黎平の今年の春節の行事の予定を記したパンフレットも
入手しました。来年の春節時の訪問に参考になると思われます。


     2013年春節行事プログラム